2013年2月21日
2023年9月13日
「銀婚式」篠田節子
例によって新聞で連載してた小説の続きが気になって。うちは三大新聞を六ヶ月ずつローテーションしてるのでこういうことになる。ただ、まったく読む気になれないものも中にはあるので、新聞連載だからといってすべて面白く読めるとは限らない。好みもあるけど、大多数の読者に訴えるとしたらある程度その日の分のトピックみたいな部分て必要なのだろうなあ。毎回でなくとも、だいたい◯◯字くらいで引きを作る、みたいな。
この作品は日曜版掲載なので字数はわりと多く読み応えがあった。もちろん篠田さんなのでいつも期待を裏切らない安心のクオリティ。毎週楽しみだったので新…
2月に読んだ本
2013年2月11日
2023年9月13日
「血霧」パトリシア・コーンウェル
おお、もう19作目になるのか…最初からのファンとしては感慨深い。
主要な登場人物たちは相変わらず完全無欠、なのに(だから?)様々なトラブルに巻き込まれる。ちょっとやそっとのトラブルではない、心身ともに傷つき疲れ果て、命の危険に何度も晒される。何でも持っているはずなのに幸せになれない。誰もかれも悲惨な殺人現場や状況を知りすぎている故か、あまり神を信じてるようにみえない。真に信じられるのはただ自分のみ。
日本のように八百万の神がいるわけではなく、自然からもたらされる恵みや災害を荒御魂・和御魂とみなし、人の力の及ばないものと…
1月に読んだ本
2013年2月6日
2023年9月13日
門田隆将 さん二連発 「太平洋戦争 最後の証言」陸軍玉砕編
自分の感情や推測や予断といったものをなるべく排し、あくまで調査した内容・インタビューしたそのままを忠実に再現しようという強い意図がみえる。シンプルで端正な文章が相まって、濃い、辛い内容ながらとても読みやすい。あの戦争を兵士として戦った人の生の話を聞いて、本としてまとめることはこの先もう難しいだろう。タイトルの通り事実上最後だ。そういう意味でも相当な覚悟を以て書いた本だと思った。父の叔父がフィリピンで亡くなっているので「陸軍玉砕編」から買ってみたが、他のも読みたい。
どこでどのように亡くなったかわか…
空蝉(二)オフィスにて♪
2013年1月15日
2022年6月8日
遂に追い詰めた!微笑むヒカル、危うし人妻!頼れるものは自分だけ!回避できるか、今そこにある危機!
「侍従ちゃんてば・・・今時B級映画でもこんなベタな煽りしないって」
「あら右近ちゃん、わかってないわね。時代はいつも王道を求めるものなのよ♪」
「(王道の解釈ちがくない?)まあいいわ、続きつづき」
・・・・・・
「まさかヒカルが三たび忍び込んでいるとは、夢にも思ってない空蝉さん。きっと私のことなんてもうお忘れね、やれよかった、と思いつつも、あの妖しい夢のような一夜が昼も夜も頭から離れない」
「ほうほう。つれないそぶりをしてはいても、やっぱテキは超絶…
2012年11月~12月の読書の記録および新年の決意
2013年1月14日
2023年9月13日
あーあついに年明けてしまった、と思っているうちに鏡開きも終わりはや成人式。
遅ればせながら&誰にともなく、謹賀新年。今年もよろしくお願いいたします。
今年は単なる「読書&映画鑑賞記録」ブログから脱皮したいものです。
えーと何読んだんだっけ。年々記憶力が怪しくなっていくのが自覚されてきたので、こうやって記録しておくのも意味があるのかもなあと思ってしまう自分がイヤ(泣) 「一刀斎夢録」浅田次郎
幕末ものは若い頃はあまり興味がなくて、ほとんど読んだことがなかったのだが、軽く後悔している。今更すぎるが面白いじゃないか・・・何しろこの時代の男は非常に格好良い。背筋…
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