「ババヤガの夜」
読みだしたら止まらなくなって、あっという間に読み終わってしまいました。日本人作家初のダガー賞(2025)受賞の快挙を成し遂げた作品。

「ババヤガの夜」王谷晶(2023初版、河出文庫)
ババヤガってなんぞや、というのが最後までわからずググってしまいました。おおーーーーなるほどそうかそうか!と納得&感心したので、未読の向きは是非読み終わってから確認してほしい。
すごいバイオレンス&アクションで非常にわかりやすい筋なのだが、実は小説ならではのトリックが仕掛けられていて、最後の最後におおっとなります。というかそんなこと別に気にしなくていいから何も考えず読んだらいいと思う。ジェンダー的なナンタラカンタラも多分(かなり)含んでいるんだろうけど、そこも別に置いていい。単純に話が面白い、キャラクターが魅力的、それに尽きる。
しかしこの作品、最初から翻訳して外国で売ること前提で書かれたのだろうか?タイトルも、このまんまでインパクト大よね(The Night of BABA YAGA)。文章もキレがよくて素直なので翻訳しやすい気がする。きっと何らかのメディア化を目論んでるはず!アニメ映画化超期待!

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