ちいかわ映画が大量のお客を集客する中、行ってきました。その割には人いたかもしれない(書き方)。洋画ガンバレ。
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— KADOKAWA【洋画公式】 (@KADOKAWA_pic) August 5, 2026
『#デッドマンズ・ワイヤー』💥
水曜日は映画をお得に観られる
サービスデイ🍿✨
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ガス・ヴァン・サント監督が実話をもとに描く最新作をぜひ劇場でご覧ください👀🎬 pic.twitter.com/jkuwT38sGu
「デッドマンズ・ワイヤー」ガス・ヴァン・サント
Dead Man’s Wire / Gus Van Sant(2026米)
何しろガス様なのでクオリティはほぼ担保されてると言っていい。安心して観た。さすがのキレキレ画角、ボロ車で朝の町を流しているだけでカッコイイのは何でなんだぜ。特に主役トニーの目力すげえ!と思ったら、ビル・スカルスガルドって「IT」のペニーワイズじゃん!なるほど納得!
さて実話に基づいたストーリーであるからして、ネタバレしたところでさして問題はない。ただ、「極悪企業VS一般庶民の息詰まるようなアクション映画!」を想定すると大きく外れる(そんな人いないか)。というのもこのトニー、もうのっけから挙動不審。言ってることも、一見筋が通ってるようで通り切れてない。そして情緒が著しく不安定。瞬間湯沸かし器みたいに激昂したかと思えば、メチャクチャ物分かりがよく親切な面もみせる。冷静かつ落ち着いた対応もできる。目力が強い以上に、何をしてても目立つ「目」の輝き。そう、誰がどうみても「精神的に何かの問題を抱えてる(自覚無し)」人なのだ。
だがこれは「オカシイ人に絡まれた善良なる市民の企業人」の話というわけでもない。実際の取引内容は最後までハッキリとはわからないが、違法とまではいかずともやや強引な手法であったようなことは匂わされている。妻も子供もいないある意味無敵の人であるトニーの、何かのトリガーを引くきっかけはおそらく、人質にされた息子の方ではなくあの父親だったのかもしれない。というか間違いなくそう。と思わせるアル・パチーノの怪演、実にすんばらしかった。
最初から最後まで、理不尽だらけだ。誰かの理は他の誰かの理不尽であり、その逆もあり得る。激しく交錯する理不尽は無関係な人にとってはエンタメにもなり、TVとリポーターが供給、視聴者が消費する。元の事件を知らなかったのでラストはちょっとビックリした。そうなるんかーい。ひたすら人質の彼が気の毒すぎる(彼がすべての理不尽を引き受ける結果になった、といっても過言じゃない)。トニーは極悪人ではないにしろ、かなり大迷惑な困った奴ではある。何ならあの父もそれ。中々キツイ。脇にもそういう人大勢出てくる。特にFBI、その扱いが典型的なアレ過ぎて、周囲の地元警察他関係者が無言のまま「んなこたあワザワザ黒板書かなくても最初っからわかり切ってるだろがこのクソボケカスが」みたいな雰囲気を醸し出してるの笑った。確かにこれプロファイルするまでもないよなあ(笑)。善と悪とは綺麗に区分けされてはいない、常に混沌としている。
いうわけでなんもスカっとしない・最初から最後までモヤモヤしかない映画だけれど、そういうの大好物ですありがとうございました。面白かった!
