思い出の痕跡

  最近、夢の感じが少し変わって来たような気がする。以前より画像が鮮明かつ感触もしっかりある。何でだろう?


 学校にいる。年齢的には高校生なのだが、校舎は通っていた小学校のそれに似ているようだ。三階の一番端にある特別教室に入ろうとしたところ、男子が横から割り込んできた。咎めると、彼は私にハンドルを渡して「代わりにやってくれ」と言う。部屋に入り、奥の機械にハンドルを取り付けたもののけっこう重くてなかなか回らない。ハンドルの回転と同時に大きな扉のようなものが上下に開いていく。回しきったが中に何があるのかはわからなかった。

 授業が終わったので廊下に出た。次は漢文の試験があるという。私は驚いて

「えっ何も勉強してない!ノー勉で受けるしかない」

と口走り、友達にヤバイじゃんと笑われた。何で何もやらなかったんだ?まあでも今持ってる知識で少しはいけるか、出来なかったにしても一度のテスト結果くらい何てことないだろう、と思う。

 自分のクラスの教室に入ると、映画が始まって皆で観た。左側の席の男子がずっと実況している。主人公の隣にいる井上が、と「井上」の話ばかりしている。誰の事かはわからない。

にほんブログ村 その他日記ブログ 見た夢へ

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」(映画)

  実は封切り直後に観ていた。だいぶ感想が出そろった感もあるし、もうええやろと。

 当日は時間をちょっとだけ勘違いしていて、予告編終了直前にギリ駆け込み。もちろん平日昼間だが一番広い部屋でかなり席は埋まってました。


「プロジェクト・ヘイル・メアリー」フィル・ロード&クリストファー・ミラー

Project Hail Mary / Phil Lord & Christopher Miller(2026米)


 のっけからワクワクが止まらず、ずっとウキウキしつつ観てた。もちろん時間制限のある映画であるからして、上巻でグレースがわけもわからず悪戦苦闘するところはかなりコンパクトに端折られていたものの、何しろグレース役のライアン・ゴズリングが本人連れてきた?!と思うほどイメージ通りだった。「ダイ・ハード」でのブルース・ウィリスよろしく、困った顔が絶妙に似合う俳優というのは案外少ない。眼鏡の使い方も含めナイスキャスティング。「ラ・ラ・ランド」に出てたのは知ってたが、「バービー」のケンもか!!おもろ!!紛れもなく実力派俳優ですね。

 そしてロッキー。まずロッキーの宇宙船がメチャクチャかっこよの上超絶美しい!何だアレは。特にエアーロック!これまた美しい!まるで魔法のような動きにうっとりする。映画ならではの表現よね。あれで折り紙とか、飛び出す絵本とか作ってほしいわ(高そう)。ロッキーはもっと恐ろし気な外見をイメージしてたので予告編の時点で怖さが足りなくない?と思っていたのだが、もういい。可愛いので許す。可愛いは正義。

 地球組もよかった。カールはまたもそのまんま。エヴァは正直イメージ違った。原作のエヴァは「何事にも動じない仕事デキのつよつよ女史」で殆ど感情を見せない。ただ映画においてそのキャラで行くと、エヴァの良さを理解されないまま終わりそうな気はする。すごい頼りになるしかっこよで私は好きだけど、ただ冷たいだけの女って印象になりかねない。なので映画のエヴァはエヴァで原作とは別人として考えた。実際別だ。原作のエヴァならカラオケ歌わない(あの場面でエヴァの差異は全く気にならなくなった。ナイスアイディアだ)。

 しかしいつも思うけど、こうして全世界が一丸となって世界の危機に立ち向かうっていいよね。現状をみるに到底無理な気もしてくるけれども、それはそれで。映画は夢の世界だから。

 それにしてもグッズがないのは不満!不満!不満!パンフが売り切れだったのはともかく、グッズが何もないことを知った時の絶望(ショップを三周はしたぞ)。隣にいた若いお姉さんも私と同じく、店内をぐるぐるさ迷っていらした。メアリー号やロッキーの船のプラモとか、各種キーホルダーとか、アースボール編みぐるみとか、ダクトテープ風マステとか、いくらでもあるやろがい。今からでもいいからSONY頑張ってえ。SONYなら出来るはず。とりまステッカーほしい。吹替観に行こうかしら……。

にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ

「木挽町のあだ討ち」(小説)

  読みました!小説も面白かった!第36回山本周五郎賞、第169回直木賞受賞(2023)。

「木挽町のあだ討ち」永井紗耶子(2023)

 まず思ったのは、よくもまあこの濃密緻密にして完成された話を、映画は上手いこと二時間にまとめたもんだねえということ。仇討ちを成し遂げ国元に帰って来た若様・菊之助について加瀬が各所から話を聞いて回る、という形はそのままに、それぞれが抱える事情を言葉ではなく役者の見た目、所作、セリフ回しで見事に表現してみせた。つくづくよく出来ている。そしてそれは勿論、原作の出来の良さ故でもある。それぞれの話を一幕として、主たる語り手の独壇場となる構造がすっきり美しくて気持ちいい。

 中でも、特に菊之助の心の動きが相当詳細に描かれていたのはよかった。そういう子だからこそ周りも皆こぞって味方についた、としっかり納得できる(それにしてもその理由を所作含むビジュアルで説得し切った長尾くん、キャスティングと演出すごい)。映画では菊之助の体験を加瀬に移し替えてるところもあって、そこも上手い。映画より小説の方がいいじゃんとなったりその逆もあったりするけど、これは両方!イイ!です。どっちから入っても問題ないけど、強いていえば私は、前提知識無しのまま映画を先に観てよかったと思っています。なにしろ絵と音で入るインパクトが凄かった。もう少し長く上映続いてほしいけど近所の映画館はどこもそろそろ終わるっぽい。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ

にほんブログ村

「正体」

 続くムッスメネフリシリーズ。略してMNtS(たぶんあと数週間で終わる)。これも観たかったのに観損なったやつ。第48回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞(横浜流星)、最優秀助演女優賞(吉岡里帆)、最優秀監督賞(藤井道人)の3つの最優秀賞を受賞。

 

「正体」藤井道人(2024)

 面白かった!最初から最後まで、一切ダレることなく突っ走った。まず主人公・鏑木慶一役の横浜流星さんの走りっぷりが素晴らしい。古の名画「逃亡者」を思い出した(ただし主人公が本当に罪を犯したかどうかは終盤まで伏せられる)。主人公を執拗に追う又貫(山田孝之)はさしずめレ・ミゼラブルのジャヴェール。横浜流星さんの演技力はもはやいうまでもないですが、冒頭のとある場面の「目」が秀逸でした。たぶん観ればわかる。目力というものではない、こっちの肝がスっと冷えるような、どう解釈していいのかわからない強い光を放つ目。まんまと作品世界に引きずり込まれてしまった。映画館で観たかったなー、惜しいことをした。

 この映画、ネタバレなしで観た方が絶対に面白いので、未見の方はこの先は読まないように。

 逃げる鏑木に関わる人々もそれぞれにのっぴきならない事情を抱えていて、それが鏑木の「諦めない力」に突き動かされるかのように、引っ張られ、繋がり、自身の運命すら変えていく様子が気持ちいい。これが鏑木の「正体」が少しずつ明かされていくのと同時進行なのだ。身をやつしていても、隠しきれない純粋さと賢さが、何気ないエピソードで積み重ねられて、真相が明かされる段より随分前に、ああこの人はきっと何もやっていないと確信できる。

 ひとつだけ引っかかったのは、鏑木が犯人と誤認される経緯。さすがに無理があるやろ、と思ったが、原作はもっと???な感じらしい。読んでみるかな(いつもの)。 

にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ

結局どこに行きたいのか

 夢の中で目覚める、から始まるという珍しいパターンだが、その後はお決まりの「なかなか目的地に着かない夢」。途中からその目的もブレるブレる。目覚まし鳴って中断してしまったのは残念。

 実家の部屋で目覚めた。時計を見るとまだ夜中の二時半だ。お風呂に入らず寝てしまったから、と思い風呂場に行くと、娘とその従姉が並んで湯船に浸かってお喋りしている。どう見ても小学生くらいの年頃の二人に、あなた達今何時だと思ってるの長風呂過ぎよと注意して上がらせ、自分はシャワーだけで手早く済ませた。

 風呂場を出て気がつくともう七時だ。早く着替えなくては、いやまず新学期の支度を何もしていないではないか。間に合うだろうか。慌てて自室に行きカバンを出して必要なものを詰めていく。何か足りない気がするがもう仕方ない。制服はどこにあるんだろう?体操服も必要だ、下に着るのだし。そうこうしているうちに八時になっていた。早く行かないと。

 居間と自室を行き来しているうち外に出た。大勢の人々が大きな建物の前で列を成している。学校はこの建物の向こうにある。とりあえず列に加わり中に入った。殆どの人は何かのカードをタッチして入場しているが、私も娘も持っていない。係員に、カードを持っていなくても通れる列だと説明されたものの、他のゲートと全く見た目は同じ。心配だったが難なく通ることが出来た。

 建物には大きな会社がいくつも入っているらしく、途中でルートが細かく枝分かれしている。新入社員らしき女子たちが集団で、楽しそうにお喋りしながら歩いていた。私たちが進むべきはそのルートではない。ついていかないよう気をつけていたが、一向に建物から出られない。焦るうち、ようやく出口らしき場所に辿り着いた。

 誰かが教えてくれたバスに乗り込む。見覚えのある道をどんどん走っていく。良かったこれで家に戻れる、だけど学校には遅刻だよと後ろにいる娘に声をかけたところ、真後ろの席に息子が座っているのに気づいた。中学生くらいの年か。バスを教えてくれたのは彼だったのだ。お礼を言うと息子はニコっと笑った。

 バスは猛スピードで走っていく。途中で休憩がありバスを降りた。橋の上だ。周囲は山に囲まれており、橋の両側には店もあってにぎわっている。川は青くとてもきれいで、岸近くの水中に恐竜や何かのキャラクターの巨大オブジェが四体ほど置かれていた。同じバスに乗っていた会社の先輩が、早速写真を撮り始めた。ふと見ると橋は片方に柵がない。これは危ない、と皆で移動する。橋を渡り切った先には広場があり、ところどころから水が噴き出している。先輩はそこでも撮影を続けた。

にほんブログ村 その他日記ブログ 見た夢へ