もの書く日々

おさ子です。のんびりまったり生きましょう。

「怪談のテープ起こし」「みみそぎ」

2026年3月3日  2026年3月3日 
定期的に読みたくなるホラー物。今回二冊とも実話怪談・モキュメンタリーホラーの類。ちょうど今週の朝ドラ「ばけばけ」にて、「お化けがこわい」と「言葉の通じない異国に行くのはこわい」とは違う、というセリフがあったが、共通するのは「わからないもの」に遭遇した時の心の動きで、異なるところは前者が「話が閉まれば終わり」であるのに対し、後者は「祖国に戻るまでずっと続く」ことかな。この二冊ともに前者のはずなのに何だか終わった感がなく、嫌な感触が纏わりついたまま、というところが秀逸。以下、少々ネタバレ気味なので注意。 「怪談のテープ起こし」三津田信三(2016)  はる…

「センチメンタル・バリュー」

2026年2月27日  2026年2月27日 
観ようと思っていた映画の時間を間違えていて、急遽こちらを観ることにした。雨の平日にもかかわらず結構な人出。雨だからか。2026年ゴールデングローブ賞最優秀助演男優賞受賞(ステラン・スカルスガルト:お父さん役)、2025年カンヌ国際映画祭コンペティション部門グランプリ(監督)。 🏠 pic.twitter.com/vZ17cGsXqV — NOROSHI 『センチメンタル・バリュー』 (@noroshi_gaga) February 25, 2026 「センチメンタル・バリュー」ヨキアム・トリアー Affeksjonsverdi /  Joachim Tri…

「ウォーフェア 戦地最前線」

2026年1月27日  2026年1月27日 
Twitter(x)で見かけてシリーズ。戦争映画を映画館で観たのは久々かも。 「ウォーフェア 戦地最前線」レイ・メンドーサ アレックス・ガーランド Warfare /  Ray Mendoza,  Alex Garland(2025米)  アレックス・ガーランド監督は「シビル・ウォー アメリカ最後の日」を撮った人(未見。観たい)。共同監督のメンドーサは元米軍特殊部隊として従軍経験を持つ。彼の「 イラク戦争での実体験をもとに、最前線の極限状態を可能な限りリアルに再現した。(映画.comより)」 という。以下、ちょいネタバレ注意(とはいえ全く問題ない気はする)。  映画…

「図書館の魔女 高い塔の童心」

2026年1月20日  2026年1月20日 
ゆっくり読んでいたらこんなに時間が経ってしまった。次も購入済み。今回ネタバレとかまったく気にせず書く!のでご承知おきくださいまし。てか「図書館の魔女」は良いぞ!超絶面白いよ!読もう! 「図書館の魔女 高い塔の童心」高田大介(2025) 「図書館の魔女」エピソード0。幼いマツリカとハルカゼとの出会い、心を通わすまでの話。  と言ってしまえばよくある感じなのだけど、マツリカが規格外れの類まれなる才知持ちなので流れは全く平凡ではない。しかし最終的にハルカゼの心を掴んだのはその能力ではなく、とある非常に子供らしい行為(とはいえマツリカだからこその表現)であった(…

「新しい花が咲く -ぼんぼん彩句-」

2026年1月19日  2026年1月19日 
怒涛の年末年始を経て積読消化ちう。なのに日々絶賛増加してるのは何故なんだ(いつもの)。 「新しい花が咲く -ぼんぼん彩句-」宮部みゆき(2025)  他人の作った俳句をベースに書いたという変わり種の短編集。十二編あるのだが、このタイトルと企画から受けるのどかなイメージはどの話もない。こんな短いのに(短いから?)何故ここまで濃密に、ズッシリ書けるのであろうか。それでいて語り口はいたって軽やかで且つ物語としてキチンと完結してるのだ。のっけから胸糞話、人怖ありSFありホラーありファンタジーあり、続きが読みたくなるのも多々ある。どれもこれも素晴らしいしどこから…

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