tag:blogger.com,1999:blog-87079088477816407042024-03-10T11:47:56.679+09:00もの書く日々おさ子です。のんびりまったり生きましょう。おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.comBlogger828125tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-65601626484296691292024-03-06T17:39:00.001+09:002024-03-06T17:53:31.559+09:00「アウトサイダー」<p> 熱は大したことなかったけど頭痛と倦怠感がそれなりにあったので動画は観る気にならず、本ばかり読んでました。しかし病中に活字なら読めるというのも我ながらおかしい。面白かったわ久々のキング。</p><p><b>「アウトサイダー 上下」スティーヴン・キング</b></p><p><b>The Outsider <span face="sans-serif" style="background-color: #f8f9fa;">Stephen King(2018)</span></b></p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1577e4c0.04f65099.1577e4c1.46a0fe1c/?pc=https%3A%2F%2Fproduct.rakuten.co.jp%2Fproduct%2F-%2F7ab6bdbaa7e24ed6ff3153747efae322%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjEsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=21122634&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F1644%2F9784167921644.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a>
<p>「ファインダーズ・キーパーズ」三部作「<a href="https://osakaroom.blogspot.com/2019/04/blog-post.html" target="_blank">任務の終わり</a>」からの世界線が繋がってるこの作品は2018年刊行(米)だけど、ちょうど虚偽告訴騒ぎが持ち上がっていたさなかに読んだのでタイムリーにも程があった。</p><p> 話としてはミステリー仕立てであり、勿論ホラーでもあるが、正直化け物が出てこようが来まいがどっちにしろホラー。</p><p> どういうことか、なるべくネタバレにならないように言うと、</p><p>「ひとたび『罪人』と世間に見なされてしまうと、本人が何を言おうと客観的事実がどうあろうと、疑いを晴らすには途方もなく時間と手間がかかる。名誉を完全回復することはほぼ不可能に近い」</p><p> という話。昔からある問題ではあるけど、実際に具体的な現代の物語として目の前に持って来られると相当怖い。今はどんな情報であれインターネットに乗ってニュースサイトやゴシップサイト、SNSによって瞬時に行き渡ってしまうし、センセーショナルであればあるほど、胸糞悪ければ悪いほどその速度と伝播性はアップする。訴訟大国で弁護士が身近なアメリカでも(だからこそ?)ここまでのことになるのか……と背筋が寒くなる。コロナ前に書かれたもののはずだが、完全に「伝染」「感染」の速さと恐怖を先取りしてる。</p><p> キングが描く邪悪は人であれ人外のものであれ、ファンにはお馴染みのものではあるが、その切り口はいつも時代に沿って新しい。それこそ血も滴りそうなほどのフレッシュさ。よくもよくもこんなとんでもない状況を思いつくわ。そう、今回も超絶やな感じイ!なのだ(褒め言葉)。</p><p> 歴史の浅い国といわれたアメリカももはや建国240年近いわけで、それなりに色々と積みあがってきた感はある。ホラーパートがもはや民俗学のかほり芬々なのだ。詳細は控えるが、日本でいういわくつきの土地とそれにまつわる云々かんぬん的な。</p><p> しかし日本ならばそういう場には神社なり祠なり鎮めるための宗教的装置が作られたりしてお祓いなりするけれど、アメリカってどうするんだろう?一応祈りは捧げるのかな。あんまり聞いたことない。下手に土地がデカいもんだから放置して移動、人よりつかない、で終わりなのかな。ああでも同時多発テロは跡地に記念碑が立ってるか。ただ慰霊碑という扱いではないし、教会とかはないんだよね。下手に宗教色持たすと色々問題あるからなのかもしれないけど。大丈夫なものなのかそれで、と日本人としてはつい思ってしまう。</p><p> これはこのままシリーズ化するのかなあ。ビル亡きあとの探偵事務所、ホリーの大活躍はこの先もずっと観たい。</p>
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<p> Twitter(x)で見かけて気になったので読んでみた(そういうの多し)。新書でさして厚くもない本だが読了するまでそれなりに時間かかった。浄土真宗盛んな地域に生まれ育ったものの、私はあまりにも仏教に対する知識がないと折に触れて思い知らされる。何千年も頭のいい人がこぞって考え抜き議論をたたかわせ打ち立ててきた宗教ですもん、半端ないですわ!などと小学生以下の感想を述べるしか出来ることがない。とはいえ文章は非常に論理的で気持ちよく、読みやすい。すぐにすっと理解できてどんどん次に進めるか?というとそんなことはない。人によると思う。</p><p> この本をひとことでいうと「人間としてのブッダ」をより当時に近い姿で浮かび上がらせる試み。その試み自体は目新しいことではないらしいが「歴史問題として扱われた」ブッダは、「研究者たちが己の願望をブッダという権威に語らせてしまった」だけで、真の姿とは到底いえない「新たな神話」が誕生したにすぎなかった(19世紀)という。ここらへんは、歴史学者・呉座さんも繰り返し書いていらっしゃる「時代ごとの思想・フィクションによる歴史的人物・出来事のイメージ変遷および改ざん」の図式が思い起こされる。神話的存在を脱却して学問的に実像を見極めようとしたけど別のバイアスかかっちゃいました、というのはありがちな話なんだろうな。そりゃ人間、自分の生きてる時代のことしかわかりませんもの。いや、それすら全貌を理解し尽くしてるかといったらそんなことはない。そも今の時代がどういう時代かなんて、終わってみないとわからないことも多々あるし。難しいね。</p><p> それはともかく、全体的に丁寧な論の組み上げ方、きっと何回読んでも完全に理解したとは言えないだろうけど、この感じは好きだ。これぞ人文知。私も精進しなくては、いい年なんだし。</p><p> 以下、いつものように個人的に面白いなと思ったところ、覚書メモとしてまとめておく(例によってぜんぜん間違っとる!誤認識!な可能性も大ありのありなので鵜呑み禁止、流し読みでヨロです)下線や強調は私によるものです。</p><p><br /></p><p>・仏教はバラモン教と対立する沙門仏教のひとつとして生まれた。生まれではなく行いを問えとブッダは説いた。輪廻や解脱といった世界観は共有。どうやって果てのない輪廻から脱け出すか、の辺りにブッダの先駆性がある。</p><p>・「解脱した者は死後に再生するのか?」の問いにブッダが沈黙を守った理由:</p><p>個体存在は五要素(色・受・想・行・識)に分解される→要素それぞれは「未来に生起しない性質のもの」である→つまり解脱した者=完成者(如来)となった五要素は死後に存在しない</p><p>これら「解脱に資する仏教的な思考法」による分析なしにただ「存在する/しない」で答えることは解脱に資さず、かつ誤解を生む恐れがある。</p><p>→問いそのものが「間違った立てられ方をした質問」なので「答えない」が正解</p><p>・ブッダは「自己原理」の存在を否定。業と輪廻の世界観を受け入れながらも、来世に何かが影響するという考え方には与さず、<u>現世での努力や精進が重要</u>であるという立場をとった。</p><p>・ブッダは個体存在の五要素と同じように、現象世界の成り立ちを分析。全宇宙が六つの認識器官(眼・耳・鼻・舌・身・意)とそれに対応する六つの対象(色・声・香・味・触・法)という十二要素から構成され、そのいずれもが無常であり、恒常不変の自己原理ではないと主張。これが「一切」であり、<u>これを超越するような存在はない</u>。</p><p>・ジャイナ教では輪廻の主体として霊魂がある、そこに「業」が錆のように付着している、苦行により払わねばならないと説いた。ブッダは苦行を否定。個体存在は<u>原因と結果の連鎖によって過去から未来へと輪廻する</u>、その輪廻の根本原因は煩悩であり、これが来世を生み出す促進剤である。つまり煩悩を断てば積み上げられた業もすべて不活性化するとみなした。</p><p>・輪廻の苦しみを終わらせるためには「無知(無明)」をはじめとする煩悩を断じなければならない、という主張は他宗教にはみられない。この「<b>縁起の逆観</b>」こそインドにおけるブッダ創見であると評価できる。<br /><br /></p><p>(覚書ここまで)</p><p><br /></p><p> 書いてみて気がついた。この本そのものが輪廻のなかにいながら煩悩(無知)を断つような構造を目指してる。何を言ってるのか自分でもよくわからんけどひらめいた。多分この感覚もすぐに消える。だから書いておく。</p><p> それにしても万物を性質別に要素に分け、互いに動き影響しあって自己なるものを形づくっているだけで「恒久不変の自己」なんてものはない、という考え方は、古代インドにおいて一体何をどう思索したらひねり出されてくるんだろうか。物凄く理性的というか、頭悪い言い方すると理系頭な印象。哲学から派生して様々な学問が生まれ出たというし、何がどう影響してここに至ったのかはわからないが、高レベルの頭脳が行きつく真理は似通ってくるんだろうか。</p><p> この本、ガッチガチの理系の人こそ読んでみてほしい気がする。ド文系の私では見えないものが、何らかの科学を専門とする人たちにはスっと入ってくる部分が多々あるんじゃなかろうか。私がここでいうまでもないことかもしれないけど。</p><p> 仏教って凄いわ本当に。</p><p> ただこの本が出るまでのスッタモンダを考えるに、まあなんといいますか……まだまだ解脱には遠いんだろな。</p>
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<p><b>「カーテンコール」筒井康隆(2023)</b></p><p> いやー面白かった。一気読みが勿体なくてゆっくり読んだつもりが二日で読了。25編それぞれに全く違う話なのに当たり前だがどれもまごうかたなき筒井ワールド。作家の手持ちのカードたる「言葉」がみっちみちに詰まってる。しかも今もその脳内メモリが絶賛更新中であることも窺い知れる。これで終わりだなんてとんでもないことでございます、ずっとずっと書き続けてくださいませ。というか、書かずにいられなくなるはず。</p><p>「虫を起して卒倒する」なんて言い回し、軍歌や都都逸や民謡や、その辺の親爺が作った変な替え歌を普通に盛り込める現役作家はもう他にいません。(「白蛇姫」)</p><p> ふざけてばかりかと思えば、とんでもなくピュアで透明な泣かせる話も書けちゃう(「川のほとり」)、自分の作品の登場人物ばかりか往年の有名作家さんたちも登場させて当時の口癖を再現できちゃう、かと思えば複雑カオスな現代社会現象をラッパーも真っ青な切れ味とリズムに乗って歌い上げちゃう(「コロナ追分」)、ここまで書き続けてきたからこそのスキルと妙味。お願い引退しないでー!!!</p><p> ところで「川のほとり」は亡き息子さんと夢で遭う話なんですが、ところどころあまりにリアルでビックリでした。夢の話にリアルっていうのも変だけど、人間の脳の仕組みはさほど変わりないということなのかも。ただ、筒井さんの語彙力と経験値が圧倒的すぎるので出てくる情報に大きな差はある(だからフィクションですって)。 </p><p><br /></p><p><br /></p><p> どうにも腑に落ちなかったので原作を読んでみた。</p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1577e4c0.04f65099.1577e4c1.46a0fe1c/?pc=https%3A%2F%2Fproduct.rakuten.co.jp%2Fproduct%2F-%2Fa905a118acbc709745f6cbc9d0da6c21%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjEsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=18987017&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F2545%2F9784344032545.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a>
<p><b>「身代わり忠臣蔵」土橋章宏(2018)</b></p><p> 一日かからず読了。普通に読みやすくて面白かった。案の定というかなんというか、やはり映画と全く違う「考証」のキャラであり話の展開。とはいえ昨今話題になっている「原作改変」問題には当たらない。映画の脚本も同じ人だからだ。</p><p> この作品自体は特に引っかかるところもなく楽しめた。何より、</p><p>「武家社会において愚鈍な上役の失態のせいで苦労させられる部下たち」</p><p> という図式が明確なので、そこに武家生まれとはいえ武士ともいえず・僧ともいえず・民草ともいえない考証がぽーんと放り込まれるというのが物語として面白かった。完全に異分子のはずの考証が知らず知らず、バランサーとしての役割を果たさざるを得なくなる展開も無理なく丁寧に組み立てられていた。</p><p> うーん、じゃあ何でなのだろう。やっぱりわからん。映画でのあの大胆な?改変はどういうこと?まず上記の図式がすっかりぼやけてしまった。愚鈍な上役は将軍・吉良上野介・浅野内匠頭の三人のはずが、上野介のセリフや描写が圧倒的に酷すぎるせいで浅野の欠点がかすんでしまった(小説では両者とも大概だが、手を出してしまった浅野がより悪いという解釈)。お上側も、将軍様の初手の対応のまずさ(喧嘩両成敗を適用しなかった)より、吉保の悪辣さがクローズアップされてたし。 </p><p> 何より主人公のキャラが違い過ぎる。原作をまんま踏襲しても十分面白いキャラになったと思うけどなーあの俳優さんなら。むしろ原作の考証のほうがイメージ通りな気が。</p><p> などとつらつら書いてみたものの、結局は「映画での笑いどころが好みに合わなかった」に尽きるのかもしれない。ドリフで育った世代だし銀魂大好きだし相当寛容な方だと思ってたんだけど私もメンドクサイオタク側なんだわきっと。今頃気がついたんかいとセルフ突っ込みをしつつじっと手を見る。むーん。</p><p><a href="https://book.blogmura.com/bookmemo/ranking/in?p_cid=10253303" target="_blank"><img alt="にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ" border="0" height="31" src="https://b.blogmura.com/book/bookmemo/88_31.gif" width="88" /></a></p><p><a href="https://book.blogmura.com/bookmemo/ranking/in?p_cid=10253303">にほんブログ村</a></p><div></div>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-47374340328470070972024-02-15T16:23:00.000+09:002024-02-15T16:23:20.233+09:00「身代わり忠臣蔵」<p> 所用を済ませたついでに、時間がちょうどよかったので観てみた。封切されて間もないのとサービスデーもあって結構人多し。年齢層高め。</p><p>※ネタバレあり注意!</p><p><b>「身代わり忠臣蔵」河合勇人(2024)</b></p><blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />今日は <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%87%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サービスデー</a> !<br />\<br /><br />映画『<a href="https://twitter.com/hashtag/%E8%BA%AB%E4%BB%A3%E3%82%8F%E3%82%8A%E5%BF%A0%E8%87%A3%E8%94%B5?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#身代わり忠臣蔵</a>』は<br />絶賛上映中です🎉<br />ぜひ劇場でご覧ください👥🤫 <a href="https://t.co/AdYE9coltU">pic.twitter.com/AdYE9coltU</a></p>— 映画『身代わり忠臣蔵』公式 大ヒット上映中! (@migawari_movie) <a href="https://twitter.com/migawari_movie/status/1757660947512967372?ref_src=twsrc%5Etfw">February 14, 2024</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p></p><p> 監督の河合さんはお初……と思いきやドラマ「ダメな私に恋してください」の人!深キョン可愛かったわ毎週観てたわ。原作の漫画も読んでたけど、ほぼ違和感なかった記憶。</p><p> でこの作品。忠臣蔵は大まかな筋立ては知ってるけど詳しくはない、という程度。ムロツヨシさんはNHK大河「どうする家康」での豊臣秀吉役が記憶に新しい。ストーリーも非常にわかりやすかった。まあタイトルまんまやし。前半は完全にコメディタッチで、ドリフのコントっぽい場面が次々繰り出され、後半はシリアス寄りとみせかけて不謹慎ギリギリな場面をぶっこんでくる、といった感じ。</p><p> まず一人二役のムロさんすごい。他の役者さんたちもそれぞれに素敵。往年の「時代劇」への大いなるリスペクト、オマージュもふんだんてんこ盛り。殺陣も本格的でカッコいい。テンポも軽やか。</p><p> 決して悪くない、悪くないんだけど……</p><p> どうにもこの映画の笑いどころ?に乗れなかった。ギャグとシリアスの切り替わり方が合わないというか。会場はそこそこ沸いてたから私だけの問題かも。狡猾でサイコっぽい秀吉のイメージが強烈すぎたか?主人公のキャラが最後までイマイチ掴めなかったのはそのせい?</p><p> 終盤の不謹慎シーンは大迫力だし面白かったんだけどちょっと勿体ない気がした。ムロさんの登場タイミング早すぎじゃないかなあ。大体察しはついていたので、もうちょっと引っ張ってほしかった。そしてラスト。もうひとこい!ひとひねり!ほしかった!せっかくムロさんなんだし。原作もこういう展開・終わり方なのかな。脚本・原作は同じ土橋章宏さんということだから、改変したわけでもないよね?うむむ。読んでみるべきか。</p><p> とはいえネット上ではおおむね高評価だし「忠臣蔵」ニワカな私には見えてない部分も多々あるのだろう。単純に好みではなかったというだけかもしれない。まあこれもまた映画の醍醐味ということで。 </p>
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おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-47972009264018800112024-02-15T15:22:00.000+09:002024-02-15T15:22:06.629+09:00「禍根」<p> 前作「<a href="https://osakaroom.blogspot.com/2019/01/blog-post_56.html" target="_blank">烙印</a>」から実に五年ぶりの最新作。待ってましたよ本当に。既に前作の紙本、ショップによっては在庫なし。やはり紙本買っておくのは大事だな(家が溢れる)。</p><p><b>「禍根 上下」パトリシア・コーンウェル</b></p><p><b>Autopsy Patricia Cornwell (2021)</b></p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1577e4c0.04f65099.1577e4c1.46a0fe1c/?pc=https%3A%2F%2Fproduct.rakuten.co.jp%2Fproduct%2F-%2F440d54935135486f33fe1b16c45ee9e9%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjEsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=21111479&pc=https%3A%2F%2Fimage.rakuten.co.jp%2Fbook%2Fcabinet%2F8978%2F9784065298978_2_3.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a>
<p> 米国での出版時期とほぼ被る、コロナの大嵐が吹き荒れた後のアメリカ。ケイは再び古巣のヴァージニア州検屍局長に復帰する。なるほど、まるで一作目に戻ったかのような舞台設定。だがそこで待っていたのは前局長の大量の置き土産と冷ややかな目――。</p><p> 公明正大で誠実な振舞いを心がけつつも真実を得るためならどんな労力も惜しまない、男前ケイが戻ってきたー!長年のファンとしては嬉しい限り。権力の亡者のような前局長とその子分にネチネチ痛めつけられながらも毅然として立ち向かう姿は本当に痺れる。ネタバレになるので詳細は言わないが、今回は事件の絡まり具合が絶妙で、謎解きが非常に丁寧な感じがした。すわデカい陰謀か?!と素人なら思ってしまうようなスケールでかい案件を、ケイが冷静に(時々こっそり心中で悪態をつきつつも)一つ一つ手作業で解きほぐし明らかにしていく。そして最後は死ぬほど美味しそうなお料理場面で〆。ああ、これよこれ!まさに帰ってきたケイ・スカーペッタ!</p><p> あまりにも出来すぎるせいで多方面から引っ張られるけど同時に嫉妬ややっかみもすさまじい。周囲もなかなか落ち着かない(ルーシーやマリーノがいつもの超シゴデキ☆キャラになってて嬉しいけどやっぱり不安定で不穏)。これもまたこのシリーズではお馴染みの流れではある。</p><p> コロナ禍で起きた悲劇、暴動のあとの荒廃した都市の姿も何気なく描かれているが、想像以上に酷い状況だったのだなとあらためて実感。作者の、新たなテクノロジーへのアンテナの感度は全く鈍っていないし、チャレンジ精神もまだまだ旺盛とみた。とりあえず続き、続きをはよ。 </p>
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<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1577e4c0.04f65099.1577e4c1.46a0fe1c/?pc=https%3A%2F%2Fproduct.rakuten.co.jp%2Fproduct%2F-%2F5f5bae4ec1e04ef446222239be24417f%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjEsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=20949413&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F9337%2F9784101269337.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a>
<p> 朝井さんの作品はデビュー作の「桐島、部活やめるってよ」を読んだと思う(たぶん)。ずいぶん前なので中身は忘れてる……が、何となくどういう文体だったのか読んで思い出した。いや文体は普通なのよね。人物の会話の流れとか心情の表現が独特。すごく読みやすい文章なのにいちいちモヤモヤする。ずーっとモヤモヤしっぱなしで読み終わっても持続する。おそるべきモヤモヤ。</p><p> かといって淡々としてるわけではない。登場人物それぞれの視点で語られる形式で、話はうねりながら徐々に交わり、サクサクと進んでいく。当然のように山場もある。およそ自分中心でそれぞれ勝手なことばかり思う登場人物たちだが、積もり積もって拗れた気持ちを言葉にすることで、わずかながら解決するし進展もないわけではない。なのにちっとも油断できないのだ、それこそ物語の扉が閉まっても。</p><p> 年齢もさまざまな人物の中で、特に大学生たちの関係性と言動がリアル。会話も、考えている内容もどこか芝居がかっていてむず痒いことこの上ない。ただただ真っすぐで一生懸命なのだが、それは微笑ましいというものでは決してない。端的にいって恥ずかしい。何が恥ずかしいのかよくわからんのだけれども。若い頃の自分の甘さ愚かさ傲慢さを鏡で見せつけられてるような感じ?学祭の実行委員なんてやったことないんだけどね。</p><p> とはいえ人間というものは年を重ねたからといって必ずしも大人になるわけでもない。つか、全員同レベルといっても過言ではない。何なら一番年かさで社会的地位も高いお父さんが最も現実を見てなかったりするのだが、彼も痛烈な「鏡」を突きつけられる。これがまたキッツイ。結局は「ごくありふれた普通の」悩みを抱える大学生の八重子ちゃんが一番物事を喝破してたというオチも痛烈。</p><p> アンタら何やっとんねんいい年して。振り出しやん。というどうしようもなさと、それでも何とかしのいで生きていく、人同士の繋がりがあればこそ。というやや恥ずかしいベタベタな結論に回帰するのだ。何を言ってるのかわからないと思うが私もわからない(笑)。</p><p> 最初から最後まで、良い意味で読者の予想や期待を裏切り続けるこの作品、映像ではどう表現したんだろうか。映画は<span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; letter-spacing: 1px; text-align: justify;">第36回東京国際映画祭のコンペティション部門で最優秀監督賞および観客賞を受賞してる。評判も上々だったし</span>ますます気になってきた。いつか観よう、きっと。</p>
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<p><b>「ゴールデンカムイ」久保茂昭(2024)</b></p><p><br /></p><p> 映画はもっぱら平日真昼間勢の私。封切直後もあり一番デッカイ部屋・最後列センター席は早い時間からきれいに埋まってた。年齢層は色々だけどやや若め?</p><p> のっけから度肝を抜かれた、二百三高地の戦闘シーン。漫画のイメージそのまんまなのに全く別物の表現(当たり前か)がそこにあった。大体はどちらかの方がいいとなるものだけど、そうじゃない。そもそも甲乙つけること自体間違い。絵で見せる凄みと映像で見せるそれとは全く別、ということがはっきりとわかった。大量のエキストラを投入し戦場のリアルを徹底追求したというこの場面だけでも、映画館に来た甲斐があるというものだ。</p><p> あらゆるところに深い拘りを感じる映画だが、決して原作を読んでるコアなファンだけに向けた作品じゃない。まったく知らなくても十二分に楽しめる。元々</p><p>「アイヌの隠し金塊を探す」</p><p> という極めてシンプルな話だからというのもあるけど、それにしても非常にわかりやすく・説明口調にもならず・上手くまとめ上げられていると思う。</p><p> そして何より出色なのは登場人物の再現度の高さ。予告編で大体把握はしていたものの、見た目だけでは決して!ない。全員、役柄を完全に理解してなり切ってる。アシリパさんの胸元の羽がふわっと舞い上がる絵面とか、もうね。微に入り細を穿つこのパーフェクトな「金カム」の世界下で、ハリウッドばりの超絶アクションシーンが次から次へと繰り広げられるわけですよ。たまりません。あっという間の、夢のような二時間でした。メチャクチャ面白かった!</p><p> これ次回作どうするんだろ。このクオリティならば、出来れば映画でずっとやってほしいな。このテンポのよさ、テンションの高さは映画ならではだと思う。</p><p>【余談】Twitter(X)でも呟いたけどエンドロールに「地域資料提供 福井県文書館」と出て驚いた。なんと同館では<span face=""Segoe UI", Meiryo, system-ui, -apple-system, BlinkMacSystemFont, sans-serif" style="background-color: rgba(0, 0, 0, 0.03); white-space-collapse: preserve;">明治28年発行の「実測北海道全図」を所蔵しており、</span><span face=""Segoe UI", Meiryo, system-ui, -apple-system, BlinkMacSystemFont, sans-serif" style="background-color: rgba(0, 0, 0, 0.03); white-space-collapse: preserve;">石狩国など11か国の表記や、札幌・小樽・根室・函館などの市街地図がみられるとのこと。この文書館含む「<a href="https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/archive/" target="_blank">デジタルアーカイブ福井」</a>、超充実していて私もよくお世話になってる。さすが福井県ですわね(ドヤ)。</span></p><p><span face=""Segoe UI", Meiryo, system-ui, -apple-system, BlinkMacSystemFont, sans-serif" style="background-color: rgba(0, 0, 0, 0.03); white-space-collapse: preserve;"> もうひとつ余談だけど、このエンドロールどころか、エンディング曲が始まったあたりで出て行ってしまった方が……多分、年配の方?何か事情があったかもだけどモッタイナイ!ていうか、曲が始まってからエンドロールまで結構間があるうえに色々ある(意味深)ので、これから観に行く皆さんは会場が明るくなるまで席にいましょうね!</span> </p>
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おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-54408636515122804242024-01-21T00:22:00.005+09:002024-01-21T00:27:44.377+09:00「検証 ナチスは『良いこと』もしたのか?」「骨灰」<p> 積読消化も溜まっていく今日この頃。ガンバレ私。</p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1577e4c0.04f65099.1577e4c1.46a0fe1c/?pc=https%3A%2F%2Fproduct.rakuten.co.jp%2Fproduct%2F-%2Fc285e85ca8f69c9507f9c4c9418c17dd%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjEsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=20989528&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F0808%2F9784002710808_1_2.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a><div><p><b>「検証 ナチスは『良いこと』もしたのか?」小野寺拓也 田野大輔(2023)</b></p>
<div> Twitter(x)で見かけて読みたくなった。二段組だが非常に読みやすくわかりやすい文章で120頁。元史学科長女、こういう本よく授業で読んだわと言いつつ夕食後に一時間ちょっとで読破してた。 </div><div> 私自身の、ナチスに対する最大の誤解といえば</div><div>「民主主義の国で普通に選挙をして勝った」</div><div> と思い込んでいたことだ。</div><div> まったく普通ではなかった。</div><div>「国民の求めるところを的確につかみ、感情を揺さぶる言葉やイメージに転換して」「左派への危機感を利用して弾圧を強化」、「ヴァイマール憲法の制度上の脆弱性や物理的な暴力行使によって政敵を委縮・弱体化させた」結果としての一党独裁であった。</div><div> 人は利によって動くし、情によっても動く。人間を人間でないものに変えるのではなく、人間であるからこその特質を最大限に利用しているところが恐ろしく、醜悪なところだ。ヒトラーが目指したのは「『民族共同体』の構築によって国民の支持を取り付け、それによって『敵』に対する戦争や暴力を可能にすること」だった。ナチズムの訳語は「国家社会主義」ではなく「国民(もしくは民族)社会主義」でなければならないことの理由がここにある、という。</div><div> もうひとつ、私が長年疑問だった「ナチスによって強制移住させられた人の家屋敷や財産はどうなったのか」だが、多くはナチス政権が吸い上げ、一部やはり国民にも分け与えられていた。多くの人が追放された誰かの服や帽子やアクセサリーを身にまとい、誰かの家具や道具を家に置き普通に使っていたということか。出所を誰もが理解していたかどうかはわからないが、なんともグロテスクである。その人たちは戦後に断罪されることこそなかったかもしれないが、何を思っただろう。密かに処分してなかったことにしたのだろうか。</div><div>「民族共同体」から異分子や病巣は取り除かれなければならないという思想の下、「共同体」に利することなら何でもありの世界は、日本でいう「因習村」を思わせる。おそらくどこの国でも、どの民族でもあり得る話なのだ。悪魔ではない「人間」が「人間」の集団を囲い込み扇動して、巨悪を作り上げてしまうというのは。</div><div> 人間の「意思」というものは恐ろしい。「お気持ち」を馬鹿にしてはいけない。簡単に過激に振れてしまうものとして、慎重に・注意深く扱わねば。</div><div><br /></div><div><br /></div>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1577e4c0.04f65099.1577e4c1.46a0fe1c/?pc=https%3A%2F%2Fproduct.rakuten.co.jp%2Fproduct%2F-%2F67b65a5d15e4a4a8be74c09a53dc17da%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjEsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/38a06871.83e70585.38a06872.9a1c8645/?me_id=1278256&item_id=21772740&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Frakutenkobo-ebooks%2Fcabinet%2F9667%2F2000012189667.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a>
<div><b>「骨灰」冲方丁(2022)</b></div><div><br /></div><div> 冲方さんの本格ホラーは初めて読むかもしれない(他にあったっけ?)。現代ものとはいえ題材が、日本古来からの禁忌やなんやかやが入り乱れて強火の異世界感。ちょうど今、大河にて平安の「穢れ」がホットな話題になっていたため、私的にはタイムリーだった。ただしこっちは穢れなんて生易しいものではない。</div><div> 例によってネタバレ超禁止!な話なのでこれ以上は語れないのだが、一つだけここで言っておこう。年末に「令和に開く耳嚢」を百話完結させたのだが、その中のとある話と同じようなエピソードが出てきて真面目にヒエっとなりました。ま、まあホラー物によく出てくるやつといえばそうなんだけどさあ……ちょっと鳥肌立ったわ……</div><div> あとは、これはきっとワザとなんだろうと思ってるんだけど、登場人物の誰一人として好きになれないし信用ならない。最初から最後まで。それがまたこの物語にピッタリ嵌ってる。いやもう本当うまいですわ流石。映像化しないかなあ。</div><div> </div></div>
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">♪。・*<br /><br /> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%B1%E8%A1%8C%E3%81%93?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#映画カラオケ行こ</a>!<br /> 🎶オピニオンコメント🎶<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%92%E3%83%A3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ヒャダイン</a> (音楽クリエイター)さん <a href="https://twitter.com/HyadainMaeyamad?ref_src=twsrc%5Etfw">@HyadainMaeyamad</a><br />「愉快痛快なコメディを期待してたら、おやおやこれは甘々な青春ラブストーリーではないですか!!… <a href="https://t.co/wUr1yBg500">pic.twitter.com/wUr1yBg500</a></p>— 映画『カラオケ行こ!』公式 (@moviekaraokeiko) <a href="https://twitter.com/moviekaraokeiko/status/1747182745116463165?ref_src=twsrc%5Etfw">January 16, 2024</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p><b>「カラオケ行こ!」山下敦弘(2024)</b></p><p><br /></p><p>和山やまさんのコミック原作は未読なので、ほぼ何の前提知識もなく観たのだが、なんだろうこの感じ。とにかく、<span style="font-size: large;">メチャクチャ!面白かった!</span>そもそも野木亜紀子さん脚本、綾野剛主演というところで一定レベルが保証されたに等しいのだが、予想をはるかに超えていた。長女にすごくよかったから是非観てほしいと言われた時も、その言葉を信じないというのではなかったが</p><p>「これタイトルなんとかならんかったんか?もうちょっと違うタイトルだともっと流行るんじゃ」</p><p> などと思っていた。本当にすみません私が盛大に間違っておりました。あのタイトルでいいですっていうかあのタイトル以外ありえなかったですハイ。しかし、帰宅して次女に超面白かった!といって簡単にストーリーの説明をしたら</p><p>「まったく面白そうと思えない」</p><p> と言われてしまった。アアアア……</p><p> <span style="color: #444444;">合唱部部長でソプラノパートをつとめる男子中学生がヤクザの若頭に歌を教えてくれと頼まれ、カラオケに通いつめる話</span></p><p> ……すまん、このストーリーを事前に知ってたら行かなかったかもしれない(←)。いやでもね、違うんですよ、良いんですよ。中学生の日常を細部まで拘りつつリアルにかつファンタジックに(両立するんだ…という不思議)、ちゃんとドラマティックに描いてみせた傑作です。中学生役の斎藤潤くんはオーディションを勝ち抜いた16歳。この子がまたとてつもない演技力。もうどこから見ても中学生、家でも学校でも。そりゃこの間まで現役中学生だったんだから当然だろうと思いがちだけど、むしろこんな若い子がこれほど自分自身の世代の特徴を的確にとらえて役に溶け込ますのって大変なことだ。ヤクザの若頭を演じる綾野剛の圧倒的な存在感にも負けず、セリフも多くはないのにしっかり渡り合っているのは本当凄いですよ。</p><p> 細部に神が宿りまくってる映画なんでこれ以上はネタバレできないのが辛いい。絶対面白いから!!私を信じて!!私が信じられないなら綾野剛さんのこの言葉でどうだ!</p><p><span style="font-size: large;">「たおやかでやさしい映画」</span></p><p> どうか一人でも多くこの映画を観てくれますように。</p>
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おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-80899015704700312642024-01-16T14:44:00.004+09:002024-01-16T14:44:48.863+09:00荒れる町<p> 長く不穏な夢。続きが見たい。</p><p> ちなみに初夢もメッチャ長くて奇妙で面白かったのに忘れ去った。忙しくて書く暇なかったのよね。悔やまれる。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhNTnJKi4wuOkweeT3Y3LsfSKEXQffI_i67UX8YgoTUl2C_vko_QyAM1o_ESNluvDA6WYVdWtucJVdxrSVtlGJ32NqfwhEXbWE5RXyCE3no46s_GS5Uumywk150CaPQ_CPZd8SVMzK-3fWbs8eSxsKJiuDX_v313GxgVKWZCYYI-4RbqzaZy3GbdRDFqcuB/s1143/20240116.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1143" data-original-width="1079" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhNTnJKi4wuOkweeT3Y3LsfSKEXQffI_i67UX8YgoTUl2C_vko_QyAM1o_ESNluvDA6WYVdWtucJVdxrSVtlGJ32NqfwhEXbWE5RXyCE3no46s_GS5Uumywk150CaPQ_CPZd8SVMzK-3fWbs8eSxsKJiuDX_v313GxgVKWZCYYI-4RbqzaZy3GbdRDFqcuB/s320/20240116.jpg" width="302" /></a></div><p> 久しぶりにテニスをすることになった。コートに立ち、大きなズダ袋に入っているボールを取り出してサービスを打つ。が、久々すぎてトスがうまく上がらない。一球目はネットを越えてしまい、二球目も到底打てない位置に上げてしまった。三球目を取り出そうと袋を探ると、ボールだと思っていたものはハンバーガーだった。崩れかけている。ラケットのガットにも食材がこびりついている。しまった、これは私が買ったものじゃないのに。相手に弁償しなくてはと思い歩き出したところで画面が変わる。</p><p> マンションの一室にいる。自宅のようだが知らない場所、子供たちもまだ小さい。私と夫も今より若い。</p><p> 部屋の片側はマンション内の通路に面している。一番下の子があついーと言って窓を開け、外に出てあおむけに寝転んだ。誰か通るかもしれない、危ないからよしなさいというが聞かない。</p><p> まもなく窓の外が騒がしくなった。何か事件が起こっている。通路に、銃を持った警察官らしき人々が急ぎ足でやってきた。夫が強い口調で、今すぐ中に入って窓もカーテンも閉め切れと言ったので、さすがの末っ子も素直に従った。</p><p> 薄暗い部屋の中ですることもなく食事を作って食べる。この先、電気やガスもいつまで使えるのだろうか。買い物もままならなくなるのではと心配になり、今のうちに何か買ってこようと一人外に出た。</p><p> 町は騒がしかった。あちこちで争うような声が聞こえる。なるべく人のいない道を選んで店に行こうとしたが到底辿り着けそうもない。諦めて家に戻った。マンション内も大勢の人が歩き回っており物騒きわまりない。家族で息をひそめ籠っていると、突然施錠したはずのドアが開けられ、黒っぽい制服を着た警察官が入ってきた。</p>
<a href="https://diary.blogmura.com/sleepdream/ranking/in?p_cid=10253303" target="_blank"><img alt="にほんブログ村 その他日記ブログ 見た夢へ" border="0" height="31" src="https://b.blogmura.com/diary/sleepdream/88_31.gif" width="88" /></a><div><a href="https://diary.blogmura.com/sleepdream/ranking/in?p_cid=10253303">にほんブログ村</a></div>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-31277548032032980812024-01-01T10:57:00.003+09:002024-01-01T10:57:49.837+09:002024(令和6)年明けましておめでとうございます<p> </p><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiz9CfSRE-tQ4QR5aNdG3BdgK7VKAETyWBXRu5cjVB7BGkok4TPTNxIYC_hq00c8TcdlKYFHKCz8uhOwKLPqnMyi6T-AUfZ3IqOnnG8qgsHwUJmshyphenhyphenDLsrKQwX8vcNEeExh93bCtcxtetXaye7ITJlhWQH9zfWHomi8p3xkO_H_nzHP_o_wAZia2NG_WMZp/s4032/IMG_0793.jpeg" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="4032" data-original-width="3024" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiz9CfSRE-tQ4QR5aNdG3BdgK7VKAETyWBXRu5cjVB7BGkok4TPTNxIYC_hq00c8TcdlKYFHKCz8uhOwKLPqnMyi6T-AUfZ3IqOnnG8qgsHwUJmshyphenhyphenDLsrKQwX8vcNEeExh93bCtcxtetXaye7ITJlhWQH9zfWHomi8p3xkO_H_nzHP_o_wAZia2NG_WMZp/s320/IMG_0793.jpeg" width="240" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">今年は昇り龍でひとつヨロ</td></tr></tbody></table><br /><p></p><p>何年経っても変わり映えせず、辺境にて引き篭もるばかりの当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。今年はもっと映画を観て本も読んで、創作も頑張ろうと思います(と宣言して自分を追い込むスタイル)。紫式部の大河も始まるし大変ですわ毎週(謎)。</p><p>ともあれ、どちら様におかれましても健康第一・家内安全で!インフル辛いですからね!コロナ他感染症にも引き続き注意ですわ!</p><p>本年も何卒よろしくお願い申し上げます。</p><p>令和6年元旦</p><p> おさこ</p>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-87673066094653958652023-12-22T17:38:00.001+09:002023-12-22T21:40:37.611+09:00「フォックスキャッチャー」「THE PROMISE 君への誓い」<p> 大掃除をしつつの録画消化。どっちも特に理由なく何となく観た。ら、両方重量級だったわ汗。</p><p><br /></p><p><b>「フォックスキャッチャー」ベネット・ミラー(2014米)</b></p><p><b>Foxcatcher <span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; color: #505050; font-size: 15px; letter-spacing: 1px;">Bennett Miller</span></b></p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F14427954%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=18219500&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F2217%2F4988111112217.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a>
<p><span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; color: #505050; font-size: 15px; letter-spacing: 1px;"> </span><span style="background-color: white; letter-spacing: 1px;">監督は「<a href="https://osakaroom.blogspot.com/2010/03/blog-post_21.html" target="_blank">カポーティ</a>」を撮った人。さもありなん。つかアンミカさんの義兄なのね!知らんかった。</span><span style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"> </span></p><p><span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"> それはともかく映画。タイトルだけは知ってたものの前提知識皆無で観て、ラスト近くでえええ?!となった。実際の事件をベースにしているが、当時も動機がよくわからず不可解だったらしい。とはいえこの映画、特に何らかの答えを出そうという意図はなさそう。淡々と事の経緯を追っていくスタイル。</span></p><p><span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; letter-spacing: 1px;">「大富豪がパトロン&コーチについて、レスリングでオリンピック優勝を目指す」</span></p><p><span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"> という胸躍る展開のはずが、なぜか最初から不穏な雰囲気しかなかったのはコレなんかー!と唸った。以下ネタバレなんで少し離しとく。</span></p><p><span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; letter-spacing: 1px;">・・・・・・・・・・</span></p><p><span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"><br /></span></p><p><span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"><br /></span></p><p><span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"> 兄に頼りきって生きてきた、兄を超えられない弟。母に認めてほしいのに認められない息子。この二人の不安定さがそのまんま映像に現れてる。この世の中、お金で解決できることは多々あるけど、どうにもならないこともまた多々ある、と当たり前の事実を実感。それにしてもどの俳優さんも素晴らしい演技。かなり見ごたえありました。</span></p><p><br /></p><p><br /></p><p><b>「THE PROMISE 君への誓い」テリー・ジョージ(2016米西合作)</b></p><p><b>The Promise <span face=""Noto Sans JP", sans-serif" style="background-color: white; color: #505050; font-size: 15px; letter-spacing: 1px;">Terry George</span></b></p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15483592%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=19141895&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F9702%2F4562475279702.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a>
<p><span style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"> 監督は「ホテル・ルワンダ」を撮った人。脚本も書いてる。此方は第一次大戦時のアルメニア人大量虐殺事件を描いた映画。このタイトル、あまりにも軽すぎない?どうにかならんかったんか?と当初思ったが、最後まで観たらああもうコレしかないよね……という気持ちに。色々と察せられる感ある。</span></p><p><span style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"> 何より平穏な日常がいきなり激変する瞬間が怖すぎ。富裕層を連行して家財産没収、移住と称して村から追い出すばかりか途中で皆殺し……映画が真実そのままを描いているかといえばそれは違うだろうし、すべて鵜呑みにするべきでもないとは思う。思うが、残念ながら同じような惨事は人類史上何度も何度も繰り返され、またぞろ現代でも起きてる。数十年前に映画「略奪の大地」を観た時には「遠い昔遠い国で起こった酷い事」と感じた。「ホテル・ルワンダ」で起こったことも不条理で不可解だった。でも今やかなり身近に来てる気がするのが恐ろしい。</span></p><p><span style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"> どんな理由があろうと、ある民族を根絶やしになるまで殲滅するなんてこと、到底受け入れられないし認められない。けれどそういうことを何かのきっかけで「普通の人間」がやってしまうんだよね。人間はかくも弱い生き物だ。</span></p><p><span style="background-color: white; letter-spacing: 1px;">「一番の復讐は生き延びることよ。何としても生きて」</span></p><p><span style="background-color: white; letter-spacing: 1px;"> この言葉、そしてタイトルの「the」にどれほどの重みと深みがあるか、ラスト近くで嫌というほど思い知る。辛いがひと筋の希望と人間の強さも垣間見える名作。</span> </p>
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<p></p>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-55325494071300863532023-12-20T16:57:00.000+09:002023-12-20T16:57:27.610+09:00「窓ぎわのトットちゃん」<p> じわじわSNSで話題に上ってきていたこの映画を、次女と唐突に観に行きました。</p><p><br /></p><p><b>「窓ぎわのトットちゃん」八鍬新之助(2023</b>)</p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">𖤣𖥧 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%AA%93%E3%81%8E%E3%82%8F%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#窓ぎわのトットちゃん</a> の聖地𖥧𖤣<br /> ⋱⠢📍自由が丘⠔⋰<br /><br />トットちゃんが通った<br />トモエ学園があった地🚃<br /><br />戦争により学校は焼失しましたが、<br />跡地には記念碑が設置されています。<br /><br />ぜひ作品の舞台に訪れてみてください👜´-<br /><br />映画『窓ぎわのトットちゃん』<br />大ヒット上映中🎬 <a href="https://t.co/on48l2Jusl">pic.twitter.com/on48l2Jusl</a></p>— 映画『窓ぎわのトットちゃん』公式アカウント (@tottochan_movie) <a href="https://twitter.com/tottochan_movie/status/1734135945845178540?ref_src=twsrc%5Etfw">December 11, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p><br /></p><p> いつもの平日の真昼間、小さめのお部屋ではあったがそこそこの入り。私よりずっとご年配の方が圧倒的に多く、次女の年代は少なかったかな?</p><p> のっけから徹子さんご本人のナレーションで、ああこれははっきりと実話ベースなんだよねと再確認させられる。とにかく絵が凄い。おそらく今この会場にいる人たちの大半が知らない、戦前の自由が丘の街。ここだけでもう徹子さんが制作にガッツリと関わっていることも体感。戦争が始まるまでの日本、始まってからの日本、終わった後から今までの日本を知る人はもはや90代以上。これまで何度も映画化を断り続けて来た徹子さんが、世界の現状を踏まえてGOサインを出した。世に出すのは今しかない!とお考えになったんだろう。</p><p> もうね、最初から最後まで半端じゃない。たとえここでネタバレをしても(しないけど)なんら毀損されないと確信できるほどに、その映像と音声の価値は高い。作られたストーリーじゃなく子供の目から見た日常そのものが、これほど「死」に肉薄してるとは、その世界がこれほど美しいとは、自分が子供だった時代にはわからなかった。その、わからなかった素の自分を目の当たりにしてる感じ。</p><p> なので後半はもちろんのこと、前半部分の、トットちゃんが目いっぱい子供の生活を満喫しているあたりでもう涙腺に来てしまった。あまりに楽しそうで、光に満ちていて、更にこれはもうこの時だけの、ほんのわずかなひと時だと大人の私にはわかってしまう。JD次女はさすがにそこまではいかなかったらしいが、</p><p>「ゲ謎は妖怪ファンタジーだし、ゴジラ(次女は未見)も現実にはいない怪獣の話だけど、こっちは大筋ノンフィクションだと思うと本当キツイ。重量感違う」</p><p> と言っていた。割と早いうちから鼻をすする音がそこかしこで上がっていたが、平均年齢の高さ故のところは確かにある。あるが、単純な「泣ける」映画じゃない。人それぞれいろんなポイントで胸にぐっと深く食い込む映画です。</p><p> そして最後にこれだけは言いたい、トットちゃん役の大野りりあなちゃん!なんと若干七歳にして、他の人物のセリフも全て覚え、トットちゃんの心情変化をきちんと理解した上で演技したそうな(監督談)。リアル北島マヤか!真面目に天才だと思うので、7歳の彼女の声(作中での年齢が上がるとともに成長もする!)を劇場で聴く経験だけでも相当貴重だと断言できる。泰明ちゃん役の子も9歳だというし、子役凄すぎです。 </p><p> Twitter(x)で、「ゲ謎」「ゴジラマイナスワン」「トットちゃん」で第二次大戦三部作だというツイを見かけたがその通りだと思う。どれも必見。</p><p>
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<p></p>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-29363884202219854282023-12-17T21:35:00.003+09:002023-12-17T21:35:55.881+09:00「円」「武士とは何か」<p> 積読消化中。いかんせん数が半端ないのでボチボチと。</p><p><br /></p><p><b>「円」劉慈欣(訳:大森望、泊功、斎藤正高)</b></p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F17398551%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=20866817&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F4014%2F9784150124014_1_3.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a>
<p> あの「三体」の作者の短篇集。帯に新海誠さんの</p><p>「『三体』以上に衝撃だったのは短篇集の『円』なんです」</p><p> という推薦文がある。これは単なる煽り文句ではなかった。うわーこの人ヤバいわー三体みたいなの書ける理由がよーくわかったわーという感想である。</p><p> 古今東西の有名SFがふんだんに盛り込まれてる「三体」であるが、この短篇集ではドメスティックな要素がより色濃く現われてる気がする。私的にダントツ!と思ったのは</p><p>「郷村教師」。</p><p> 自国の偉大な文豪へのリスペクトとオマージュ。これはこの国の人にしか書けない。と同時に、全世界全人類に響く普遍性も備えてる。何よりこの作品世界に惚れてしまう。この本の中で最高傑作だと思う。</p><p> もちろん他のもそれぞれに素晴らしくて、全体的に相当なハイクオリティ。どれもこれも映画化してほしい。個人的には「円円のシャボン玉」、これ新海さんに是非アニメ化してほしいなあ。イメージぴったりだと思う。</p><p><br /></p><p><b>「武士とは何か」呉座勇一</b></p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F17273990%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=20761331&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F8907%2F9784106038907_1_3.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a>
<p> 後世に伝わる歴史的人物の「名ぜりふ」、これがまず本当に言ったのかどうかから始まって、創作ならばどういう経緯でそうなったのか、を例によって大量の資料をもとに検証・解析、短く端的にまとめ上げた、まさに呉座さんしか出来ない濃い内容の一冊。これから呉座さんが進もうとしている方向も伺える。歴史もの小説や漫画等はこの出版不況の時代においても人気の高いジャンルだから、どんどんやってほしい。史実は史実として踏まえて、そのうえでフィクションを作る人がどう料理しているかを深く知ることは、読書の楽しみを奪うことでは全然なく、もっと魅力的な、汲めども尽きぬ泉の域……つまり沼ですね沼。ハマれば人生もっと楽しくなる。</p><p> 各トピックが短いので少しずつじっくり読むのに最適だった。特に歴史オタクではなくても難しくない内容だし、ああこういう見方をするんだね歴史家という人は、と違う世界の扉も開く。歴史ドラマや映画なども視点の幅が広がる、ような気がする!</p><p> ちょうどNHK大河「どうする家康」が今日で終わったが、「戦国時代」の終焉を描くドラマとともに読む形になったのはとてもよかった。歴史楽しい。 </p>
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">|◤『<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%AC%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E%E8%AA%95%E7%94%9F?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#鬼太郎誕生</a> ゲゲゲの謎』<br />冒 頭シ ー ン 公 開◢|<br /><br />"引き返してください<br /> 警告はしましたよ"<br /><br />雑誌記者・山田が、鬼太郎出生の秘密を追い求めて、降りしきる雨の中、深い山中で霧に迷うところから物語が始まる。<br /><br />🔻試聴はこちら<a href="https://t.co/k1z5kNOZBP">https://t.co/k1z5kNOZBP</a><br /><br />本作はPG12区分作品です <a href="https://t.co/D2hJf47WS2">pic.twitter.com/D2hJf47WS2</a></p>— 映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』11.17(金)公開 (@kitaroanime50th) <a href="https://twitter.com/kitaroanime50th/status/1734407726154031329?ref_src=twsrc%5Etfw">December 12, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p><br /></p><p> 昭和の女なもんで、水木サンの絵そのものの鬼太郎イメージが色濃く身体に沁みついてる。正直、平成からの鬼太郎アニメは食指が動かなかった。だって怖くないんだもんよ。あのくらーい画面、おどろおどろしい空気感、何より鬼太郎をはじめ妖怪どもは基本的に人間に対して超クールなんである。全く気を許さないのはいいとしても、割と平気で見捨てるし意地悪もするし何ならキツイお仕置きなんかも与える。やっぱり別種の生き物であって人間じゃないんだな、と何度も思い知らされたものだ。</p><p> この映画に出てくる妖怪も、そこらへんはかなりマイルドだと思った。つか人間の方がやってることがヤバすぎて相対的にまともに見える、んかもしれない。戦後すぐの、まだ色んな傷跡も癒えていない、だがタガが緩みまくった日本。その中にあって、古い因習にとりつかれ変化を拒む山奥の村。村を統べる旧家。ウッカリ巻き込まれた戦場帰りの男。なんだこりゃ結構面白そうじゃん、と横溝正史と「<a href="https://osakaroom.blogspot.com/2010/08/blog-post.html" target="_blank">総員玉砕せよ!</a>」履修済みの婆はすっかり入り込んでしまいました(おかーさんの好みに合うと思う、と口を揃えた娘ズ大当たり)。街並みや人の服装、列車内での喫煙などなど、細部にわたって時代考証キッチリなところも好感。実写だとなかなかこうはいかないよね。</p><p> それと、婆は最後列にいたんだけど、近来まれにみる!マナーのよさ!にたいへん驚きました。いや別に、いつも空いてるときに行くようにしてるから気になるようなことは滅多にないんだけど、実に実に今回はレベルが違った。全席埋まった最後列はお一人様客が多く、殆どが若い女性。普段なら、予告の途中から始まる直前までチョコチョコ人の移動があるものだけど、全員暗くなる前にスーッと着席。始まったら微動だにせず、食い入るように画面を凝視。もちろん声なんぞ出さない。始まる前にのど飴口に放り込んでおいてよかった、と心底思いました(咳払いしちゃってゴメン。音が大きい時を見計らったけどね)。最後尾は歴戦のプロ戦士のみが集う場所だったのね…!私も精進しなきゃだわ、うん。</p>
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おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-6626264042618393032023-12-05T15:20:00.001+09:002023-12-05T15:20:54.296+09:00「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」<p> 素敵なさいたマダム☆なので封切からさして間をおかず観に行きましたのオホホホ。</p><p> が!</p><p> 直後にインフル罹患でブログ更新どころではなく、今に至ったという次第。そも私、インフルって何年ぶり?およそインフルがインフルという病気と認識され、検査で結果が出るものとなってからは一度も判定出したことがない。子供が入れ代わり立ち代わり罹って、その看病をワンオペで回していた時期にさえまったく!ただの一度も!移らなかったというのに。特に油断してたというわけでもない気を抜いてたわけでもない。つまりは年なのかしらおおおーん泣。</p><p><br /></p><p><b>「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」武内英樹(2023)</b></p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼<br />キャストのさいたまポーズ動画が返ってくる✨<br />感想投稿キャンペーン 開催‼️<br />▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△<br /><br />抽選で豪華プレゼント💝<br />さらに、投稿してくれた全員に<br />お礼のメッセージ&映像をお届けします🎥<br /><br />【参加方法】<br />① 当アカウントをフォロー<br />②… <a href="https://t.co/8veLio1DDX">pic.twitter.com/8veLio1DDX</a></p>— 映画『翔んで埼玉』公式 (@m_tondesaitama) <a href="https://twitter.com/m_tondesaitama/status/1727461994566209702?ref_src=twsrc%5Etfw">November 22, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p><br /></p><p> 気を取り直してネタバレ無しの感想を。まず時期的には封切翌週、狂った(笑)上映スケジュールと言われたまさにその聖地のひとつに、いつもなら超人少ない午後2時すぎ、ウチのJDと出かけたのだった。予約は楽に取れたので、</p><p>(まあさすがに平日だし)</p><p> などとたかを括っていたのが、実際現地に着いてみたらばアラアラまあまあいつの間にこんなに増えましたか、の人出。一番デッカイ部屋が満席とは言わないまでも見やすい席はほぼほぼ埋まってる。いつものように流れる予告編を楽しみつつポケラーとしていたのだが、これから行く人には是非早めに着席してもろて、予告編もガッツリ気を抜かず凝視しといてほしい(意味深)。油断するなここからもう既に始まっているのだ(若干増えた埼玉ローカルCMを観つつ)。</p><p> 内容について、ネタバレにならないよう三行で感想を述べてみる。</p><p>1.無駄に壮大</p><p>2.無駄に情報量多い</p><p>3.俳優の無駄遣い</p><p> 書いてみると前回とそう変わらないようだが(え?)、行政の後押しを得て更なる予算アップがかなったのかどうか、画面に目まぐるしく現れては消えていく様々なネタの種類と量が前回の倍々マシマシてんこ盛りのコッテコテ☆である。隅から隅まで目を皿のようにかっぴらき、心して観るように。うむ。</p><p> ところで三作目のお知らせマダー?(絶対あるでしょ企画は)</p>
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おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-32153678009881243442023-11-20T12:43:00.003+09:002023-11-20T12:43:40.788+09:00夕暮れせまる<p> 久しぶりに長い夢。割とはっきり覚えてた。しかし本当に迷って帰れなくなるパターン多い。人生の縮図かしらん(笑)。</p><p><br /></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlR2JtnBBiQ4UC5uNZotl-5p6h1m9KGlSTkiDc5cHkF-pVslL6kD4O0vTDTd4NixPDnjiF5Y5UCRdf1ttol_E9xyzdseKT63dM6EOV5rS9Ujic6zisRvbmnDufd71XaqdmJuGfBfMFOrDhS-f9ZvX3QLZCw1hyXvgKveX1tGn74i_jLT9YA_dUqU24vxUt/s2032/20231120.jpg" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1566" data-original-width="2032" height="247" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlR2JtnBBiQ4UC5uNZotl-5p6h1m9KGlSTkiDc5cHkF-pVslL6kD4O0vTDTd4NixPDnjiF5Y5UCRdf1ttol_E9xyzdseKT63dM6EOV5rS9Ujic6zisRvbmnDufd71XaqdmJuGfBfMFOrDhS-f9ZvX3QLZCw1hyXvgKveX1tGn74i_jLT9YA_dUqU24vxUt/s320/20231120.jpg" width="320" /></a></div><p> 家族全員でとある人の家を訪問することになった。あまり面識のない、気の張る相手である。ところが、エレベーターを下りたところで私だけ靴下を履いていないことに気づいた。</p><p> さすがに余所の家に(しかも気の張る相手!)靴下なしで上がるのは無作法だしみっともない。他の家族にも恥をかかせてしまう。</p><p>「急いで買ってくるから先に行って!」</p><p> と家族に荷物を預け、一人またエレベーターで階下に向かった。</p><p> 大きなホテルのような建物で、体育館に似た広いホールには絶えず人が行き来している。売店がどこにもない。あちこち歩き回ってやっと見つけたのは、会議机のような飾り気のない長机に雑然と品物が並ぶ催事場のような場所だった。</p><p> 靴下類はまとめて山積みされている。一番上にあるものを手に取ったらレギンスだった。ようやく下の方にストッキングの包みを見つけ、買おうとポケットを探った。</p><p> 何もない。</p><p> 交通系ICカードすらない。いつもポケットに入れていたのに。</p><p> そうだ、家族にすべて荷物を預けたんだった!バカじゃないの私!</p><p> 売り子の若いお姉さんが</p><p>「買わないんですか?」</p><p> とおつりの500円玉を手にしながら苦笑している。</p><p> 家族に連絡を取ろうにもスマホもない。戻るしかない、とストッキングを諦めてまた歩き始めた。</p><p> 階下に降りてから横移動をしすぎたせいだろうか、元の場所がどこなのかわからない。どんどん違う方に行っている気がする。</p><p> やがてどこかの大学の構内に入った。何かの催しをやっているようで賑やかだ。目についた階段を上るも行き止まりで、関係者以外立ち入り禁止と貼り紙があった。どうやら研究棟のようだ。</p><p> 諦めて下に降り歩くうち、足に木の枝が引っかかった。大きな毛虫が這っている。今にも足首に乗ってきそうだ。焦りつつそっと枝を引っ張る。ようやく外れた……と思った途端、毛虫が地面に落ちてバラバラに砕け散った。</p><p> 破片の直撃はあやうく避けたが、風で飛んだ毛にも毒があるのかもしれない。触れないよう注意しながらその場から遠ざかった。</p><p> 駅に続いているであろう道には人がたくさん歩いていた。催しを楽しんで、家に帰るのだろう。まだ日は陰っていないがそろそろ夕方なのか。見渡した限りでは時計はなく、スマホもないので正確な時間がわからない。</p><p> 大学関係者なら催しが終わっても暫くは学内に残るだろう。あのビルがどこにあるのか聞いてみよう。連絡手段もどうにかならないだろうか。</p><p> 構内に向かって引き返したものの、誰が関係者なのかも全然わからない。あてもなく、ただ時間だけが刻々と過ぎていく。 </p>
<a href="https://diary.blogmura.com/sleepdream/ranking/in?p_cid=10253303" target="_blank"><img alt="にほんブログ村 その他日記ブログ 見た夢へ" border="0" height="31" src="https://b.blogmura.com/diary/sleepdream/88_31.gif" width="88" /></a><div><a href="https://diary.blogmura.com/sleepdream/ranking/in?p_cid=10253303">にほんブログ村</a></div>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-38324390800648001032023-11-15T19:42:00.005+09:002023-11-15T19:48:34.046+09:00「ゴジラ -1.0」<p> 我慢できず(何を)行ってきました……</p><p><br /></p><p><b>「ゴジラ -1.0」(ゴジラ マイナスワン)山崎貴(2023)</b></p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">北海道上陸イベント&<br />TOHOシネマズすすきのこけら落とし<br />『ゴジラ-1.0』襲来イベント開催決定<br /><br />ご応募はこちら<a href="https://t.co/IiRxy88FS2">https://t.co/IiRxy88FS2</a><br /><br /><北海道上陸イベント><br />◆日時:2023.11.29(水)<br />15:30開場/16:30開演<br />※映画本編の上映はございません。<br />◆場所:札幌市内某所<br />◆登壇者:<a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%A5%9E%E6%9C%A8%E9%9A%86%E4%B9%8B%E4%BB%8B?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#神木隆之介</a>… <a href="https://t.co/EUvXTKud0g">pic.twitter.com/EUvXTKud0g</a></p>— 『ゴジラ-1.0』【大ヒット上映中】 (@godzilla231103) <a href="https://twitter.com/godzilla231103/status/1724718562978447732?ref_src=twsrc%5Etfw">November 15, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p><br /></p><p> 県民の日は例のアレに席巻されておりましたが、やはり強い。平日真昼間だというのに一番デカいスクリーンの部屋が割り当てられている。客層は例によって年齢層高めではあったが、若者も多し。</p><p> それはともかくとして映画。</p><p> 物凄く面白かった。二時間まるまる、飲み物を飲むのも忘れて夢中で観ました。今回もまた如何にネタバレしないで感想を書くかチャレンジなんですが、どうしたらいいんだ。とりあえず一言では語りつくせないけどいってみる?</p><p> 今までのゴジラ映画。</p><p> シンゴジラ。</p><p> 日本沈没。</p><p> 永遠のゼロ(映画版ね。監督だもんね)。</p><p> ハリウッド映画人類を救う系の数々(これも具体的に挙げるとネタバレになるので伏せ)。</p><p> すべて入ってる!山盛りてんこ盛り!</p><p> とにかく最初から最後までゴジラなのである。「ゴジラのいる世界」をこれほどまでに濃密にリアルに描いた映画があったろうか。<a href="https://osakaroom.blogspot.com/2016/09/blog-post.html " target="_blank">シンゴジラを初めて観た時に感じたこと</a>と似ているっちゃ似ているが、まったく違う思いもある。あの時私は、</p><p><span style="color: #e06666;">「<span abp="72" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; box-sizing: inherit; letter-spacing: 0.75px;">ありがちなヌルイ人情話とか安い恋愛フラグとか、いっっっっさい無かったのがほんっとうに素晴らしい</span><span face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; letter-spacing: 0.75px;">。」</span></span></p><p><span color="rgba(0, 0, 0, 0.87)" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; font-size: 17.25px; letter-spacing: 0.75px;"> と書いた。情緒的エピソードにすっかり辟易していたのである。今も得意ではない。ないが。</span></p><p><span color="rgba(0, 0, 0, 0.87)" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; font-size: 17.25px; letter-spacing: 0.75px;"> 今回のは、イイ!</span></p><p><span color="rgba(0, 0, 0, 0.87)" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; font-size: 17.25px; letter-spacing: 0.75px;"> 全然ヌルくも安くもないッ!</span></p><p><span color="rgba(0, 0, 0, 0.87)" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; font-size: 17.25px; letter-spacing: 0.75px;"> むちゃくちゃイイ!完璧!</span></p><p><span color="rgba(0, 0, 0, 0.87)" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; font-size: 17.25px; letter-spacing: 0.75px;"> 何がイイってまず主人公の神木くんの演技が神なんである!</span></p><p><span color="rgba(0, 0, 0, 0.87)" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; font-size: 17.25px; letter-spacing: 0.75px;"> どれほど揺れ動いても、感情をあらわにしても、説得力が隙なく仕事をしているので、白けたりなんぞしないのだ。むしろストーリーには絶対に必要なこの個人事情、むやみに他を広げず主人公一人に絞ったのがまたよかった。大正解。脇というには贅沢すぎる俳優さんたち目白押し、もよかった。実によかった。</span></p><p><span color="rgba(0, 0, 0, 0.87)" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; font-size: 17.25px; letter-spacing: 0.75px;"> それと音楽。これねもう本当にシビれました。このタイミングでコレええええ!と鳥肌もの。そうそう、子供の頃ゴジラ映画は怖いものだったんよ。映画館の暗闇で、子供同士ドキドキしながらスクリーンに釘づけになったあの感覚。アレをこの年になって再び味わえるとは。</span></p><p><span color="rgba(0, 0, 0, 0.87)" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; font-size: 17.25px; letter-spacing: 0.75px;"> この映画、外国の方々にもウケるんじゃないだろか。怪獣オタクのみならず、普通に映画としても超面白いよ?きっと大ヒットする絶対。日本映画の未来は明るい!!素晴らしい作品をありがとう!!</span></p><p><span color="rgba(0, 0, 0, 0.87)" face="Roboto, sans-serif" style="background-color: #fffcfa; font-size: 17.25px; letter-spacing: 0.75px;"> 私もきっとまた観る(確信)。やっぱり4DXいっちゃうか仕方ないな。</span></p>
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おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-51875916620733924832023-11-15T00:03:00.003+09:002024-01-16T13:32:08.016+09:00「鉄鼠の檻」「終わらない戦争」<p> なかなかこっちも更新できない。今週は頑張ろう。</p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1577e4c0.04f65099.1577e4c1.46a0fe1c/?pc=https%3A%2F%2Fproduct.rakuten.co.jp%2Fproduct%2F-%2F6063c209a299bb06a64ad19fb379eed7%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjEsImFtcCI6ZmFsc2V9" rel="nofollow sponsored noopener" style="overflow-wrap: break-word; word-wrap: break-word;" target="_blank"><img alt="" border="0" src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=11001343&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F2475%2F9784062732475.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" style="margin: 2px;" title="" /></a><p><b>「鉄鼠(てっそ)の檻」京極夏彦(2001)</b></p><p> 久しぶりに「百鬼夜行シリーズ」の新作が発売になったというので、娘が</p><p>「ウチにはないのか」</p><p> と聞いてきた。お嬢や、あんな鈍器本をウチのぱっつんぱっつんの本棚のどこに置けるというのかね少しは考えてみたらどうだ。とオブラートも何も無しで伝えつつも、そういや魍魎のハコ(変換出ない)の次の一作(名前忘れた)より後は読んでないわと思い出し、図書館で「姑獲鳥の夏」と一緒に借りてやったのがコレ。なんと20年以上前の本!(驚愕)</p><p> 何、前置きが長い?やだわそんな、京極さんの本に比べたら全然どおってことないでしょうよオホホ。</p><p> 案の定、事件が起こるまでの前置きが長かったが、その後はすいすいと流れるような読書時間だった。記録にない謎の寺を巡って、古い旅館に滞在する面々が巻き込まれる連続僧侶殺人事件。一言でいうと</p><p>「薔薇の名前・禅宗版」</p><p>といったところだろうか(←信じてはいけない)。アレよりは随分親切だしわかりやすいのは確かです。いやわかったって言っちゃダメなんだろうけど禅宗的には。横溝正史みも勿論ある。つまり適度におどろおどろしく、読みやすい。</p><p> 人間って矛盾だらけだよなあ、と思った。俗と聖は結局のところ同じ場所にあるんじゃなかろうか。</p><p> なんだかんだやっぱり面白かったので、全シリーズ購入して娘の部屋に若干あるスペースに押し込もうかと目論んでいる。いや、やはり図書館を頼るべきか。うーん。</p>
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1577e4c0.04f65099.1577e4c1.46a0fe1c/?pc=https%3A%2F%2Fproduct.rakuten.co.jp%2Fproduct%2F-%2F6ac17c2e86aa5882b95ef735a22667d6%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjEsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener" style="word-wrap:break-word;"><img src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/37d5c7ec.1164f0ad.37d5c7ed.01021f1d/?me_id=1213310&item_id=21038832&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F4196%2F9784166614196_1_5.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict" border="0" style="margin:2px" alt="" title=""></a>
<p><b>「終わらない戦争」小泉悠(2023)</b></p><p> 此方は対談集。防衛省の千々和泰明さん、中露に詳しい法学博士の熊倉潤さん、おなじみ防衛省の高橋杉男さん。千々和さんの本「戦争はいかに終結したか」は積読中。早く読まないと。</p><p> 表題のとおり、とてもすぐには終わりそうにないんだけれども、こうして様々な情報を追い、仕分けしながら緻密に分析して考察してくださる方々がいると思うと少し安心する。何もわからない状態が一番怖いので。</p><p> 世界は日々刻々と変わっていくから、当然この対談がなされた時とはまた違う状況になっている。それでもこういう本を出す意味はある。小泉さんのお言葉を借りると、</p><p>「専門家の思考プロセスを垣間見る」</p><p> ことにおいて。</p><p>「戦争は怪物でもお化けでもありません。……我々人間が、人間の意思によって引き起こし、人間の組織をもって遂行するのが戦争です。そうであるならば、戦争を止める力もまた、人間にあるはずです。あるいはその責任が人間にはあるはずです。」</p><p> あとがきでの言葉も沁みる。対談の中にもあったが、中国もロシアもアメリカも、軒並み指導者はけっこうな老人なのだ。ひきかえ、宇のゼレンスキーはまだまだ若い。それが何を意味するか、どうなっていくかの予想は全く容易ではないけれど、たしかに皆同じ人間であって化け物ではないのだと、時々でも自分の中で念押しすることは必要なんだろうと思った。</p>
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">🌕10/20 劇場公開<br />『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』<br /><br />꧁ 期待・感想投稿CP ꧂<br />フォロー&ハッシュタグ<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%81%AE%E6%80%AA%E6%BC%94%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8D%E3%81%86?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ディカプリオの怪演を語ろう</a> をつけて、<br /><br />「こんなレオ様が見たい」<br />「あの怪演がヤバい!」など<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#映画キラーズ</a> への熱い想いを<br />投稿してください✍️<br /><br />抽選で豪華賞品プレゼント✧11/3迄 <a href="https://t.co/3gIfqpLFB6">pic.twitter.com/3gIfqpLFB6</a></p>— パラマウント・ピクチャーズ(日本版) (@Paramount_Japan) <a href="https://twitter.com/Paramount_Japan/status/1710218339539464462?ref_src=twsrc%5Etfw">October 6, 2023</a></blockquote><p><br /></p><p> 例によって平日でしかも終わりがけの午前中だったせいかメッチャ人少ない。年齢層高め。お一人様多し。そのおかげで最後尾の端の席だった私、足組みかえ放題。かなり楽に観させていただきました。長いは長いけど、必然性のある長さゆえ苦にはならなかった。終わったらトイレに駆け込んだけどねw</p><p> さて中身はというと……これがレビュー超難しい。何を言ってもネタバレになりそうで。無理やり一言でいうと</p><p><b>「超絶ブラック版・ポカホンタス」</b></p><p> だろうか(だいぶ違う)。これが実話ベースとはなんとも……「貧困ビジネス」はこんな昔からあったのだ。とはいえ、奪われるもの奪うもの、といった単純な図式ではないとだけ。なんじゃこのカオス……古き良き時代なんて大嘘だよねえ。と心の底から実感できるのはやはりこの長さ故。一切ダレないし無駄はない。</p><p> 何しろ監督がスコセッシ、俳優がデニーロとディカプリオである。一筋縄でいくわけがない。女優のリリー・グラッドストーンさんは初見だったけど謎めいた美女でこれまた役にピッタリ嵌ってる。脇役の皆さまもそれぞれ癖の強い(褒め言葉)役者さんばかりで、結構な大人数なのにまったく混乱しない。あっそうか、もう一つ思いついた。</p><p><b>「シン・アンタッチャブル」</b></p><p>だ。往年のあの映画と違って全くスカっとしないし、正義って何なのか、どこにあるのかよくわからなくなるもんね。</p><p> ウチの近所のシネコンじゃもうすぐ終わっちゃうけど、208分をあえての映画館で観る価値はあると思います。面白かった。 </p> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-87742988785207630722023-10-27T16:19:00.002+09:002023-10-27T16:28:19.186+09:00「沈黙の艦隊」「ミステリと言う勿れ」<p> 映画の安い水曜日、観たかった映画を二本ハシゴしてまいりました。しかも一本は溜まっていたポイントを使ったのでタダ!しかもしかも、二本とも大満足の内容でした。幸せ。</p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">◤◢◤━━━━━━<br />映画『<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B2%88%E9%BB%99%E3%81%AE%E8%89%A6%E9%9A%8A?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#沈黙の艦隊</a>』<br />各界から続々賞賛の声!<br /> ━━━━━━━━━━◢◤◢<br /><br />息をのむ海中心理戦と<br /> 大迫力の潜水艦アクション<br /><br />⑈⑉ ただいま大ヒット上映中⚓️ ⑉⑈<br /><br />映画館の大スクリーンで<br />ぜひご覧ください🌊<br /><br />❬❰我々は試されてるのかもしれない─❱❭<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E6%B2%A2%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%8A?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#大沢たかお</a> <a href="https://t.co/NZenvd7Gmm">pic.twitter.com/NZenvd7Gmm</a></p>— 映画『沈黙の艦隊』公式アカウント (@silent_KANTAI) <a href="https://twitter.com/silent_KANTAI/status/1710610922585391606?ref_src=twsrc%5Etfw">October 7, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p><br /></p><p><b>「沈黙の艦隊」吉野耕平(2023)</b></p><p><br /></p><p> 原作はもう30年前なのね。当時「モーニング」を夫が毎週買っていたので、まさにリアルタイムで読みました。あれで「ソナー」というものを覚えたっけ。懐かしさとともに、あのころとはかなり変わってしまった世界情勢の下どう料理するのか、も気になっていた。平日の真昼間の時間帯だが観客は男性が大半。私よりやや上?に見えたが、当然漫画リアタイ世代だろう。</p><p> それで映画なのだが。</p><p> これが予想外(←)に面白かった!なんだこれ!</p><p> 派手なドンパチはない、そもそも史実でも僅かな例しかない潜水艦同士のバトル。絵面的には地味なはず……なのだ。なのになんだこのワクワク感。海中を悠然と進む潜水艦の美しいこと。クジラだ。まさにてつのくじら(呉行きたい)。そして漫画で観たあの数々のおちょくりエピソードが如何なく……あああ痺れるう。それもこれも主演の大沢たかおさんである。何があっても表情を大きく変えることなく、じんわり(あくまでじんわりがポイント)ワルい顔をする。あの顔が何度も見られるだけで映画館に来る価値はある。</p><p> プロデューサーでもある大沢さん、おそらく漫画も隅から隅まで読み込んで、海江田という人物をガッツリ掴んでものにしてるのだ。さすがは作者をして「(潜水艦の中で白い海自の制服で立ってる姿は)もう海江田にしか見えない」と言わしめたその存在感、役者としての力量、文句なしです。勿論他のキャストもそれぞれによかった。深町役の玉木さんはちょっとイケメンすぎるけど、「海江田にしてやられて困らされる」役柄がメチャクチャ似合ってたのでもう全然いいです。</p><p> 一部物議をかもした、原作にはない女性メンバーが入ってるという点、ついこの間海自の潜水艦紹介番組を観てたせいか全く違和感なかった。現代設定ならばそりゃいない方がオカシイですやろ。ただ、もう少し砕けた感じでもよかったかな。「潜水艦乗りの特典は、いろんな筋肉が見られることです♡」と言った女性隊員ばりに。あっ上官がそんなこといったらセクハラになっちゃうか。</p><p> 今回、漫画を読みなおそうかどうか迷ったが読まずにうろ覚えのまま突入した。結果として正解。私の中に残っていたイメージそのままの「沈黙の艦隊」だった。原作リスペクトは半端なく高く、それでいて現代の感覚にも大きく外れることのない、絶妙な作りと展開になってる。漫画を一切知らなくても十分楽しめると思う。</p><p> ラストはえっもう終わりなの?!というあっけなさだったが、きっとこれシリーズ化する布石だよね?まさか〇〇独占放映!とかじゃないよね。地上波ドラマ&映画にしてえええ。</p><p><br /></p><p><br /></p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">◥◣㊗️𝟑𝟎𝟎万人突破🎊◢◤<br /><br />映画『<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%81%86%E5%8B%BF%E3%82%8C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ミステリと言う勿れ</a>』<br />公開から10/23(月)までの39日間で...<br />観客動員数は𝟑𝟎𝟎万人を突破✨<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E6%98%A0%E7%94%BB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ミステリ映画</a> をご覧になった<br />皆様へ感謝を込めて...<br /><br />原作者•<a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%94%B0%E6%9D%91%E7%94%B1%E7%BE%8E?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#田村由美</a> 先生より<br />描き下ろしのお祝いイラストが到着📮<br /><br />映画はまだまだ上映中!<br />週末は映画館へ🧣 <a href="https://t.co/OzaU6ZyYkd">pic.twitter.com/OzaU6ZyYkd</a></p>— 【公式】ミステリと言う勿れ〈大ヒット上映中! 〉 (@not_mystery_) <a href="https://twitter.com/not_mystery_/status/1717773764845605116?ref_src=twsrc%5Etfw">October 27, 2023</a></blockquote><p><br /></p><p><b>「ミステリと言う勿れ」松山博昭(2023)</b></p><p><br /></p><p> さて此方も漫画原作。 そういや大沢たかおさんって、JINといいキングダムといい、今回のといい漫画原作多くない?実は漫画好き?(今更)</p><p>「沈黙」の数十分後に入った此方のシアターはけっこう広めで、かつ年齢層がぐっと下がった。カップル多し。予告編まではお喋りの声がそこそこしていたが、本編始まったらピタリと止んだ。マナーとても良き。Twitter(x)じゃ酷い声も多々みたけど、普通に大人気じゃん。ミトメナイ!!とか息巻いてないで観に行けばいいのに。紛れもないエンターテイメントやで。</p><p> 結構長めの映画だったのだが一気に引き込まれてあっという間にラストまで連れてかれた。元々の話の凄さもあるが、脚本にもどっしり厚みがある。その癖いい意味で軽い。キッツイ場面でも何となく救われるのはやはり整くんのキャラあってこそ。ここでも主演の菅田将暉さんがそのもので震える。</p><p> テレビドラマでは難しかったのであろう「広島篇」、こうしてみると映画化するしかないじゃん、な中身。その昔の角川映画・金田一耕助シリーズにみられる謎解きミステリの「お約束」を踏襲しつつも、そこに陰惨さやおどろおどろしさはない。いや、あるにはあるのだが、まるで見当違いの方向に皆が化かされ……とこれ以上はネタバレになるのでやめとく。独りだけ部外者の整くんはいわば憑き物落としの役割だ。多方向からの入念な観察と考察、広く深い知識と思考。これはある種の人からしたら脅威だろうな、とは思う。</p><p> さてシーズン2はいつ始まるのかしら。チラっとしかでてこないガロくんの存在感よ。整くんの過去編もきっとどこかで語られるのだろうし、この先漫画も見逃せない。</p><p><br /></p><p> てか、最近の日本映画よくない?選んで観てるとはいえ、外れがないぞ?</p><p> 漫画でもアニメでも、小説でもラノベでも何でも、クリエイター界はタッグ組んでガンガンいけばいいんじゃないでしょうか。コンテンツの数・多種多様さは世界有数だと思うぞ日本は、ホントに。</p> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-33777701043891800582023-10-10T16:32:00.005+09:002023-10-10T16:34:41.652+09:00劇場版「きのう何食べた?」<p> 絶賛台所工事ちう。ガガガガドドドドという音響の中、何も出来ないのでブログをかるく更新してみる(←)。</p><p><b>「劇場版 きのう何食べた?」中江和仁(2021)</b></p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">劇場版「<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%81%86%E4%BD%95%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%9F?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#きのう何食べた</a> ?」<br />地上波初放送が決定🎞️✨✨<br /><br />10月1日(日)よる9時から放送!<br />≪放送局📡≫<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E6%9D%B1%E4%BA%AC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#テレビ東京</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#テレビ大阪</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E6%84%9B%E7%9F%A5?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#テレビ愛知</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%81%9B%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%A1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#テレビせとうち</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#テレビ北海道</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/TVQ%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E6%94%BE%E9%80%81?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#TVQ九州放送</a> <br /><br />season2が始まる前に<br />ぜひチェックしてみてください🍚🥢<a href="https://twitter.com/hashtag/%E8%A5%BF%E5%B3%B6%E7%A7%80%E4%BF%8A?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#西島秀俊</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%86%85%E9%87%8E%E8%81%96%E9%99%BD?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#内野聖陽</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E8%80%95%E5%8F%B2?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#山本耕史</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%A3%AF%E6%9D%91%E5%8B%87%E6%96%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#磯村勇斗</a> <a href="https://t.co/MvGpjAmm4U">pic.twitter.com/MvGpjAmm4U</a></p>— 『きのう何食べた? season2』 公式 (@tx_nanitabe) <a href="https://twitter.com/tx_nanitabe/status/1701521288660185483?ref_src=twsrc%5Etfw">September 12, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p> 映画館で観たかったのに逃してしまったシリーズ。シーズン2が始まる関係でTV放映してたのを録画して観た。</p><p> いやもう何と言いますか、予想を超えて良かった。元から原作の世界観やキャラ立てもそのまんま、期待を裏切らないドラマ実写化だったのが、映画で更なる完成を遂げたという感じ。</p><p>主役二人の素晴らしさはいうまでもなく、脚本もとてもよかった。若い情熱的なラブラブカップルというわけではないけど、だからこそのちょっとした気遣いや思いやりが沁みる。愛ですね愛。</p><p> それにしてもケンジのとてつもない愛らしさよ。元女子としては思わずひれ伏したくなるこの素直な可愛さ。シーズン1終了時にシロさん役の西島さんをして</p><p>「ケンジと離れるのが寂しい……」</p><p> と言わしめたその絶大なる魅力。それでいて、真面目な話をする時には完全に「男」の顔になるのよね。紛れもなく二人は男同士なんだけれども「長く一緒に暮らしていく」点において男女の夫婦と何も違わないじゃないか、と思わされる。同性であることでの利点も大いにあれば、対外的にはまだまだ嫌な思いをすることもあるけど、全体的にとてもやさしい世界なのが本当に癒されるし救われる。高級レストランでキャッキャウフフしても追い出されず、道端で寄り添い歩いても石を投げられない。のみならず「息子のパートナーが男だということがどうしても受け入れられず、会いたいといって会ったものの寝込んでしまった」母親の思いも否定しない。かといって全面降伏するのではなく此方の思いも率直に伝える。お互いの家族の関係性を壊すことなく上手に距離をとって平和を保つ。</p><p> いやこれ、全世界に翻訳して発信しましょうよ。</p><p> 世界よ、これが目指すべき多様性・共生の社会だと。</p><p> シーズン2も楽しみだわ(もう始まってるけど諸般の事情によりまだ録画みてない)。</p>
<a href="https://movie.blogmura.com/moviememo/ranking/in?p_cid=10253303" target="_blank"><img alt="にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ" border="0" height="31" src="https://b.blogmura.com/movie/moviememo/88_31.gif" width="88" /></a><div><a href="https://movie.blogmura.com/moviememo/ranking/in?p_cid=10253303">にほんブログ村</a></div>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-81358635518205562522023-09-14T12:16:00.001+09:002023-09-14T12:16:20.136+09:00約束<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEijzqqM81qOekAq6LgEU_FkhCqZKtfmKcdn2FMwj3j2PnnUWMJrsHUfsmlfCdUwDOp85IuVdEQiZvVc1JhJ59ZzK1zvFl6jNtvFikRiS_m0gu0ehmj7oYssMcP6adbemt5JgRemDN0uYBvuwcyUhPKXKRIG_02dwDevQrEC16OWciXJviKrKUk_ri4wmvEZ/s3264/20230914.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="2448" data-original-width="3264" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEijzqqM81qOekAq6LgEU_FkhCqZKtfmKcdn2FMwj3j2PnnUWMJrsHUfsmlfCdUwDOp85IuVdEQiZvVc1JhJ59ZzK1zvFl6jNtvFikRiS_m0gu0ehmj7oYssMcP6adbemt5JgRemDN0uYBvuwcyUhPKXKRIG_02dwDevQrEC16OWciXJviKrKUk_ri4wmvEZ/s320/20230914.jpg" width="320" /></a></div><br />最近はまったく知らない土地に行く夢が多い気がする。願望かしらん。<p></p><p><br /></p><p> 遠い町に旅行に来た。狭い部屋に大人数詰め込まれて、皆ひっきりなしにお喋りしている。</p><p> 一緒に話をしていた高校の同級生が、もう帰る時間だからと立ち上がった。</p><p>「あ、ちょっと待って。約束があるんだけど」</p><p> 引き止めたが彼女は</p><p>「私は行けないよ。よろしく伝えておいて」</p><p> と言って去ってしまった。</p><p> その後トイレに入るもあまりに狭すぎて用を足せない。諦めて個室を出たところ、約束の時間を大幅に過ぎている。</p><p>(ヤバい、お店が終わる頃に会おうねって話してたのに。もうとっくに帰っちゃってるよね)</p><p> そこで気づいた。私は約束した相手の名前も思い出せず、連絡手段もない。先に帰ってしまった同級生に聞くべきだったのだ。しかも、その同級生の電話番号も知らない。</p><p>(今から店にいっても、名前もわからないんじゃ問い合わせることも無理。朝になってから行ってみよう)</p><p> 早朝に宿泊所を出て店に向かった。駅に近いその店は人気のようでもう人が数人並んでいる。列の最後尾につくと前の人に</p><p>「あなたラッキーよ。いつもならもっと並んでて、とても食べられないんだから」</p><p> と言われた。</p><p> 約束した相手が店の中にいるかどうかはわからなかった。 </p>
<a href="https://diary.blogmura.com/sleepdream/ranking/in?p_cid=10253303" target="_blank"><img alt="にほんブログ村 その他日記ブログ 見た夢へ" border="0" height="31" src="https://b.blogmura.com/diary/sleepdream/88_31.gif" width="88" /></a><div><a href="https://diary.blogmura.com/sleepdream/ranking/in?p_cid=10253303">にほんブログ村</a></div>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-2620261633840787762023-09-14T10:15:00.001+09:002023-09-14T10:23:58.523+09:00全記事変更完了しました。<p>テキスト情報が誤っていたり抜けていたり、もついでに修正したのでかなり時間かかりましたが、やり切りました。これでリンク切れになっても何とかなるでしょう。エライ私!お疲れ私!</p><p>大変でしたが、読んだこと、観たことをすっかり忘れてた作品もあってなかなか楽しかったです。アホっぽい、いやアホそのものの感想でうああああとなったのも数え切れず。こんな長い間、こんなにつらつら駄文を書きつらねてた自分にドン引きです(何回目w)。</p><p>この辺境のブログを何のご縁かご覧になっておられる皆さま、いつもありがとうございます。今後ともゆるゆると続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。</p><p>おさこ</p>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8707908847781640704.post-87183735132119972852023-09-12T16:23:00.002+09:002023-09-12T16:23:29.241+09:00ただいまブログ記事の画像変更作業中です。<p> NOTICE欄にも書いておきましたが、これまでの記事の書影や映画の画像を</p><p>・商品リンク</p><p>・公式のSNSアカウントまたはサイトからの引用</p><p> に変更する作業をしています。万一この先リンク切れになっても大丈夫なように、作品名や著者名、監督名や年代等のテキスト情報も整えております。無駄に記事が多いのでけっこう時間がかかりそうですが頑張ります。どうぞご了承くださいませ。</p><p>おさこ</p>おさ子http://www.blogger.com/profile/08661106215378055434noreply@blogger.com0