2012年11月~12月の読書の記録および新年の決意
遅ればせながら&誰にともなく、謹賀新年。今年もよろしくお願いいたします。
今年は単なる「読書&映画鑑賞記録」ブログから脱皮したいものです。
えーと何読んだんだっけ。年々記憶力が怪しくなっていくのが自覚されてきたので、こうやって記録しておくのも意味があるのかもなあと思ってしまう自分がイヤ(泣)
幕末ものは若い頃はあまり興味がなくて、ほとんど読んだことがなかったのだが、軽く後悔している。今更すぎるが面白いじゃないか・・・何しろこの時代の男は非常に格好良い。背筋がぴーんと伸びていて立ち居振る舞いに隙がなく、酒に強くて剣も強い・・・あああしびれる。いやリアルに身近な人(自分の父親とか夫とか)だったらたまったものではないだろうが、ドラマの題材としては最高である。
一見一般人だがどこか謎めいた爺さんはその実、泣く子も黙る剣の達人◯◯だった!というのはよくある筋立てではあるが、やっぱり面白いのだ。爺さんの語りに魅せられ、牡丹灯籠ばりに夜な夜な通ってしまう主人公という作りもまさに物語の王道、大変に魅力的で読みやすい。
上下巻だがすんなりいける。
ふと、若い頃はこういう時代小説の何が苦手だったか考えたら、昔はこういう建物があってこんないわれがありこういう通りではこんな事件が云々といううんちく部分がウザかった・・・というのが一因。筋立てに関係ないだろうと。だが今はわかる。その細部があるからこその時代小説である。大体リアルに出歩いている時でも、昔はなんとも思わなかったいろいろなこと、うんちくとは言わないまでも豆知識的なことを思い浮かべて喜ぶようになってしまった。加齢の成せるわざかと思うとそこはかとなく悲しいが、もういいや別に面白いから。ああ大人って愉しいなあああっと。
というわけで類まれなる才能を再認識できたので、実家で「トーマの心臓」を読み返してさらに癒された。名作だ。
年末年始にかけて読んだ本もあるが、同じ著者のものをこの間購入したのであとでまとめて書くことにする。
それと、今年こそは「創作やるやる詐欺」をしないように頑張ろうと思う(汗)。いやほんとに。
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