2013年1月14日月曜日

2012年11月~12月の読書の記録および新年の決意

あーあついに年明けてしまった、と思っているうちに鏡開きも終わりはや成人式。
遅ればせながら&誰にともなく、謹賀新年。今年もよろしくお願いいたします。
今年は単なる「読書&映画鑑賞記録」ブログから脱皮したいものです。

えーと何読んだんだっけ。年々記憶力が怪しくなっていくのが自覚されてきたので、こうやって記録しておくのも意味があるのかもなあと思ってしまう自分がイヤ(泣)

「一刀斎夢録」浅田次郎

幕末ものは若い頃はあまり興味がなくて、ほとんど読んだことがなかったのだが、軽く後悔している。今更すぎるが面白いじゃないか・・・何しろこの時代の男は非常に格好良い。背筋がぴーんと伸びていて立ち居振る舞いに隙がなく、酒に強くて剣も強い・・・あああしびれる。いやリアルに身近な人(自分の父親とか夫とか)だったらたまったものではないだろうが、ドラマの題材としては最高である。
一見一般人だがどこか謎めいた爺さんはその実、泣く子も黙る剣の達人◯◯だった!というのはよくある筋立てではあるが、やっぱり面白いのだ。爺さんの語りに魅せられ、牡丹灯籠ばりに夜な夜な通ってしまう主人公という作りもまさに物語の王道、大変に魅力的で読みやすい。
上下巻だがすんなりいける。

ふと、若い頃はこういう時代小説の何が苦手だったか考えたら、昔はこういう建物があってこんないわれがありこういう通りではこんな事件が云々といううんちく部分がウザかった・・・というのが一因。筋立てに関係ないだろうと。だが今はわかる。その細部があるからこその時代小説である。大体リアルに出歩いている時でも、昔はなんとも思わなかったいろいろなこと、うんちくとは言わないまでも豆知識的なことを思い浮かべて喜ぶようになってしまった。加齢の成せるわざかと思うとそこはかとなく悲しいが、もういいや別に面白いから。ああ大人って愉しいなあああっと。


「なのはな」萩尾望都

雑誌に掲載された当時から話題になっていたことは知っていたが、気になりつつ読みそびれてしまっていた。やはり萩尾さんは素晴らしい。天性の能力なのだろうが、その時々のもっとも重要なシーンを掴むのが抜群にうまい。これは震災直後に出された作品としてはピカイチだと思う。ただ、直後だと気持ち的にキツかったかもしれないけど。

何よりいいと思うのは、きちんといろいろ調査したことがうかがえること。偏った意見やセンセーショナルな報道に惑わされず、一所懸命何が正しいのかそうでないのか、そもそも◯☓で判断できない部分まで考えて、いろいろな角度からの論を試みていること。それでもちょっとこれは違うんじゃない?という箇所も散見するが、それはそれ。何でも反対反対、無くせばいい、意見違う人は皆敵認定!な人たちとははなから心構えが違う。
というわけで類まれなる才能を再認識できたので、実家で「トーマの心臓」を読み返してさらに癒された。名作だ。

年末年始にかけて読んだ本もあるが、同じ著者のものをこの間購入したのであとでまとめて書くことにする。

それと、今年こそは「創作やるやる詐欺」をしないように頑張ろうと思う(汗)。いやほんとに。

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