2013年2月22日
2022年6月8日
「ふー、さぶっ。まだまだ外は寒いわね侍従ちゃん」
「えー右近ちゃん、でも昨日より大分マシじゃない?天気いいしさ。まさに三寒四温てやつ?」
「確かに。節分過ぎると春に向かうってホントね。昔の人は凄いわー」
・・・しばしお茶を啜る二人・・・
「では行きますか。 空蝉最終話 ー♪」
「いよっまってましたー♪」
…
「さて、空蝉の術にまんまとしてやられてすっかりヘコんだヒカル王子、少年を車の後部座席に乗せ、すごすごとおうち(二条院)に帰る」
「あら、少年またおつきあい?」
「そうよー。ヒカル王子、もう誰かに愚痴らないとやってらんない状態、
『あんなふうに逃げ出…
2月に読んだ本 その2
2013年2月21日
2023年9月13日
「銀婚式」篠田節子
例によって新聞で連載してた小説の続きが気になって。うちは三大新聞を六ヶ月ずつローテーションしてるのでこういうことになる。ただ、まったく読む気になれないものも中にはあるので、新聞連載だからといってすべて面白く読めるとは限らない。好みもあるけど、大多数の読者に訴えるとしたらある程度その日の分のトピックみたいな部分て必要なのだろうなあ。毎回でなくとも、だいたい◯◯字くらいで引きを作る、みたいな。
この作品は日曜版掲載なので字数はわりと多く読み応えがあった。もちろん篠田さんなのでいつも期待を裏切らない安心のクオリティ。毎週楽しみだったので新…
2月に読んだ本
2013年2月11日
2023年9月13日
「血霧」パトリシア・コーンウェル
おお、もう19作目になるのか…最初からのファンとしては感慨深い。
主要な登場人物たちは相変わらず完全無欠、なのに(だから?)様々なトラブルに巻き込まれる。ちょっとやそっとのトラブルではない、心身ともに傷つき疲れ果て、命の危険に何度も晒される。何でも持っているはずなのに幸せになれない。誰もかれも悲惨な殺人現場や状況を知りすぎている故か、あまり神を信じてるようにみえない。真に信じられるのはただ自分のみ。
日本のように八百万の神がいるわけではなく、自然からもたらされる恵みや災害を荒御魂・和御魂とみなし、人の力の及ばないものと…
1月に読んだ本
2013年2月6日
2023年9月13日
門田隆将 さん二連発 「太平洋戦争 最後の証言」陸軍玉砕編
自分の感情や推測や予断といったものをなるべく排し、あくまで調査した内容・インタビューしたそのままを忠実に再現しようという強い意図がみえる。シンプルで端正な文章が相まって、濃い、辛い内容ながらとても読みやすい。あの戦争を兵士として戦った人の生の話を聞いて、本としてまとめることはこの先もう難しいだろう。タイトルの通り事実上最後だ。そういう意味でも相当な覚悟を以て書いた本だと思った。父の叔父がフィリピンで亡くなっているので「陸軍玉砕編」から買ってみたが、他のも読みたい。
どこでどのように亡くなったかわか…
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