2012年8月28日火曜日

読書感想文の基本を学ぶ【小4女子(読書好き)編】

小学生の親ともなると、毎年悩まされる読書感想文。ひらがな・カタカナがやっと身についた一年生ですらその義務を免れないというのはどうかと思う。誰が・何を・どうした、を書かすだけでも大変なのにどうしろというのだ。長女から始まった夏休みの読書感想文地獄は延々続いてはや10年目。その間に、さすがに無茶振りと気づいたのか、何故か「読書感想画」(作文付き)という珍妙なメニューまで出てくる始末。詰め込み教育といわれる私の子供時代(そうは言われているが詰め込みだと思ったことは一度もない)にさえ、低学年は作文はあったにしろ読書感想文なんか無かったんだから、ゆとりもやっちゃったことだしもう無理だと諦めろ。それより日記をもっと書かせろ。一日にあったことを順序良く書いていくことが一番の基本だろうがよ。だいたい学校で書き取りやらせないのがアカンのだ。音読も、毎日違うの読むとか、古典読ますとか、工夫しようよ。今日のニュースの原稿読み、とかでもいいじゃん。コレに載ってるのしかダメとか何なの。

と、文句タラタラだったこの10年なのだが、今年はもう末っ子も四年。来年からは自力で書いて貰う(=親が楽をする)ため、今年はしっかり手を入れとこう。

というわけでこの本。
な、懐かしい。箱入りハードカバーの美しい表紙はもとより、物語自体の面白さ、ワクワク感。「冒険者たち」とともに大事な宝物だった。でも人に貸したら戻って来なかったんだよなあ・・・。それだけ魅力的な本だったとも言えるのだがちと切ない。

案の定娘もハマり、一気読みしてしまった。ふむふむ食いつきはOK。
読書感想文用としては、面白く読んだ本というのが一番だ。

とはいえ、うちの娘さんの文章能力ではとても賞を狙うとかそういうところまではいかない。手取り足取り徹底的に添削してやれば可能かもしれないがそれでは意味が無い。原稿用紙三枚、1000字から1200字という短さで、どのような本をどのように読んだのかを、読む人にわかるように書くのはどうしたらいいか。さらに本人の文章能力も少しはアップさせたいもの。
(あれ、割と贅沢だな)


というわけでやったこと。

1.あらすじを書く
1)物語を一文で説明させる(口頭でもよし)
2)起承転結で言うとどうなるか、簡単に口頭で言わせ、さらにメモを取らせる
3)起承転結それぞれのメモを元に、200字くらいであらすじを書かせる

2.感想を書く
1)1.で作った四つのあらすじそれぞれについて感想を書いていく(2つか3つ)
2)全体としての感想を書く(100字程度)

3.原稿用紙に書く(1)
1.と2.を組み合わせ嵌めこんでいく。慣れてくればいきなり冒頭を結から入るという手もありだが、初心者なので順を追って書いていく。

4.添削
誤字脱字はもちろん、基本的な文章の組立てがきちんとされてるかどうか、同じ言葉ばかり続けていないか、句読点や改行は適当か。なぜこう直すのか、を説明し理解させることも必要(←親子の場合これが難しい)。

5.原稿用紙に書く(2)
母の添削を元に再度書かせる。

6.仕上げ
チェックして問題なければ完成。

これだけのボリュームある本を一気読みしたのも初めてなら、いつもイヤイヤ書く感想文なのに意外に簡単に、短時間で書けてしまった、というのも娘にとって初体験。来年は早めに、自力で書く!と宣言されておりました。

賞を取れる類の技術ではないけど、将来レポートや報告書を書く上でのメソッドの基本にはなりそうな(ほんまかいな)。起承転結がはっきりした、「冒険」(出会いと別れ・旅立ち・戦い・本来の場所への帰還)という物語の基本ともいえる組立が成されている本は、やはり子供にとって面白くかつ書きやすいのだとおもわれる。
ちょっと覚醒の見られる小4女子に、来年の更なる進歩を期待するのである(親バカ)。

さて一方、作文大嫌いの、読書も実用本以外イマイチ好きじゃない、体力だけはあるが集中力皆無の中1男子に何を書かしたか。次回に続く。

2012年8月10日金曜日

夏休みに読んだ本


久しぶりの夏生さんの真骨頂。人の心の裏の部分、悪意の底の底を書かせたら天下一品。
なんというか、男性作家に比べ女性作家の描く恋愛というのは非常に底意地が悪く、破滅的でドロドロ感が半端ないことが多いのだが、それでもなぜ人は恋愛にハマってしまうんでしょう。特にここに出てくる女性陣は聡明で生活能力も高く、物の道理もわきまえてる感じなのに。ここまでハマる恋愛をすることがいいことなのか悪いことなのか、私にはわからない。人によりけりなんだろうけど私には無理そうだな、こうやって小説というフィルターを通して安全なところから見ているだけでも怖すぎだ。

「相手を許さない・許せない=恋愛終わってない」というのには同意。許せない!と怒ったり泣いたり悩んだりしてるうちは、相手への執着があるってことだ。許すも許さんもどーでもいいわーと思えればその恋は終了。うーん、さすが夏生姐さんである。




さて、こちらも私は久しぶり。「白夜行」に感動した私なので、関連作というのはどうなのかとちょっと心配だったのだが、やっぱり面白くて引きこまれた。なにしろ美冬さんの悪女っぷりが素晴らしい。美貌と頭脳と、氷のような沈着冷静さで周囲の男性を手玉に取るさまは、怖い人なのに小気味良い。
キレイに?決まったラストの詳細は書かないが、本当に最後まで完璧に尻尾を出さず勝ち続けているように見える美冬、だがその「完璧さ」がいずれ彼女の仇となるような予感もする。
三部作の二作目といわれているが、本当のラストはどう演出されるのだろうか?

今回「運命の人」も借りたが、まだ一巻だけなので感想はまだ書かない。一昔前の濃ゆい政治とマスコミの世界がさすがの筆致で繰り広げられてます。
今日図書館行ったけどまだ二巻はなかった。夏休み明けですな。

というわけで私も明日から盆休みに入ります。
明けたら子供の夏休み宿題消化週間。愚痴と腹立ちまぎれに記事をアップするであろうとおもわれます。

皆様、よいお盆休みをお過ごしくださいませ。

2012年8月8日水曜日

家族に食事を作ろう【中1男子編】

暑い暑いといってるうちに、夏休みも中盤を過ぎました。
息子の部活も、お盆前に一週間連続でお休み。この間に宿題をやっとけよーということらしい。
今日は家庭科の宿題「家族に食事を作ろう」というレポートの書き方を教示してみた。

【前提】
作文超ニガテ。読書もイマイチ好きじゃない。ストレス無く集中して読めるのはゲーム攻略本。
小学校の時の読書感想文は、母イタコ状態(ほとんど口述筆記)
自由研究?下書きすらしないで書こうとしましたさ。全体のバランスとかレイアウトとかなにそれ美味しいの?状態。
が、お料理は下手ではない。ヤル気もないわけではない。目玉焼きとかスクランブルエッグならなんとかなるし、ご飯があまると醤油かけて炒めて食べてる。

【実践編】
注※以下は、こうさせよう!と思っていたことであり、実際にすべてクリアできたとか、んなわけありません。

0.メニュー決め

レポート用紙にはあらかじめ枠線がひいてあり、品目は3つ分ある。4品目以上作った場合も3つだけ書くように、とあるので、これは絶対に3品目を最低限書かねばならないということである
とはいえ、単にご飯を炊くだけでも1品目になるため、和食であれば一汁一菜メニューをやればそれで3品目になる。あとは本人の家事能力に合わせてメニューを選べばよい。

1.説明を聞きながら、メモを取る

ひとつひとつの品目ごとに作り方を説明。材料も含め、手順を要領よくメモ、あとでこれだけ見れば作れるくらいの完成度を目指す。

2.メモを見ながら実習

材料を揃え、洗い、切る。作業は手際よく、並行して行う。まな板や包丁を安全面に気をつけながら扱う、またこまめに洗うなど衛生面にも注意。メモした内容から実践がうまく導き出せているか、足りない情報などないか確認。
料理というものが、ただ材料をそろえて作るというだけではなく、総合力が必要ということに気づくこと。

3.まとめ

最初のメモ+実習を踏まえ、材料や手順をまとめる。
材料は種類ごとにまとめたり行をかえたりして見やすく。
手順は番号をふって箇条書きにする。段組を考え、字の大きさ・濃さなどに気を配る。作り方を知らない人でも、これを見れば作れるくらいの完成度を目指す。

以下、愚痴。

一応、ここに書いたことはぜーんぶ、言ったことは言った。言ったけどねえ…

なかなかこれだけのことを、一日で教えるってのは難しいわなあ。半分でも理解できてりゃよしとするか、って本当に理解してるのかどうかも定かではないし。フィードバックが大事なんだよねえ本当は。先生、添削してほしいなあ。でもきっとはんこポンで終わりなんだろうなあ。

はー。

夏休みももう半分切った(中学校は)。