2011年10月4日火曜日

10月に読んだ漫画 2




日常を全力で愉しむ男の漫画。何より料理の描写がこれでもかというほど細かくリアルでかつ美味しそう、下手な料理本よりずっとメニューの参考になる。
例えば炊込み御飯なんかだと、あらかじめ米をつけておいた水から調味料の分だけ捨てて…とか、玉ねぎを炒めるときは弱火NG、焦がさない程度に時々返しながらがよい。だから炒めている最中に他の下ごしらえ…とか、買い物から始まって、料理して食べて後片付けするまでの全体の進行を、ここまで具体的に描いた漫画って今までなかったんじゃないだろうか。
完全に大人向けとはいえ、本気でここのレシピは役に立つので、ついつい毎回買ってしまうのであった。
 
ストーリーそのものに過激さはないが、よく考えるとうわあ…なことをさらりと描いちゃうあたりはさすがのよしながさんである。

「宇宙兄弟」15巻出た




限定版は¥1500でストラップ付きらしいが、まあいいや。
今巻は、月での事故がトラウマになってパニック障害を起こしてしまうヒビトの苦悩が中心。
 
「実際にできないことを、いくら出来る出来ると思ってもそれは無駄」
「出来ることを増やしていくことで自信をつけていく」
 
…ですよねえ。
 
ただ「頑張る」「諦めない」という気持ちだけでは何も動かない。
地道に少しずつ、こつこつと地味な努力と小さな達成を繰り返していくことしか
大きな成功につながる道はない。
 
それにしてもこういう漫画を描く人はどうやって取材やら何やらやっているのであろうか。
いろんな人からいろんな話を聞くのだろうけど、
新キャラのバレエダンサー(15)が、10歳まで他人より上達が遅くすぐ泣くわぐずるわの
弱虫バレリーナだったというエピソードなんかリアルだ。
うちのお子さんたちはこんな天才ではなく凡人ではあるが、体力や気力がある年齢までは
どうしてもバランスがとれない、という雰囲気はよくわかる。
育児は待つのも大事だよなあ。
 
待ったなしの場合も多いけど。
 
 

10月に読んだ本 1

いろいろと久しぶりだが、もう好きなようにやろうと思う。

というわけで(どういうわけだ)今話題のこの人の本。

池井戸潤「民王」


「下町ロケット」をちょっと前に読んで、なかなかよかったので図書館で借りてみた。
いわゆる入れ替わりものだが、バカバカしい中にも作者の熱い思いが今回も感じられ、読後はスッキリ。
それにしても銀行、本当に嫌いなのね。勤め人の頃よほど酷い目にあったのだろうか。
政治家に対する「プライベートのスキャンダルや漢字の読み間違いやなんかはどうでもいい。
問題は能力があるかどうか、今まで何をしてきたかどうかだ」という意見は完全同意。
マスコミはもう「ちゃんと報道しないもの」として考えるしかないと思う。下手するとフィクションの世界より無責任でいい加減だもんなあ。