おさ子です。のんびりまったり生きましょう。

「岸辺露伴は動かない 懺悔室」

2025年6月6日  2025年6月6日 

 ガテン仕事が一段落、膝も一段落したんで久々に平日映画館。お安い日だったせいもあるんだろうけど結構な人だった。さすがは露伴先生だぜ。


「岸辺露伴は動かない 懺悔室」渡辺一貴(2025)

 前作はフランスはパリ、今作はイタリアはヴェネツィアが舞台。なんと邦画初!のオール・ヴェネツィア・ロケなんだそうな。なんだろう、やはり露伴先生はイタリアが一番似合うかもしんない。と素で思うほど荒木先生の漫画世界がそっくりそのまま再現されてた。映像だけじゃないぞ、音も、セリフのちっちゃいツとか…がちゃんと聞こえたぞ…ッ!勿論集中線も見えた…ッ!ドン!!!って音も…ッ!

 原作は「岸辺露伴シリーズ」第一作め。ごくごく短い話なのだが、ヴェネツィアという土地の持つ力、そこで撮る映像と音声の持つ力を最大限に活用して、

「岸辺露伴のいるヴェネツィア世界」

を創り上げることに成功してる。誰がどこをとっても絵になる場所ではあるんだけど、露伴先生(つまり荒木先生)ならこの場所のこのアングルで描きそう、という勘所をうまく掴んでると思う。登場人物はさして多くはないが、井浦新さん(lemonはワザとだな笑)はじめ誰も彼も漫画から抜け出てきたようなビジュアルと動き、声。あの世界を十二分に理解し血肉にした上で演技してるのが窺えて、大変すばらしかったです。高橋一生さんは露伴先生をやり始めてもう6年(!)というが、今映画じゃ本当にそのものだった。この映画をそのまま漫画化しても全く違和感ないと思う、いや本当に。

 そして泉ちゃん!渋い色合いの中で唯一のショッキングピンクが映えること!あの色で浮かないというのは凄い。それどころかおどろおどろしい中の光であり癒しになってる、派手派手なのに。キャラとピッタリ嵌ってるからこそなんだろな。此方も唯一無二の役どころ。面白かった。

※ちなみに今回のパンフは真っ赤!赤がポイントだもんね。中身もメッチャ読み応えあり。

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