2025年11月4日
2025年11月4日
読書の秋、アグレッシブに満喫ちう。 「燕は戻ってこない」桐野夏生(2022) NHKの夜ドラ?だったかな、ちょっとだけ観てた。終盤の二話くらい(殆どみとらんやんけ)。代理母を引き受けた女と依頼した夫婦の話。夫の基役が吾郎ちゃん、今思い返してもナイスキャスティングだった。彼は「手練手管系ではなく素でヤバい人」の役がどうしてあんなに似合うんだろか。バラエティ等で観るご本人にそういったヤバさは全く感じないんだけど。役者さんとしてただただ凄い。対する女性二人は、原作よりかなりいい感じだった。つまり……(以下ややネタバレにつき注意) 率直に言おう。この小説、真…
「塗仏の宴 宴の支度」
2025年10月30日
2025年10月30日
どんどん行きますでー。久しぶりの京極さん鈍器本。でもこれは塗仏の宴その一なのよね。宴の始末、に続くのだ。 「塗仏の宴 宴の支度」京極夏彦(1998) これがもう三十年近く前に書かれたものだとはとても思えない。「絡新婦の理」から地続きの世界、暫く離れていたのにも関わらずあっという間に引き戻された。これほどの字数のある作品を、人はいったいどのくらい覚えていられるものだろう……という疑問にも一部答える形になっている。そして京極さんの作品のどれにも言えることなのだが、途中途中で繰り返し設定や状況を把握できるような親切設計になっており、非常にわかりやすい。かな…
「スマートシティはなぜ失敗するのか」
2025年10月28日
2025年10月28日
怒涛の日々がようやく落ち着いた。ので、ずっと前に読んだコレから書いとく。 「スマートシティはなぜ失敗するのか 都市の人類学」シャノン・マターン(2024、訳 依田光江) とはいえ爆速で読んでかなり内容を忘れてる(←)ので カンニング 検索してみた。私が何を書こうがこれ以上のレビューには絶対ならないと思うので置いておきますね。 「スマートシティはなぜ失敗するのか」(シャノンマターン)の感想:技術的視点では捉えきれない都市の複雑さ 私の雑な印象としては「えっ今更そんなこと言うてはるんですか?!」だった。人はコンピューターではない(当たり前)、スマートシティとい…
「沈黙の艦隊 北極海大海戦」
2025年10月14日
2025年10月14日
例によって平日昼間行ってきましたよー。多分一日のうちで最も人少ない時間帯だったと思うけど、その割には埋まってた。やや年配の人多し。男女比は半々かな?(わからん) ────────── 〈やまと〉の能力を限界まで解き放つ アップトリム、20…30…40…50…! ────────── 大ヒット上映中🚢 映画『 #沈黙の艦隊 北極海大海戦』 pic.twitter.com/ZOkkCCofls — 映画『沈黙の艦隊』公式アカウント (@silent_KANTAI) October 13, 2025 「沈黙の艦隊 北極海大海戦」吉野耕平(2025) いやーーー…
「ヨモツイクサ」「深淵のテレパス」
2025年10月12日
2025年10月12日
涼しくなったので読む速さが爆速化イエー♪ホラー二連発。 「ヨモツイクサ」知念実希人(2023) 「古事記」とその土地の不気味な言い伝えをもとに、謎解きミステリーかと思いきや完全ホラーでSF風味もある、贅沢のっけ盛りのお話。ネタバレ厳禁系なので詳しくは言えないが、テンポよくガンガン進んでいくのであっという間に読み終わった。羆エピソードはかなりスプラッタでマジ怖い。さらに作者は現役のお医者様なので、どの臓器がやられたかがやたら詳細なのがまたエグイ。とはいえガチホラーというよりは、最初から最後までサービス満点のエンターテイメントという印象でした。面白かった…
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