2009年8月24日月曜日

8月に読んだ本 その2










「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん
爽やかでほろ苦、だが温かい読後感。欲をいえば、毒がなさすぎる感じだろうか。
だがこの心地よい世界は癖になる。挿絵がカッコイイ。てかカッコ良すぎ?

「守宮薄緑」花村萬月
短編集。単に寄せ集めたのではなく、「短編集」として考えに考えた本だという。
どれも読みごたえがあって面白かった。
本人がこれだけ毛色がちがう、と仰っている「犬の仕組」が一番強烈ですばらしく怖く、好き。

今「シャングリ・ラ」池上永一を読んでる途中。何といってもアイディアが素晴らしいし、作家本人がとても楽しんで書いているふうがうかがえて羨ましい(って実際には苦しいのだろうけど)。
読み終わったら「テンペスト」もいってみよう♪

2009年8月21日金曜日

8月に読んだ本 その1

「悼む人」天童荒太
この方の作品は「永遠の仔」をずっと前に読んだきり
文章がうまく物語も起伏に富んでいてどんどん読み進められる感じだったが
なぜかそれ以外の作品には手が伸びないまま現在に至った
最近、文芸誌に載っていた短編を読んだのをきっかけに
実家にあった本書を二日で読破

何年もかけて書き上げた小説だという
決して「社会派」といわれるようなジャンルの小説ではないのに、
巻末の「参考文献」が多いことに驚いた
「悼む人」が荒太さんの中で熟成していくあいだ
TVや新聞やネット、さまざまな本、のなかから
普通に生活するなかから
見たこと聞いたこと思ったこと感じたことのすべて
シンプルで読みやすい文章のなかに
全部こめられている

「いいたいことを全部書いて、なおかつ読者にもその思いが届くような小説」

常にそんなものを書こうと心がけてはいるが
こういう本物を読むと
自分なんてまだまだまだまだ、と思い知らされる
だけど
逆に希望も見えるきがする
荒太さんのように、目指して歩き続ければ
いつかはこんな高みにたどりつくかもしれないと

地上をはいずる私の
夢だけは
荒野を駆け巡るんである

2009年8月8日土曜日

残暑お見舞い申し上げます

蒸し暑い日々が続きます
皆様いかがおすごしでしょうか
さて
わたくしの家は明日からお盆モードです
しばらくネットともお別れです
皆様も
よいお盆休みを

読んだ本
山本文緒「落花流水」