2013年8月9日
2023年9月13日
この場所もどうしようかなあと思いつつ、記録の意味で書いとく。フィクションの世界も、現代社会で生きていく上ではけっこう必要なのかもしれないと思う今日このごろ。 「死神の精度」伊坂幸太郎
この人はやっぱりうまい。設定は荒唐無稽なのに、細やかで慎重に考えぬかれた文章なので気持ちよくすっと入ってくる。ストーリーは定番で安心して読めるけれども決して陳腐に逃げることなく、ちょこちょこ意外で、斬新な展開があって退屈しない。「死神」は非情な存在なのだが、過剰に思い入れることなく、かといって完全な傍観者というわけでもない、その距離感が絶妙。 「ジウⅠ・Ⅱ」誉田哲也
三部作の…
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