「ミッキー7」「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
ああああ書くべき記事がどんどん溜まっていく。のに、また図書館で本借りちゃった☆読書の秋到来ですよまだ暑いけど。

「ミッキー7」エドワード・アシュトン 訳 大谷真弓
Mickey7 / Edward Ashton (2022)
以前観た「ミッキー17」の原作。映画とはエクスペンダブルの設定だけ同じの、全く別物の話だった。というか映画はよくぞうまいことまとめたなとまたもや感心。あっちはあっちで面白いし、こっちはこっちで面白さの種類が違う感じ。それにしても何で原作は7で映画が17かって、単に
「十回多く殺した」
からだっていうの、あんまりやん監督(笑)。
地球上で新天地を求めて船出していった先人たちと同様、未来の人類は地球から「離散」して宇宙に出る。良さげな惑星を探し住処を作り上げようと奮闘努力する……というとなんとなく崇高に聞こえなくもないけど、実際は全く甘くないしカッコよくもない。危険と隣り合わせの日々をなんとかかんとかやり過ごす、ユーモラスに描いてはいるけど割としんどい話だ。時代とか場所とか設定とかがSFの括りというだけで、紛れもなく人間ドラマだし生死の意味を考えさせられる内容。何より「エクスペンダブル」でいくらでも続編作れちゃいそうなの凄い。「火の鳥」じゃん。

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」アンディ・ウィアー 訳 小野田和子
Project Hail Mary / Andy Weir(2021米)
さてこちらは映画化決定の報にTwitter(x)がざわつき、既読者の誰もが
「絶対に粗筋を検索するな!」「とにかく読め!」
と異口同音に訴えていたのを覚えている。長女が買って先に読み終わったのだが、
「はよ読め」
と速攻で渡されたので積読の一番上に載せ、土日で上巻をほぼ読み終え、関西旅から帰宅後二日で下巻をほぼ一気読み。うんこれは……要約しちゃアカンやつ。のっけから謎解き突入で、徐々に色々判明していく経緯も洒落てるし構成も絶妙。なので
「とにかく読め」
しか言えない。私を信じて!なに信じられない?では大きなヒント、作者は「火星の人」書いた人。小説は未読だけど(←)映画「オデッセイ」は面白かった。原作も読まなくちゃ!(積読プラス)。
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