2022年9月27日(火)

  安倍晋三元総理の国葬儀の日。

 奇しくも私の亡父の誕生日なんですよね。父が生きてたら何を言ったかなあ。

 朝少しバタバタして、ふと献花の行列はどうなっているかとツイッターをチェックしたら、あまりに待機の列が長くなったため十時開始を前倒ししたとのこと。さらにぐんぐん伸び続けているという。移動に一時間かかることを考えると、現地に行ってしまえば午後からの中継に間に合わない、と判断。献花は皆さまにお任せして、家でじっくり国葬を拝見することにした。

 ひとつには、例の反対デモの声を生で聞きたくなかったこともある。とはいえTVをつけると特に民放ではじゃんじゃか流しており、結局NHKに切り替えた。献花の列に加われなかったのは非常に残念だったが、現地であんなのを見聞きしたら冷静でいられるかどうかわからなかったので私にとっては正解だったと思う。7月に記帳と献花に行っておいて本当に良かった。

それにしてもこの整然とした列よ。7月の時と同じ、花束持った人が静かに一人また一人と列に加わっていくその光景。老若男女、さまざまな年齢層、さまざまな職業の人が、自分の意思でこの場にいる。

 これだけ大勢の人が目的を同じうして、ひとつの列に長時間並び、騒ぎもせずイラつきもせず、落ち着いた物腰で歩き続けている。
やはり日本人、まだまだ捨てたものではない。これだけの振舞いが出来る人たちがこんなに大勢いるんだから。まあ、ある種の権力者(独裁者)にはさぞかし恐ろしい眺めかもしれないな。
 TV中継は、19発の弔砲が鳴る中、ちょうど明恵夫人の車が防衛省の前に現れたあたりから観た。自衛隊の皆さんが最敬礼で出迎える中一周していかれた。もうこの辺で目頭が熱くなる。
 それから式場の武道館に到着して、明恵夫人がお骨を岸田総理に。どんな思いで手渡されたろうか。どんな思いで受け取られたろうか。









 開式の辞、歌の無い国家が流れ、一分間の黙とう。静寂の中で行うのが通例だが、今回は音楽を流していた。(黙とう時に鳴り物を鳴らして騒いでやろうという例のデモ対策かなと思ったが、実際何も聞こえなかったし良かった)
 次の「生前の姿の映写」(政府作成)、安倍元総理の「花」のピアノ演奏をバックに数々の功績が語られる。
 もうさ、この映像こそTVで延々流せばいいよ。
 何でこの人が死ななきゃいけなかったんだ。何してくれてんだ。日本国にとって大事な大事な、得難い人だったじゃん。悔しい。
 とひとしきり涙にくれつつじっくり最初から最後まで観た。
 追悼辞はこちら。
 話題になった菅元総理のみならず、どなたも心のこもった素晴らしい追悼辞でした。
 それから、個人的におお!と感動したのは皇室からの御使い。
 勅使(天皇陛下の御使い)
 皇后宮使(皇后陛下の御使い)
 上皇使(上皇陛下の御使い)
 上皇后宮使(上皇后陛下の御使い)
 国葬ってつくづく凄い……そして拝礼がお美しいことったらもう。ひとつひとつの所作のお品ときたらもう。
 その後は秋篠宮さまをはじめとした七人の皇室の方々がご供花くださり、葬儀委員長の岸田総理・喪主の明恵夫人・ご遺族・衆議院議長・参議院議長・最高裁長官・友人代表(菅さん)、海外要人、と続きます。
 この辺りからTV中継は終わったのでニコニコライブを流してたんだけど、物凄く大勢の人たちがお花を供え、雪のかかった山を模した祭壇に向けて手を合わせる姿はなかなか胸に迫るものがありました。
 やっぱり国葬やってよかったじゃないか。
 安倍元総理は、充分国葬をやるに足る人だったよ。
 そして「国葬」それ自体、目や耳に焼き付けておく、後世に語り伝える価値のある儀式だった。同じ時代に生きて目の当たりに出来たのは幸運だったと思う。

 だけどやはり、もっと生きていてほしかった。もっと活躍する姿が見たかった。
 安倍晋三様、もうこれで本当にお別れなんですね……寂しいです。
 どうか安らかにお眠りください。
 そしてこれからもずっと、日本国と日本人を見守っていてくださいね。

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