「ゴーストハント 5 鮮血の迷宮」小野不由美 KADOKAWA
これ、このネタ好きだ。謎のお邸。訳ワカラン改装がされてて、歪な構造と謎の空間。そこで起きる謎の現象!
後書きでシャーリー・ジャクスンの「丘の家」(山荘奇譚)にも触れていたけどまさにそれの大型複雑系。全然話が違うけど、自称霊能者たちのうさん臭さとみっともない争いっぷりには、山岸涼子の「汐の声」もちょっと思い出した。これ、映画化されないかなー。実写は無理っぽいからアニメで。時代をそのままにすれば、令和の若者からすればちょっとした時代劇になりそう。
主人公の麻衣たちゴーストハンターは相変わらず、派手なパフォーマンスこそしないが、地道に部屋や廊下のサイズを計測していくことでこの邸の異常な構造を数値で捉え、データ化して突き止めていく。なかなかこういう込み入った構造物を文章だけでイメージさせるのは難しいと思うんだけど、これは読んでいくうちに確かに感じることができた。どういう目的で次々と改装・増築していったのかを(詳しくはネタバレなので書かない)。
登場人物の事情もまた、徐々に割れていくのがこれまたシリーズものの愉しみ。読み出すとあっという間に読み切ってしまうので、もう後半戦になってきたのがちょっと寂しいー。
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