「インドで考えたこと」堀田善衛 岩波新書(1957年初版)
久々、読書猿さんおススメのコレ。堀田善衛さんといえば、手持ちの作品は「スペイン断章」「ゴヤ」なので、何となくスペインのイメージがあったんだけど、こんな若い時にインドに行かれていたのね。ジブリとも縁が深い(wikiの写真がジブリの登場人物っぽい(笑))。方丈記、是非やってほしい。
で、この本だけれども、前半の大胆でいて精緻なスケッチのような内容と、終盤の思想と内面に迫る部分とでかなりインドを分かった気になれる。とはいえ1956年のインドであり、日本人。とにかく文章がうまい、語彙力半端ない。ベースとなる知識も半端ない。戦後間もない日本の作家というひとが、これほどにインテリだというのにも驚愕する。紀行文としてここまで凄いものを書ける人ってもうあんまりいないんじゃないのかなあ。今ならもっと肩書がつきそう。
短くて読みやすいし、最後の一文には本当に痺れる!ので、是非ぜひ一人でも多くの人が読んでほしい。とはいえ、2018年で69刷も出ているんだけど。

久々、読書猿さんおススメのコレ。堀田善衛さんといえば、手持ちの作品は「スペイン断章」「ゴヤ」なので、何となくスペインのイメージがあったんだけど、こんな若い時にインドに行かれていたのね。ジブリとも縁が深い(wikiの写真がジブリの登場人物っぽい(笑))。方丈記、是非やってほしい。
で、この本だけれども、前半の大胆でいて精緻なスケッチのような内容と、終盤の思想と内面に迫る部分とでかなりインドを分かった気になれる。とはいえ1956年のインドであり、日本人。とにかく文章がうまい、語彙力半端ない。ベースとなる知識も半端ない。戦後間もない日本の作家というひとが、これほどにインテリだというのにも驚愕する。紀行文としてここまで凄いものを書ける人ってもうあんまりいないんじゃないのかなあ。今ならもっと肩書がつきそう。
短くて読みやすいし、最後の一文には本当に痺れる!ので、是非ぜひ一人でも多くの人が読んでほしい。とはいえ、2018年で69刷も出ているんだけど。
「あやかし草紙 三島屋変調百物語」宮部みゆき(2020)
三島屋「変わり百物語」シリーズ五冊目。なのに実は最初の方読んでない。これはちゃんと揃えないと、とこの巻読んで思った。ここでは内容はあえて語らないが、オカルトチックなところと、現実的なところがうまいこと混ざりあってるのが前回同様イイ感じ。この「現実」が現代じゃないところがポイント。そして、小さな部屋で「語られる話」であるところもポイント。定型をつくりながら、少しズラしたり、変化を加えたりする加減が絶妙です。
物語そのものが主人公で、それを語る事、聞く事、それによる疑似体験、それによる現実への影響、で構築されている。この巻から更に「絵」というメディアも追加された。百話に至るまでにどうなっていくのか、本当に楽しみ。
三島屋「変わり百物語」シリーズ五冊目。なのに実は最初の方読んでない。これはちゃんと揃えないと、とこの巻読んで思った。ここでは内容はあえて語らないが、オカルトチックなところと、現実的なところがうまいこと混ざりあってるのが前回同様イイ感じ。この「現実」が現代じゃないところがポイント。そして、小さな部屋で「語られる話」であるところもポイント。定型をつくりながら、少しズラしたり、変化を加えたりする加減が絶妙です。
物語そのものが主人公で、それを語る事、聞く事、それによる疑似体験、それによる現実への影響、で構築されている。この巻から更に「絵」というメディアも追加された。百話に至るまでにどうなっていくのか、本当に楽しみ。
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