「病院坂の首縊りの家」上・下 横溝正史 (1975-77『野生時代』に連載)
まずこの表紙が怖いよね。私が実家に置いてあるのもこっちのバージョン。もしかして初版かもしれない。ボロボロだろうけど。
こちらも推理小説ということで梗概はあえて書かないけど、映画とは全く違うことだけは言っておく。もはや別作品と言っても過言ではない。映画の方は市川崑と石坂浩二コンビの集大成、小説の方は横溝作品の集大成といえばいいかもしれない。
小説はとにかくスパンが長いし登場人物も格段に多く複雑で、二時間程度に押し込むのはどうやっても無理なので、映画の方は殺人にしてもトリックもへったくれもなく、強引な力技でやってる感が微笑ましい(笑)苦労がしのばれます。
で、読み返してみて思ったがとにかく読みやすいことと、使ってる言葉がもう既に現代ではない。金田一と作家(横溝自身)の会話からみても、この世代の方は漢文の素養が普通にあるんだろうなと思う。読みやすさもそこから来てるのかもしれない。独特のリズム感といいますか、間合いといいますか、こういう感じの作家さんってまだいるのかなあ。なにせもう三十五年も前に書かれたものだもの。そう、小説の中での経過時間よりずっと長い年月なのだ。
横溝作品は大体、色と欲に塗れたおどろおどろしい世界が常なのだが、令和の今あらためて読み返すと、もう現実離れしすぎてダークファンタジーといっていいほどの趣である。えっ、こんなこと普通する?!で、こんなに長々と執着する?!恨み続ける?!どうしてこうなった!って、とにかく全編濃ゆいのだ。
映画の方の記事で、ドラマ化してくれればいいのにと書いたが、街並みや家の内部以前に、ちょっと放送倫理的にキツイかもしれない。深夜枠のアニメかな。。。うーん。でもやってくれたら私は観る!
まずこの表紙が怖いよね。私が実家に置いてあるのもこっちのバージョン。もしかして初版かもしれない。ボロボロだろうけど。
こちらも推理小説ということで梗概はあえて書かないけど、映画とは全く違うことだけは言っておく。もはや別作品と言っても過言ではない。映画の方は市川崑と石坂浩二コンビの集大成、小説の方は横溝作品の集大成といえばいいかもしれない。
小説はとにかくスパンが長いし登場人物も格段に多く複雑で、二時間程度に押し込むのはどうやっても無理なので、映画の方は殺人にしてもトリックもへったくれもなく、強引な力技でやってる感が微笑ましい(笑)苦労がしのばれます。
で、読み返してみて思ったがとにかく読みやすいことと、使ってる言葉がもう既に現代ではない。金田一と作家(横溝自身)の会話からみても、この世代の方は漢文の素養が普通にあるんだろうなと思う。読みやすさもそこから来てるのかもしれない。独特のリズム感といいますか、間合いといいますか、こういう感じの作家さんってまだいるのかなあ。なにせもう三十五年も前に書かれたものだもの。そう、小説の中での経過時間よりずっと長い年月なのだ。
横溝作品は大体、色と欲に塗れたおどろおどろしい世界が常なのだが、令和の今あらためて読み返すと、もう現実離れしすぎてダークファンタジーといっていいほどの趣である。えっ、こんなこと普通する?!で、こんなに長々と執着する?!恨み続ける?!どうしてこうなった!って、とにかく全編濃ゆいのだ。
映画の方の記事で、ドラマ化してくれればいいのにと書いたが、街並みや家の内部以前に、ちょっと放送倫理的にキツイかもしれない。深夜枠のアニメかな。。。うーん。でもやってくれたら私は観る!
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