「ミスティック・リバー」

例によって見逃した映画のひとつ。

「ミスティック・リバー」クリント・イーストウッド
Mystic River Clint Eastwood (2003米)

もう17年も前の映画なのね。ケヴィン・ベーコン、ショーン・ペン、ティム・ロビンス。皆この時点でオジサンだが、若いなーと思う位には自分も年取った(泣)。


【60字梗概】
娘を殺された男が、少年時代の性被害のトラウマを抱える幼馴染を疑い殺害したが犯人は別人。全てを知るもう一人の幼馴染の刑事は沈黙を守る。

クリント監督はたまに物凄く救いのない、あんまりな映画をキッチリと作るが、これはその中でも相当なレベル。
ポスターにあるけどこれ「大人のスタンドバイミー」なんて言われてたのか。いやいやいや、全く別物。物凄く大雑把に言うと規模の小さ目な「ゴッドファーザー」の方が近いように思う。無垢な魂を悪が汚し、その毒が後々まで効いて更なる悪が連鎖していくといった感じ。
少年の頃受けた性的被害のトラウマに長く悩まされた挙句、冤罪をかけられ殺されてしまったデイブが一番悲惨ではあるが、殺した方のジミーもこれで後戻りのきかない、本物のダークサイドに堕ちてしまった(ショーン・ペンが超ハマり役!)。刑事であるショーンも、真犯人を突き止め捕まえたものの、こちらの闇には手を突っ込めない。全てを真っ当な道に戻すのは不可能で、無理に戻そうとすれば全てを壊さなければならないからだ。
出口のないスパイラルに巻き込まれてしまった人間の姿をそのまんま描いた、しんどい映画だった。原作読んでみたい。

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