「パッドマン」


観たかったのにすぐ終わっちゃったシリーズ。インド映画、実はちゃんと観たの初めて。

「パッドマン 五億人の女性を救った男」 R・バールキ  
Padman R. Balki(2018印)

いやー面白かった!インド映画といえば歌って踊るというものと聞いていたけど、おそらくこれは通常よりかなり少な目? 実話をベースに、虚実織り交ぜて(たぶん)、映画の面白さの要素を盛り盛りに詰め込んで作った正統派のエンターテイメントでした。

【60文字梗概】
愛妻のため生理用品を作ろうとして村を追われた男が、都会に出て安価な製造機械を発明、事業を成功させ、妻のもとに帰った。

 梗概が書きやすい。つまりそれだけ構造がキレイにまとまっているということ。起承転結も明確でわかりやすく、主人公が旅立って帰還するという物語の王道も踏んでいる。何より主人公の明るさ素直さしたたかさ!さすがはインドだ(根拠なし)。他の作品も観たくなる。
 前半は旧弊な価値観とのぶつかりあいが描かれるが、主人公ラクシュミのやり方も大概性急すぎの乱暴すぎで、試作品のナプキンを手に女子医大に突撃したり、初潮を迎えたばかりの女の子に夜中ベランダ越しに渡そうとしたり、皆に断られたあげくに自分で試した結果が……いやそれは無理やろいくら何でも……単なるヘンタイと思われる、っていうか結果としてその通りですやろ……という所業のオンパレード。最愛の妻を心配して始めたのが、生来の研究好きに火がついて止まらなくなった感も大いにある。だが本人大真面目で、全く邪心はなく、良い事をしていると信じて疑わない。妻や妹や母に泣かれ、地元の皆に馬鹿にされ謗られて村を出て行った後も、この超絶強いメンタルとまっすぐに突き進むひたむきさに打たれるのか、何故か其処此処で助けてくれる人が現れる。女性にも惚れられる。目的に向かって強引にかつしたたかに突き進む推進力、ああこれは日本人が逆立ちしても敵わないところだなと実感させられる。
 圧巻は、成功者としてアメリカで行ったスピーチ。通訳を退け、片言の英語で熱く語るラクシュミ。会場は大受けで爆笑また爆笑、最後は感動の大喝采。真に語るべき事を持つ人は語学の壁などやすやすと超えるのだ。
 音楽も踊りもひたすらカッコよく、ひたすら明るく爽やかで、少し切なくホロリともさせられる、まさに「元気の出るインド映画」でございました。

にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿