「運び屋」

台風続きで気圧の変動にやられたか体調を崩し、めまい発作で寝込んでました。ほぼ何もせず二日間。この歳でまだこんなに寝られるんかいというほど寝ましたわ。いまもまだフラフラしますがほぼほぼ復活!この程度でへたれてたら、まだ新作を作るつもりらしいイーストウッド様に笑われるわ。ってことでこれ。

 
「運び屋」クリント・イーストウッド
The Mule Clint Eastwood(2018米)

駆け込みで新調した4K対応テレビで観たら、何コレ超キレイ…風景もお花も。その中で悠々と歩き回るクリント扮するアールおじいちゃんが本当に素敵なおじいちゃんでもうそれだけで得した気分。リアル娘さんも娘役で出てます。

【60字梗概】
麻薬の運び屋を請け負う退役軍人の老人が、妻の危篤と死に立ち合い取引に遅れたことで逮捕されるが、疎遠だった家族とは和解する。

 ずっとアメリカを観て来て、それを映画にしてきた人だから、若造には決して描けないものが描ける。とにかく人間観察力が半端ない。ただ漫然と年を重ねてきただけではないこの重み。老人故のささやかな傲慢とか、まだ残る差別感情とか、若者には気恥ずかしくて言えないような冗談とか、身に染みる一言とか。
100歳まで生きようとする者は99歳の者だけだ」
 死を前にした妻の前でこのセリフ。痺れる。
 非情なギャング達が、アールに対しては本音の顔を垣間見せたり、良心の呵責を呼び覚まされるようなシーンが本当リアル。アールの方も確実に計算して振る舞っている、そのしたたかさがまたたまらない。
 クリントの映画のDVDでいつも楽しみなメイキング、今回もとても良かった。実は超絶元気なクリント監督が「90歳の老人の演技をする」ことがまた周囲の俳優さん達の感動を呼んでいる。いつも思うが、この老監督の映画に参加した人々の幸せそうなことといったら!
 この映画、もっと評価されていいと思うんだけどなあ。映画館上映はすぐに終わってしまっていた。(例によって観そこなった)

にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿