移動

白い壁の小さな待合所に座っている。小さな丸テーブルと椅子が壁に沿って並んでいて、待っている人は全員女性だった。順番が来たのでドアを開け部屋に入る。白いカーテンをめくると中はとても明るく眩しかった。
 気づくと屋上にいる。曇った空の下を一通り歩き回ったあと、向こうからぞくぞくと歩いてくる人々とすれ違いながら建物の中に入り階段を下りる。途中の階に温水プールがあり、水着バッグを手にした親子連れが数組歩いていた。湯気がすごい。
 さらに下に降りようとエレベーターに乗ると、どのボタンを押しても電気がつかない。扉も開かない。エレベーターはそのまま横移動して別の場所に進んでいる。慌てて全部のボタンを順に押していったら途中でドアが開いた。
 向こうに駅が見えた。要請を受け、これから電車に乗って仕事をしにいくのだ。エレベーターから出ると迎えの男性が来ていた。まったくの初対面だ。挨拶をかわし一緒に駅に向かった。


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