「希望荘」

2019年(平成31年)明けましておめでとうございます。
このような辺境のブログにお立ち寄りいただいた皆さま、誠にありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、新年最初の記事はやっぱり読書。


「希望荘」 宮部みゆき
杉村さんシリーズ、今回は短編4本。
「聖域」
「希望荘」
「砂男」
「二重身」
最初の二本は既に探偵としての仕事を始めてからの話、三本目は少し時間を遡り、探偵になったきっかけが描かれた話、最後は東北大震災に絡めた話。

独りになった杉村さん、いきなり腹黒さ全開で探偵業に邁進していくさまはさすが善意に振れたサイコパス(と私は確信してる)。のめり込むなとか助言されてるけど、それは杉村自身というより彼に振り回される周囲が危険てことだ。見た目は全く無害、誰にも警戒されず訳ありの他人を吸い寄せる。吸い寄せられたが最後、杉村の思うままに動かされ、開かされる。滅多なことでは怒らない杉村はつまり、他人にそれとわかる弱点が殆ど無い。探偵としては非常に有能だし、自分のやったことから何とか逃げようとしている犯罪者には脅威だが、家族としてはちときつかろうな、と思う。
こういうある意味「異能」を持つ人間は、犯罪を未然に防止できるだろうか。今の所、起こってしまったことを精緻に辿ることで犯人を特定するくらいだが(それも凄いけど)、負の方向に振り切ったサイコパスとの対決を見てみたい。同族同士の対決というか。あ、それってハリーとヴォルデモート?

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確か去年の初めに「今年中にアップする」と口走ったサイト、実はアップしてます。ただまだ工事中(←懐かしい言い方)の箇所が若干ありますので、公表は今しばらくお待ちくださいませ。二月頭頃にはお知らせできるかと。

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