読んだ本いろいろ 8
あの半沢直樹が出向先でも大活躍!もはや水戸黄門的なノリですいすい読めて最後にスッキリ♪あっというまに読みきった。企業買収の丁々発止のやりとりが痛快。白状すると「ホワイトナイト」の意味がこれでやっと理解できた(遅)。
「ロスジェネ」いわゆる就職氷河期に就労した世代ということらしいが、もちろん単に世代で一括りにしてはいない。サラリーマンという「枠」を選んだことにプライドを持ち、与えられた場で誠実かつ前向きに仕事をこなす姿はやはり気持ちがいい。基本的に勧善懲悪な展開で、ご都合主義的な部分も多いことは多いが、読後感がいいので細かいとこはええやん!ということで。
田口&白鳥コンビの最後の事件!ということで、久々に二人が主体で活躍。終盤に、今までの主要人物揃い踏みしたのは楽しかった。スティーヴン・キングもそうなんだけど、作品世界がぜんぶ繋がってるのは読書好きにはホント嬉しい。特に海棠さんの場合は、まんま現実の制度改革に繋げようとしているところがまた興味深い。
なんとなくだが、海堂さん自身は外見田口で内面が白鳥なんじゃなかろうか。最強にして腹黒さ倍。
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