おさ子です。のんびりまったり生きましょう。

「ウェポンズ」

2025年12月18日  2025年12月18日 

 ワーナージャパン最後の配給作品というので行ってきた。平日のわりに人入ってた、というか最近映画館に人戻ってきてない?R18+ホラーのせいか場内の平均年齢は若め(体感)。

「ウェポンズ」ザック・クレッガー(2025米)

Weapons / Zach Cregger 

 ある朝、あるクラスの子供たちが一人を残して全員失踪した。総勢17人。どの子も同じ時間に同じように家から出て行く姿が防犯カメラに映っていた。家族も警察も全力で捜査するが手掛かりなし。

 前半はこの「事件」を中心に、各登場人物ごとの視点で繰り返し語られ、徐々に全貌が見えてくる構成になってる。いや徐々に、というわけじゃないな。人物が変わるごとに新たな事実が判明して、いつの間にか思いもよらぬ方向に突き進んでいた、という感じ。前半はホラーというよりミステリー要素が強めなんだけれども、いわゆるジャンプスケアやじわじわ恐怖感・嫌悪感を煽る絵面や人怖要素、怪しげな儀式まがいなどなど、ホラー要素も絶えずふんだんにご用意されている贅沢仕様。後半は怒涛のハイスピード展開でこれまた明後日の方向へと駆け抜けてく。

 ストーリーに関しては何の前提知識も入れない方がいいので語らないが、スティーヴン・キングが激賞した、というのが納得しかない。実際の小説や映画のオマージュもてんこ盛り(まさかあの時間まで意味があるとは!)。ホラー好きなお方にはたまらない作りとだけ言っとく。とはいえ何も知らずとも、いやむしろ知らない方が楽しめると思う。私も記憶を消してもう一度観たいくらい。けっこうなスプラッタでグロ描写・痛い描写もあるけどマジで面白いです!!!

 ところで一部映画の感想で、ラストは大爆笑した、というのを散見するけど、私が観た時は誰も笑ってなかったし、私も笑いは出なかったなー。恐怖の対極は笑いだとかの楳図かずお御大が仰っていたけど、その意味での笑いなのかもしれぬ。だから笑ってしまっても別におかしくないし、笑わなくても別におかしくない。と私は思います。あっそういや、ラストあたりは完全に「楳図ワールド」でした!(個人の感想です)

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