「F1」
暑い暑い。これを観に行ったのはもうだいぶ前なんだけど、その時より暑い。封切り翌週だったせいか平日でもまあまあ人多かった。
「音楽で本物さながらの
— 映画『F1/エフワン』公式 (@F1Movie_jp) July 16, 2025
レース体験を提供したい」
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映画音楽の巨匠
#ハンス・ジマー が音楽作りに挑む!
メイキング映像解禁🏁
\\#ルイス・ハミルトン 選手との会話が
大きな影響を与え、作られた曲🎶
圧倒的な“音の臨場感”を
映画館で体感せよ💥#映画F1 大ヒット上映中🏎️ pic.twitter.com/S06HG1FE2q
「F1」ジョセフ・コシンスキー
F1:the movie Joseph Kosinski(2025米)
ブラピ版F1版 「トップガン」じゃん、と思ったら監督・プロデューサー・脚本が「マーヴェリック」のスタッフとな。納得の映像と音。観るなら絶対映画館一択でしょうこれは。
とはいえ私自身はペーでパーなドライバー()だし、全然カーレースにも詳しくなく、TVで放映してるとたまにポケラーと観入ってしまう程度(そういう人多いのではないか)。ただ車が走ってるだけなのに何で観てしまうのかなあと自分でも不思議だったのだが、チーム競技!の雰囲気に惹かれてるのかもしれん、と映画観て気づいた(遅)。ピットインでのクルーの「絶対に〇秒でやってやるぞ感」、実に気持ちが良い。走ってる車をガン見して逐一データをチェック、今何をすべきか・何をやるかを決め、車がピットに入るや全員でそれっと一気にかかって仕上げて送り出す、そこに必ずや存在するドラマの一つ一つを盛り盛り贅沢セットで見せてもらった感じ。
ブラピ演じる伝説のカリスマドライバー・ソニーが紛れもなく「ジジイ」だったのも良かった。いや見た目十分若くてムッキムキの超絶イケメン!なんだけれども、ヘルメット被ると顔の皮膚の張りが、若いエースドライバーのそれとは如実に違う。やたらアップにされてたのは絶対ワザとだ。俳優魂だわ。そういうのも含めめっちゃカッコイイ。
ストーリーはごくごくシンプル。「トップガンマーヴェリック」と図式は同じで、「往年の名ドライバーが旧友に呼び出され存亡の危機にあるレーシングチームを救う」話。才能ある新進気鋭の若者との衝突と和解、有能でひたむきな美人スタッフとの恋模様、が華を添えるあたりもお約束。ただ面白いのは「伝説のカリスマドライバーの強さ」が、経験値や技能の高さだけじゃなく、えっそれ単なるズルじゃないの?!うわー汚い、大人って汚いわーーーというやり方を臆面もなくやってのけちゃうところ。その一方で地道なトレーニングは欠かさず、レースの前に必ずコースを自分の足で走り、毎回のルーティン(験担ぎ)もキッチリ決めてるという、いかにも古参の頑固ジジイっぷりもまたよき。
洋画がゴッソリ減ってしまった中、トム・クルーズにしてもブラッド・ピットにしても、ハリウッドよ元気出せ!まだまだいけるぞ!っていう気持ちで頑張ってるような気もする。どんどんやってほしいです。とにかくド派手で贅沢でスカっとする鉄板王道映画、面白かった!

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