いよいよ 1/17公開!「#敵」
— 映画『敵』公式 (@teki_movie) January 10, 2025
◤世界は「敵 」に「味方」したー◢
🏆第18回アジア・フィルム・アワード
6部門ノミネート!
🏆第37回東京国際映画祭
3冠受賞の快挙!
完璧な余生を送っていた、儀助に届いた一通のメッセージ「”敵”がやってくる」
果たして”敵”の正体とはー#吉田大八 #長塚京三… pic.twitter.com/U2vLtDHC2T
「敵」吉田大八(2023)
第37回東京国際映画祭コンペティション部門(2024)にて東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞(吉田大八)、最優秀男優賞(長塚京三)の3冠。
前半は「孤独のグルメ独居老人(75歳元大学教授)版」といった感じで、ひたすらに主人公の日常生活が描かれる。古い日本家屋で男一人の「丁寧な暮らし」は妙に生々しく見ごたえがあって私は面白かったんだけど、後ろの座席からすこやかな寝息が(笑)いびきじゃなかったのでオケ!だがまあわからんでもない。白黒だと映像から受ける刺激がかなり減る。とあるシーンではなるほどこれはカラーだとヤバイ……と思いました(つか普通映さないやろ!)。
ただ何しろ筒井さん原作なので、それで終わりのはずはない。日常が少しずつ崩され侵食されて、得体のしれない「敵」の存在が迫る。この辺の展開は本当に見事で、どこからがリアルでどこまでが夢なのかはたまた全て妄想なのか、初見ではその発端がわからなかった。後半は寝息も聞こえず、まず私が引き込まれまくって周囲の様子なんぞ耳に入りませんでした。
なんといっても長塚さんの「元大学教授(仏文)」の解像度が高すぎて元文学部学生としては面白すぎた。うわーこういう言い方するしこういう接し方するよねーわかるう!と脳内で頷きまくり。あと書斎!書斎いいよね!ああいう書斎憧れる!
時間軸としては短い間だと思うのだが、ダンディな老紳士然としていた主人公が一気に老け込んだように見えること、整然としていた家の中が徐々に、そこはかとなく荒れてくるところとか芸が細かかった。自分の「老い」に気づいた瞬間からそうなるのかもしれないな。呆けたとかじゃなく自覚的に、こういう混乱に直面するのはメチャクチャ怖いことなんだろうけど、同時に滑稽さも含んでて、暗くならない。これ筒井さん、63歳の時に書いたのかー。凄いな。やっぱり巨人だわ。原作も読もうっと。
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