おさ子です。のんびりまったり生きましょう。

「陰陽師」「烏百花 白百合の章」

2024年7月19日  2024年7月20日 

 積読がー、読む傍から増えていくー。なんなの子でも産んでるの?


「陰陽師 鳳凰ノ巻」夢枕獏(2000)

「陰陽師 生成り姫」夢枕獏(2000)

「鳳凰ノ巻」はシリーズ第四作目。やはり超読みやすい。結構な重い内容だったりもするのだが、余白の妙と不思議なリズム感にてすいすいいける。特に夏はオススメかもしんない。いや真面目に。

泰山府君祭
青鬼の背に乗りたる男の譚
月見草
漢神道士
手をひく人
髑髏譚
晴明、道満と覆物の中身を占うこと

「生成り姫」はシリーズ初の長編。ここから読み始めてもいける親切設計になってる。各登場人物の説明から、晴明と博雅の関係性、蘆屋道満との絡みも(←ブラックジャックとキリコみたいな?)そうか、今思ったけど(遅)このシリーズ、京都のご当地小説でもある。この作品の舞台は丑の刻参りで有名なあの神社です。
 おおこれはビジュアルで観たいわねと思ったら2022年に舞台化されてた。アニメ作ってくれんかのう。これも夏には最高だと思うの。



「烏百花 白百合の章」阿部智里(2023)

 今ちょうどアニメもやってる八咫烏シリーズの外伝第二作。紹介に「震撼の第2部へと橋を架ける8編」とある。ひいい。

かれのおとない
ふゆのことら
ちはやのだんまり
あきのあやぎぬ
おにびさく
なつのゆうばえ
はるのとこやみ
きんかんをにる

 既にアニメ一期で初見の方々を震撼させたあの方のお母様も出ております。親の因果が子に報いといいますか何といいますか……ヤバい。ヤバいとしか言いようがない。この不穏なひらがなタイトル8編の中でもほのぼの系はなくもない……?ですけど、まあ殆ど全部嵐の前の静けさ、かつ、どうにもならない必然に邁進してる感。ああもう一回全部読み返したくなってきたな。というわけで積読まったく減る気配なし。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ

にほんブログ村

ー記事をシェアするー
B!
タグ

コメント

notice:

過去記事の改変は原則しない/やむを得ない場合は取り消し線付きで行う/画像リンク切れ対策でテキスト情報追加はあり/本や映画の画像は楽天の商品リンク、公式SNSアカウントからの引用等を使用。(2023/9/11-14に全記事変更)(2024/10より順次Amazonリンクは削除し楽天に変更)

このブログを検索

ここ一か月でまあまあ見てもらった記事