何の脈絡もない組み合わせ。積観も順調に溜まっている。
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| 映画.comより |
「ウトヤ島 7月22日」エリック・ポッペ
Utoya 22. juli Erik Poppe(2018ノルウェー)
2011年にノルウェーで起きた連続テロ事件を題材にした映画。東日本大震災からまだ半年ということもあり、報道されたことは憶えているが詳細は殆ど知らなかった。ノルウェー国内においては第二次大戦以後最悪の惨事と言われている。
ワンカットの72分間はもう本当にキツかった。訳もわからず、当てもなくただただ逃げるだけの時間があまりに長すぎる。さして長くもない映画なのにメチャクチャ疲れた。主人公のカヤは架空の人物だが、あの時間あの場所で逃げていたそれぞれの人達を凝縮したような存在と思われる。はぐれてしまった妹を探しつつ気丈に振る舞っていた彼女の心が、刻々と折れていくさまが痛ましい。
犯人がどこの誰かは最後まで語られない。姿もシルエットのみ。ただ間断ない銃声だけ。理由?目的?そんなの関係ないただこの暴力行為とそれがもたらす恐怖と惨劇を見よ!という映画。
視点が一貫して「逃げ惑う人々」なので、途中から何でここまで無防備で弱いのかと歯がゆくてたまらなくもなった。相手が何人いるのかもわからない。どの辺からやってくるのかもわからない。すぐ近くに対岸が見える小さな島には舟もボートもなく、隠れるような堅固な建物もない。もちろん武器もない。つまり「明確な害意のある人間に狙われたら即詰む」場所だったのだ。冒頭の「(この島は)世界一安全」というセリフが虚しい。
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| 映画.comより |
「輪廻」清水崇(2005)
尋常じゃない緊迫感に疲れたので以前録りためたジャパニーズホラー映画の一つを観る(え?)。いやーもうのっけから「シャイニング」感満々で。きっと山岸涼子も好きだなこの監督。「汐の声」と「わたしの人形は良い人形」もバッチリ入ってるう!と和んだ(←)。来るぞ来るぞ、の期待を裏切らない展開は良き。監督役に椎名桔平、主人公に優香さん(メッチャ可愛い!)というのが本当にジャストフィットなキャスティングだと思いました。
ある意味この映画も「ホテルという密閉空間の中で正体不明の人間に襲われる」シチュエーションを描いたものだけど、「輪廻」がテーマのせいか逃げて追い詰められる描写はそこまで濃厚ではない(いや直前に観た映画が映画だからかもしれんけど)。都市伝説要素もいい感じに含みつつ盛りだくさんのホラー映画でした。ただこの盛り盛りが怖さを消している気もしないではない。いわゆる人怖もの、として考えると相当ヤバい話になるので、そっち方向をもっと匂わせるとよかったかも?まあ私の恐怖感覚は麻痺してるんで参考にしてはいけないんですけれども。
そういや私「呪怨」未見でして。この際観てみるかな、と思ったら超沢山ある……やっぱり一作目をちゃんと観ないとですよね。てことでハイ積観プラス1。


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