「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
やっと体調が回復したので久々の映画館(でもまだ寝起きに若干の腰痛泣)。今年度の第95回アカデミー賞では作品、監督、脚本、主演女優、助演男優、助演女優、編集の七部門を受賞。
Everything Everywhere All at Once Daniel Kwan Daniel Scheinert(2022米)
なんか凄かったマルチバースやばい(語彙力)。
というのが直後の感想。どんな映画か一言でいうと
「とてつもなく個人的な問題(親子喧嘩)をとてつもなく壮大な世界のパワーで解決」。
卑小でみっともなくてバカバカしくてどうしようもなく下世話で情けない日常も、努力の粋を集めた超絶技巧も、世界の知性を結集した超ハイテク科学技術も何もかも、何も引かずどかさず全部一緒くたにして混ぜくって、ひとつの調和へと収束。よくもまあこれだけの要素をギチギチに詰め込んで一本の映画にまとめあげたものだ。「編集」部門での受賞も大きく頷ける。ていうか、この手の映画がアカデミー賞総なめというのは授与する方も相当攻めてるんじゃないか(とは、一緒に行った面々全員一致の感想)。
一事が万事、細部に神は宿る、その逆もあり、両方が同時に存在する、という仏教思想から最新の量子理論まですべてを映像体験できるマルチなヤバい映画だった(←初めに回帰)。
※おまけ感想:
IMAXレーザーのシアターだったが、選んだ席が前過ぎだった(G列)。IMAXが如何に素晴らしいかの宣伝CMだけでも目と脳にキツイ。席が後ろから埋まっていく理由はこれか!という知見を得た。ボッチ映画の時は大抵最後列にいくので、今まで気がつきませんでした。IMAXは真ん中より後ろにしませう。
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