「金の国水の国」
イベント割ムビチケの残り一枚で観た。岩本ナオさん原作。2017年「このマンガがすごい!オンナ編一位」を獲得してる。
🕌『#金の国水の国』🌊
— 映画『金の国 水の国』公式 (@kinmizu_movie) July 12, 2023
いよいよ本日発売になりました🎉
パッケージには予告編などの映像特典ほか、
20Pブックレットも収録されています💁♀️#最高純度のやさしさ を
ぜひご自宅で何度でも🕊🕊
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実は漫画もリアルタイムで読んでいた私、まさかのアニメ化、それも映画とは!とびっくりだった。監督が岩本ナオさんの大ファンとな。まっことお目が高い。
岩本さんの最大の特徴である独特な線はアニメ故に少し丸められてしまった感はあるが、服や髪の質感はそのまま、というか躍動感が加わって素晴らしい。確かにあの絵が動いたらこうなるわと納得。それと背景、特に建物がうわーーっと立ち並んでいるところ、食べ物や絨毯や床のディテールの細かさ等など、至る所がザ・岩本さん。並々ならぬ愛と拘りが見受けられてとてもよかった。大事なところは何なのかよーくわかってるうんうん(←えらそう)。
一応話はすべて心得ていたはずなのだが、やっぱりこうして映像になると受けるインパクトの大きさが全然違う。ちょっとだけネタバレすると(一応間あけとく)
サーラが初めてナランバヤルへの恋心を自覚するシーン、あまりにも切なくて綺麗な涙でオバチャンは真面目に感動してしまいました。他にもズキュンと来てるシーンあったけど、いや間違いなく決め手はここですやろ……セリフ含めてもうこれは落ちますよ絶対に(謎の断言)。
あまりにも残酷な現実ばかりの世界でも、きっとこういった奇跡のような尊い物語も生まれ得るんだと信じたくなる。まさに「やさしいせかい」。いかにも泣かせます的な演出は一切なく、素直に自然にグっとくる。色彩の美しさはもちろんのこと、絵やストーリーの何ともいえない優しさに汚れちまった心が洗われる。
例によって平日の中途半端な時間だったせいもあるけど、封切り日だというのにすごく空いてて心配になってしまった。
みんな「金の国水の国」を観ようぞ!漫画(全一巻)もすごくいいよ!
余談:
漫画読んだ時から思ってたけど、サーラのイメージが「あさきゆめみし」の花散里なんだよねえ。(原文だと花散里は痩せぎすっぽいけど)不美人設定なのにメチャクチャ可愛い。マジで可愛い。賢くて強い。
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