ひっさしぶりの長い夢らしい夢。テレビで「明晰夢」を観る方法、みたいな話を観たからだろうか。でも夢の中じゃ本気で焦ってしまって、とても「自覚」はできなかった。こういう、乗り物に乗ったはいいが中々目的地に着かない、ものが見つからない、何かに遅れる、みたいな夢は割と多い。
学校に出かけて行った甥が鞄を忘れていった。慌てて自転車に飛び乗り届けにいく。途中でバスに乗りかえることにした。自転車の始末は兄に頼んだが、
「何でバスになんか乗るの?自転車ごと行かないと意味なくない?」
と言われた。兄の子のものを届けにいくのに何その上から目線?と少しムっとしたが、もっともな意見だとも思った。しかし私は既にバスに乗り込んでいて、動き出してしまった。
(まあ次のバス停で降りればいいや)
中々バスは停まらない。
ようやくとあるバス停に着いた。皆カード等をタッチしてすいすい降りていくが、私は初めにタッチしそこなったため手間取った。
やっと降りた場所は川沿いで大きな建物があった。戻るにはどうしたらいいかを考えながら中に入ると、大勢の人たちがあちこちでガヤガヤ騒いでいる。どうやって引き返すか、それとも学校にそのまま行くかと迷ったが、どこにいってもそれらしき場所がない。
ふと気づくと手に持っていたはずの鞄が消えている。
(しまった、どこかに置いてきた?)
鞄の中には財布やスマホなど必要なもののすべてが入っている。
受付らしきカウンターで問い合わせても、不思議そうな顔をするだけで取り合ってくれない。
焦って建物の中を駆けずり回るうち、外国人らしき若者に呼び止められた。
「あそこにある、あれがそうじゃない?」
指を差された先を見ると、長椅子の上に口が開いたまま載っている。中身を確認したが何もなくなっていなかった。
教えてくれた若者にお礼を言うと、どういたしまして、と笑って去って行った。
時計を見るともう九時半を過ぎている。授業には到底間に合いそうにない。そして行く手段も見つからないままだ。

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