「まほり」で知った高田さんの大ヒット作品と小野不由美さんのゴーストハントシリーズ。どちらも続く。
ファンタジー?と思ったら、とんでもなかった。単なるファンタジーではない、言葉の世界というものをそのまま文字で構築しようという試み(たぶん)。まだ一巻しか読んでないけど、こういうの好きだ、とても好き。私の苦手な「構造化」をキッチリカッチリ、専門家でない単なる本好きの人間でもギリギリ楽しめるように歩み寄ってくれている。
「まほり」でも、地形とか道筋とか位置関係を書くのが緻密で上手い人だなーと感じたけど、人によってはそこまで書かなくても…くどい!と思うかもしれない。それくらい細部にわたって書いてる。頭の中にはもっと細かい図面が入ってるんだろう。作者さんの専門である比較文法や対照言語学がどんな学問なのかは存じ上げないが、物語の中の「図書館」のイメージそのままに、張り巡らされた無数の網目を解きほぐし、分類・体系化していく作業をたえずやっているのかも(全く的外れかもしれないけど)。
「言葉は声でも文字でも手の動きでもない。それらのどれでもなく、それらのどれでもある……言葉は時とともにある。時とともに繰り広げられ、時とともに消え去っていく。決して後戻りすることはない。一方通行の一条の線、それが言葉だ」
この文だけでこの本を読んでよかったと思えるけど、これがそのまま作中の図書館の構造ともリンクしてるというね。何を言ってるのかわからないと思うが私もワカラン(笑)。本好きにはたまらない作品であることは確かです。続きも楽しみ。
安定のシリーズ物。毎回書いてるが、この時代の女子高生みがとても可愛いそして懐かしい。実際、リライトされる前の初期のシリーズは1989-1992だから、ほぼドストライクといっても過言ではないからか(年がバレる)。
今回はものすごく正統的な学校ホラー。高圧的で隠蔽体質な学校、生徒の自殺、コックリさん、宿直室、特定の場所で起きる怪奇現象とその噂、いわくつきの土地、呪い……およそホラー物にありがちな要素をテンコ盛りに詰め込んでいてこれもまた懐かしい。メンバーが事件を通じて徐々に信頼を育てて仲良くなっていくところもよき。今回は「素人」である麻衣が解決の鍵になったことで、一気にまとまった感があってそこもよかった。
ただ帯には「最恐」とあったものの全く怖くはなかった。実際こういう状況になったら嫌だろうなと想像はできるが、読んでるぶんには別に(あくまで私の感想なので当てにしないように)。映像にした方が怖いかも?とにかくテンポがよくてアクションも派手で爽快、あっという間に読んでしまったぞ。早く次が読みたい。
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