「精神疾患」岩波明
精神医学はまだ未熟な医学、とのっけから。実験出来るわけでもないし、中身を常にモニターできるわけでもない。条件を一定にすることも難しいし、かなりデータが取りにくい分野だという。脳の活動はとどのつまり電気信号の行き来なんだけど、精密すぎるが故にしばしば不具合を起こす。原因が何処にあるか正確に特定することが出来れば、その不具合出したパーツだけとっかえて、てことも可能になってくるのだろうか?いっそ基盤ごととっかえて、そこにその人の記憶データを流し込む、てやれば永遠の命も……なんてついSF的な想像もしてしまう。
興味深かったのは「責任能力とは何か」というところ。
〇自分の行為の善悪に関して、常識的に適切に判断する能力(弁識能力)
〇自分の行動をコントロールする能力(制御能力)
この両者または片方が失われると「責任能力が無い」状態となる、そうな。
うーん、結構曖昧?「常識的」とかどう捉えるんだろう。というかこれ、片方は生きてて片方は無いってことあるの?内面の問題と実際の行動ってことなんだろうけど、酩酊状態でやらかした場合責任能力ないってことになっちゃわない?
大変読みやすくて一気に読了。もう少し踏み込んだ話も読んでみたいと思った。
おススメは「現代臨床精神医学」大熊輝男だそうな。借りるかな。

精神医学はまだ未熟な医学、とのっけから。実験出来るわけでもないし、中身を常にモニターできるわけでもない。条件を一定にすることも難しいし、かなりデータが取りにくい分野だという。脳の活動はとどのつまり電気信号の行き来なんだけど、精密すぎるが故にしばしば不具合を起こす。原因が何処にあるか正確に特定することが出来れば、その不具合出したパーツだけとっかえて、てことも可能になってくるのだろうか?いっそ基盤ごととっかえて、そこにその人の記憶データを流し込む、てやれば永遠の命も……なんてついSF的な想像もしてしまう。
興味深かったのは「責任能力とは何か」というところ。
〇自分の行為の善悪に関して、常識的に適切に判断する能力(弁識能力)
〇自分の行動をコントロールする能力(制御能力)
この両者または片方が失われると「責任能力が無い」状態となる、そうな。
うーん、結構曖昧?「常識的」とかどう捉えるんだろう。というかこれ、片方は生きてて片方は無いってことあるの?内面の問題と実際の行動ってことなんだろうけど、酩酊状態でやらかした場合責任能力ないってことになっちゃわない?
大変読みやすくて一気に読了。もう少し踏み込んだ話も読んでみたいと思った。
おススメは「現代臨床精神医学」大熊輝男だそうな。借りるかな。
「夢の現象学入門」渡辺恒夫
夢日記をたまに書いているので、興味深く読んだ。夢の世界はもちろん虚構世界なんだけど、過去・現在・未来が一重であるという説明は凄く頷ける。夢の中の過去は「思い出す」のではなく、自分が直接行けちゃう。まさにタイムトラベルだと!
「現象学」についての本は初めてなのだけど、ようは
「如何に自分を『主観的に』みるか」
というのが第一に克服すべき問題なのだそうだ。事例として、自分の目からみたそのままの風景を描く、というものが挙げられていたんだけど、確かにこれは描いたことのないアングルだ。まつげとか顔にかかる髪からみた世界は夢で見るそれのように少し歪んでいる。凄く新鮮。今度実際に描いてみよう。
夢の中では他者になることも可能であることから、人の夢を自分が見たものとして考える、という手法もあるらしい。自他の境界は絶対的に強固なものではない、他者とは可能的自己である、という考え方はかなり面白い。ただ、少し危ないな人によっては。「夢」にあまりのめり込んではいけないと言われる理由が何となくわかった気がする。自分自身と他との境界が溶けて拡散して、戻れなくなるんじゃないかしら。怖い、けどかなり魅力的。

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夢日記をたまに書いているので、興味深く読んだ。夢の世界はもちろん虚構世界なんだけど、過去・現在・未来が一重であるという説明は凄く頷ける。夢の中の過去は「思い出す」のではなく、自分が直接行けちゃう。まさにタイムトラベルだと!
「現象学」についての本は初めてなのだけど、ようは
「如何に自分を『主観的に』みるか」
というのが第一に克服すべき問題なのだそうだ。事例として、自分の目からみたそのままの風景を描く、というものが挙げられていたんだけど、確かにこれは描いたことのないアングルだ。まつげとか顔にかかる髪からみた世界は夢で見るそれのように少し歪んでいる。凄く新鮮。今度実際に描いてみよう。
夢の中では他者になることも可能であることから、人の夢を自分が見たものとして考える、という手法もあるらしい。自他の境界は絶対的に強固なものではない、他者とは可能的自己である、という考え方はかなり面白い。ただ、少し危ないな人によっては。「夢」にあまりのめり込んではいけないと言われる理由が何となくわかった気がする。自分自身と他との境界が溶けて拡散して、戻れなくなるんじゃないかしら。怖い、けどかなり魅力的。
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