おさ子です。のんびりまったり生きましょう。

「レヴェナント」

2018年10月4日  2023年9月12日 
 
「レヴェナント 蘇えりし者」アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
The Revenant Alejandro Gonzalez Inarritu (2015米)


最近ディカプリオには結構注目している。タイタニックの頃は全然イケメンとは思わなかった。年を取る程いい感じになっていく俳優ではないかしらんと偉そうに考えている。

【60字梗概】
アメリカ開拓時代。仲間に裏切られ、インディアンの妻の忘れ形見である息子も殺されて死にかけた男が、自然の脅威の中生き延び復讐を果たす。

一応話の軸としては復讐譚なのだが、そんなことはごく些細なことだと思えるほど「自然」が凄すぎである。色んなレビューにも出ているが何より熊!熊怖い!今回はDVDで良かったと心底思った。映画館の大画面で正視出来る自信ない。どうやってこんな映像を作り出したんだ……あれで生きてる方が不思議。女子供なら瞬殺だろう。
それでなくとも、開拓期のなーんにもない雪の大地を、現代から考えるとろくな装備もない男たちが隊列組んでとぼとぼ歩いていく様はそれだけで狂気の沙汰にしか見えない。リアリティを出すため監督やスタッフも大自然の中で何か月か暮らしてみたらしいが、想像を絶するキツさに物凄く後悔したそうだ。
これだけ圧倒的に「生きるだけでめっけもの」的な時代と環境を考えると、敵役の男は「絶対悪」ではなく徹底したリアリストだ。主人公も最後にそれが理解できたからこそ、手を下すことを止め「自然」に委ねた。まあそっちの方が余程残酷なことになったわけだが。
ひたすらに美しく、かつ怖い映画だった。

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