「インターステラー」
Interstellar :Christopher Nolan(2014米)
子に勧められたシリーズ第三弾(多分)。ネットでほぼネタバレの記事をみつけて観たくなったらしい。今時ね。
というかこの監督ダンケルクの人やん…そりゃ面白いはずだ。
というわけでネタバレでも大丈夫みたいなんでいつもの
【60字梗概】
家族のため宇宙に出たエンジニアが、時空を超えて娘に接触し数式を教える。その娘の功績により人類は地球を脱出、長い旅に出る。
ああーなんじゃあこの厨二くさい梗概はしかも今までで一番ヘタクソ(;´・ω・)。盛りだくさんすぎて何を焦点に置いていいのか迷うのよ…私としては、核にしてるのは「家族愛」だと思ったのでこの形で書いた。主人公は最初から最後まで、人類のためにという崇高な意思ではなくただ「家族を守る」ために動いている。心から大事な誰かのために危険を顧みず働いたことが、結果的に人類を救う偉業に繋がるというこの流れはとても気持ちがいい。
さらに映像の美しさ。2001年宇宙の旅をはじめ、いろんな宇宙映画の欠片が沢山散りばめられていて昔からの映画好きにはことのほか楽しい。ブラックホールの事象の地平線に突入する場面のビジュアルはまんま2001年ラストシーンだもの。ハルと違って最後までいい奴の、ロボットのビジュアルは動くポップなモノリスって感じで、目鼻ないのにカワイイ。考えてみれば、やたら感情に左右される人間の方が機械よりずっと狂う可能性高いんじゃないかしら。そうそう、最初食糧危機を回避しようとするあまりに科学技術を否定しかけていた人類が、結局最新の科学に救われるという形もすごくよかった。科学は確かに命を救うんですよそうですよ。
とにかく最初から最後までエピソードの組み立てがよく考えられていて、長めの映画なのに全くダレない飽きない眠くならない、出来れば大きい画面で観たい(泣)映画であった。ガンバレ私。
10/6からノーラン監督監修の「2001年宇宙の旅」70ミリ版が6日間限定で放映されるそうな。
デジタル処理一切なし、音声は68年公開時と同様の6チャンネルで、上映前の前奏曲や、休憩時・終映時の音楽まで再現されているそうな。観たい!だが途中寝てしまうかも!いやむしろ大人になったから寝ないかな。
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