2016年7月4日月曜日

4~6月に読んだ本

けっこういいペースで更新できてたというのに諸事情で休止。もう忘れてるー、順不同で思いつく限り書いてみる。

「空飛ぶ広報室」有川浩

これが書かれた当時の自衛隊に対する一般的な世間の評価と、現在のそれとでは相当ギャップがある。文庫版では最後に、東日本大震災のくだりが加筆されてるので、まさに分岐点となる作品となったかも。ただ、本文の話とはそぐわない。真面目に、かつコミカルに自衛隊の広報室を描く、といった当初の心づもりが、圧倒的な現実に際して、話をそのまま閉じられなくなってしまった感がある。「有事」というのはそういうことではあるのだけれど、ちょっと切ない。



「ハピネス」桐野夏生

豪華タワーマンションに住む幼稚園のママ友たちの物語。一見仲良さげに見えるママ集団の中に厳として存在するヒエラルキー、なかなか怖い。あからさまに無視したり暴言を吐いたりはしなくても、阿吽の呼吸で距離を置き何気にハブる、っていうのが本当リアル。最初はオドオドと優柔不断な主人公にイライラしたが、子供のことで住民に苦情を言われるくだりでは同情した。あれはつらい。昔を思い出して身につまされた。しかしこういう話をエンタテイメントとして読めるようになったんだから、思えば図太くなったものだ。というより、振り返ると子供の時代なんて本当に短い期間だったんだと実感。その時は必死で、日々が永遠に続くような気がしてたけど。

「十二国記」小野不由美

そしてそして・・・今回ドはまりした、このシリーズ。昔から気にはなっていたけれど、今手を出したら終わると度々自制していた。やっぱり思った通り、時間泥棒系の作品でした。異世界ものはあまたあれど、さすがは小野さん、世界構築の理論武装バッチリ。ファンタジーで陥りがちな、荒唐無稽すぎてその世界の中でも辻褄が合わなくなり白ける…なんてことはない。しかもこのイラスト、よくみたら山田章博さんじゃないですかーヤダー!これなんてあらふぃふホイホイ?!今までよまなかったのは何でかと自問自答したいほどだ!
というわけで今出てる分は全部買い速攻で読破してしまった。続きはまだかー。

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