1月に読んだ本
なぜか最近我が家が有川さんづいている。年末年始に福井の実家で「図書館警察」漫画版を最新刊まで一気読みしたせいだろうか。戻ってきたら次女が小説版を読破、本屋いったら「植物図鑑」の文庫本を買ってた。ふむ、テーマ的には割と大人でも、テンポが良く読みやすいので読書好きの小学校高学年でも大丈夫みたいだ。
で、これは長女の蔵本。前半、おもてなし課の真面目そうな職員が作家にボロクソ言われるところ、「観光大使に選ばれました!と連絡貰ってから一ヶ月放置」というのが実話だったせいかリアルで面白かった。ポイントは、担当者たちがいい加減というのではなく、むしろ超がつく真面目で働き者という点。だいたい公務員になる時点で、学校の成績も生活態度もそこそこいいはずなのだから当然といえば当然。人材としては優れた素材なのだ。あとはやり方次第というところなのだろう。
しかし町おこしの話だけで十分面白いのに、何でラブを二つも入れなきゃいかんかったんだろうな。吉門の方だけでよかったんじゃないだろうか。そんな真面目な公務員なのに、仕事にかこつけて、別部屋とはいえ一泊、しかもけっこうイチャイチャしちゃうとか、ダメじゃないか?
ラブが入らない、あくまで仕事だけの男女の信頼関係というか絆というか、そういうのも結構いいぞ。むしろラブよりずっといいと思う。恋愛を超えた人間関係の妙といいますか…まあ、好みだけど。
コメント
コメントを投稿