11月に読んだ本 その2
鍼治療や指圧、カイロプラクティック、ホメオパシーなどある程度歴史のある「代替医療」について、その「医療」が生まれた経緯と現状、さらに科学的にその効果を検証した本。 通常医療でないものはほとんど効果なし、という当たり前な結論なのだが、それでも巷に溢れるその手の看板をみるに、日本では心身に起きた不都合のほとんどは「まじない」で治るほどに栄養状態がよくなったのだなあと実感する。 「通常医療」も元は他の医療と同じく民間伝承に始まり、数々の試行錯誤を経て今に至るわけなので、徒に敵視する必要はなく、素直に先人の努力と功績に感謝しつつ向きあえば良いのだ。優秀で勤勉な無数の人が積み上げた科学の力に、何故たった一人の「カリスマ」が勝てると思うのだろう。傲慢に過ぎる。
我ながらタイムリー(^^)永世中立国のスイスは平和を守るために国をあげてあらゆる努力をしている。特定秘密法案が「やっと」成立した日本も見習うべきところは多い。わかりやすく簡潔にまとまっていて、中のイラストも結構良い。一家に一冊の良本。
戦争によって国がどうなるのか何が起こるのか、はもちろん「革命」ってのがつまり戦争の一種であるってことも子供にきっちり勉強させておいたほうがいいよなあ。ある意味対外戦争よりたちが悪いのに何となくキレイなイメージなのは何でなんだか。
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