2010年6月11日金曜日

6月に読んだ本


なんだか知らないが忙しい。運動会が終わったらすこしはマシになるかと思ったがとんでもなかった。
ずうううっと前に買った此の本、多忙の折行方不明になり数日前に発見。友人とのランチに出かける電車の中でやっと読破した。あれ?ホントに忙しいのか私。

「日本辺境論」内田樹

ウチダさんの本はいつも「おお!そうなのか」と一気に腑に落ちることを拒む。文章は簡潔にして平易、わかりやすいのだが、難しいのだ。わかったような気になる瞬間は常時あるのに、ん?ほんとにわかってる?つもり、だけじゃないの?と不安になる。つまり、ちっともすっきりしないのだ。どうやっても読めない時がある。読んでも言葉が頭に入らない、ダダ漏れになる感じ。今回読めたということは調子のいい証拠だ。うん。

今回琴線に触れたのは、「真名」と「仮名」とに分かれている日本語の特性が、外から来る知識や技術の翻訳を容易にしている、ということ。日本独自のものである「仮名」が仮であり外から来た漢語が「真名」。自分たちで作ったものを「仮」といってしまうあたり、なるほど非常に日本的だ。
未知のものは「真名」で受け取り、翻訳するために必要な「ぶっちゃけどういう意味なの?」と突っ込む役割は「仮名」に負わす。このハイブリッドな構成のおかげで、日本には文字を読めない障害というのは非常にすくないらしい。あっても、漢字かひらがなのどちらかだけ読めない、というパターン。つまり脳の使用範囲がほかの言語使用者とは違うのね。すごいぞ、日本語。

あ、でもだから英会話がなかなか習得出来ないのだな。しゅん。

とにかくウチダさんの本は、ある程度時間が経ってから読み返すとまた違った理解が出来る、何度でも楽しめる本なのである。といいつつ、うっすい本一冊がなかなか読めない今日この頃なのだった。ふう。更新がんばります、なるべく。

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