2010年3月8日月曜日

二月に読んだ本

振り返るとあんまり読んでいないなあ。思い出したのだけ書いておく。

「兵隊たちの陸軍史」伊藤桂一

資料用に読んだ。日本の軍隊について、その経緯と具体的な生活をまとめた本。終始抑えた筆致で、自身の体験談も極めてドライに、出来るだけ客観的に述べようという姿勢がうかがえる。資料が多いので一見カタイ印象だが、文章は簡潔にして温かみがあり、気持ちよく読める。内容も面白かった。

大阪に「日本一弱かった師団」というのがあって、とにかく連戦連敗、逃げるが勝ちで出動も少なく、中国軍にも「大阪のあいつら弱いから大丈夫」とばかりに攻め込まれて慌てて逃げ出す始末。上層部も扱いに困ってあちらへこちらへと移されるが、あまりに弱いとの定評が幸いして、戦死者もほとんど出さず、現地で肥え太って戦後は艶々の顔で大阪に戻ったそうである。

これ、小説化されてないかな? と思って探したが見つけられなかった。かなり美味しいネタですぞ。関西方面の男子に書いてほしいかも。

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