2009年12月14日月曜日

ギネ終了! JINあと一回。

とうとう最後まで観てしまった「ギネ」。案の定な終わり方だったが、最後近くの君島先生のセリフはなかなかだったので、再録しておく。

小笠原行きの船に乗り込む列に並ぶ、柊先生とその息子。そこに駆けつけた玉木と君島。あなたは小笠原で何をする気なの? と詰問する君島に柊先生
「まだ具体的には何も決めていません」(←息子も連れてくのにこれはないよね)「徳本さんのことがあって考えました」「小笠原には産科医がいない、島の妊婦さんと生活をともにすることでもっとお産を知りたい」「高度医療の現場だけがお産ではないと思います」
などと力説。君島先生怒り心頭、
「女学生みたいな考えはやめなさい!」
とバッサリ切り捨てる。

「女の子の心の旅じゃないのよ! そんな甘い気持ちで医療の問題は解決しないわ。小笠原で妊娠した人は、30週になったら本土に移動してお産をしなきゃならない、それは確かに大変だけど、貴方があっちへいくことで、みんなが島でお産をするようになったらどうなると思うの? それまでなんともなくても、急にハイリスクになることもあるのよ。NICUもなく、新生児科の先生もいないところで、あなたはハイリスクの妊婦さんをどうするつもりなの? 飛行場だってないのよ! 赤ちゃんや妊婦さんが死んだら、あなたが殺したことになるわ! これだけ長いことギネやってて、何でそれがわかんないの!」(←このセリフ、もっと前に聞きたかったです、君島先生)

で、まだまだ修行が足りん! 私が鍛えてあげるから戻ってきなさい! で柊、しゅん。
小笠原の妊婦さんについてはどうするんですか? という玉木の質問に君島、人員体制や移動手段など、行政と相談しながら総合的に考えていくべき、個人でどうこういう問題じゃないと一喝。

……えーと、柊先生を教育なさるのはかなり大変かと思いますが……人手不足なので仕方がないのでしょう。柊先生、精進してくださいね。てか、いくら忙しくても自分の息子をそんなに振り回しちゃダメやん。転校手続きもしたんでしょ? 母としても、あまりに考えなさすぎ。ものわかりのいい(良すぎる)息子、心配だぞ。

さて「JIN」です。今回はさきさん主役。ニブチンの仁先生ちょっと分が悪い感じですが、来週は最終回すぺさる一時間半、どうやって終わらせるのか。
旦那曰く、漫画とは全然違う、そうで。原作は色恋要素はあまりなくて「沈黙の艦隊」医者版、みたいな感じらしい。ほ、ほんとか?(艦長好き♪)
まあ、どちらにしても、この「まっすぐな感じ」がすごくいい。真っ当な感じというか。人間性に何ら問題なく、真摯な努力も怠らない人が、それでも様々に悩み苦しみ葛藤する姿というのは清々しい。

このところ
「真っ当な人を真っ当に描く」
ことが少なかったんじゃないだろうか。
「ギネ」でもっとも不快な点は、柊のような傲慢でKYな医師で、いろいろやらかしても、なぜか必ず味方がいて、不自然なまでに献身的に助けてくれて何となくうまく行っちゃうというような構図。コメディならともかく、シリアスドラマであの展開はあまりにご都合主義。最後まで、なぜに君島がこれほどまでに柊をかばうのか、さっぱり理解できなかった。まあ最後のは、小笠原行きを阻止するために言ったんだろうけど(自分が見てないと何するかわかんない、というのもあり)。
「ギネ」の柊先生は医師として云々以前に人間としてダメじゃ? というようなことを某お医者さまのブログで発言したら「医師という職業は、社会人として、人間としてダメでも、医師としてはまあまあ優秀、という人がいる業界なんですよね。『医者は常識がない』とかよく言われますしね」などと自嘲気味のコメントを返されてしまった。
いやいやでもね、それをあげつらうのがこのドラマの目的ってわけじゃないですよね。

読売ONLINE「脚本家の仕事とは」より引用

社会的意義のあるドラマではありますが、啓蒙のためにやっているわけではありません。様々な矛盾を抱えて生きる人々のささやかな応援歌になることが、私の願いです。でも、最後まで見ていただければ、産婦人科医の仕事は素晴らしい、と思っていただけると思いますし、産婦人科医をめざす人が増えるといいなとも思っています。

前者のはともかく、後者はどうかなあ???
これだけ医療崩壊が深刻な今なら、はっきり「啓蒙」のため書いてもよかったんじゃないかな。とにもかくにも、柊をもっと魅力的な医師にしておいてほしかった。
まあ、いち主婦の無責任な意見ではありますが。

ああ、「JIN」が終わるのは寂しいなあ。映画化しないかな。深夜アニメ化でもよし。

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