「オデュッセイア」

  一般封切り前に我慢できず行ってまいりました、先行IMAX上映。勿論ド平日真昼間ですが一番デカい部屋なのに結構埋まってた。ノーラン新作恐るべし。

「オデュッセイア」クリストファー・ノーラン(2026)

 いや面白かった、実に実に面白かった。予告編みるかぎりでは判断できなかったが、もうこれは紛れもなく「オデュッセイア」の実写版である。といっても私は子供の頃に、子供向けに書かれたオデュッセウスの冒険譚を読んだだけで、今回あえて読み返すこともせず素のまま挑んだのだが、記憶の扉が無理くりに開かれましたよババーンと。神話に近いこの手の古典はやはりあらゆる創作の原点。いわゆる「貴種流離譚」であり、「進撃の巨人」で「千と千尋の神隠し」で「ゴジラ」で「ゾンビ」だった。ざっくり一言でいえば「王の帰還」。うわカッコエエ!

<今日から封切りってことで詳細ネタバレは避けつつ書くけど、まっさらで観たい人はここで閉じてなる早で劇場へGO!ですよ>

 しっかり王道でシンプルなストーリーがノーラン特有の構成(時系列交錯)を施され、圧倒的な映像と音の効果で唯一無二の映画体験を得られる、というような仕掛けになってる。私が観たのはIMAXレーザーだったけれど、座席にも響く重低音には痺れました。4DXかよ(いや動きはしないけど)。宣伝文句の通り没入感すごかったです。三時間弱がまったく長く感じなかった(事前にトイレは行っとこうね)。

「オデッセイ」で火星から地球へ帰還しようと奮闘してたマット・デイモンが、「オデュッセイア」もまた主役で国への帰還に奮闘する、という図式も面白いし、個人的には敵役のアンティノオスにロバート・パティンソンを当てたのは超GJだと思いました。彼は「ハリポタ」のセドリック・ディゴリーにして「ミッキー17」の哀れなエクスペンダブルズ、同じノーラン監督の「テネット」のニール。顔整ってる美男なのにどこか幸薄い、今ひとつ運に恵まれない感じがつきまとう、そういう役柄にピッタリ嵌るんだわ。今回も素晴らしかったです。

 さてこれ以上はやめとこう。どうせまた観に行くので種々考察するならその時に。

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