エイリアンシリーズの映画で観てなかったコレ、遂に観た(ねふり)。スマホのちっさい画面より映画館で観たかったが、きっと「私は何故こんな怖い映画を以下略」てなるんだろな。
「プロメテウス」リドリー・スコット
Prometheus / Ridley Scott(2012米)
前日譚という触れ込みだったと思うが、別物だという説もあるらしい(どっちやねん)。作ってる途中で色々変わったとかなんとか。まあ個人的にはどっちでも何でもよい。ただこれまでのエイリアンシリーズにつきものの「アンドロイド」「大企業側の乗組員」「謎の星」「謎の施設」「火炎放射器」「やたら強い女」他お馴染みの要素がしっかりガッツリ当然のように出てきて嬉しい。以下、ネタバレしつつも早口で語る。
よくわからん異星人的な何かがよくわからん何かを飲んで滝つぼに落ちるシーンから始まって、「エクソシスト」冒頭を思わせる怪しい遺跡で科学者夫婦が何か見つけちゃう(見つけるな)。それでお約束の探索に出かけるわけだが、2001年宇宙の旅を思わせる船内で一人ほっこり趣味ライフを愉しむアンドロイドくんの姿はこの映画唯一の癒しシーンかもしれん。いやそこはかとなく不穏ではあるが。その後はお約束、何でワザワザそんなとこに探索に行くんだよ(それが目的なので仕方なし)しかも別行動とか頭イカレてんのかちょっとオ!!!どうせこの辺で来るんでしょうわかってんだよほら来たア!!!ヒイイイイ!!!
などと錯乱してからはもう怒涛の展開である。そこもいつもと同じ。しかし大体大筋わかってるのに何でこうも恐怖が目減りしないのか。神は細部に宿るというし恐怖も細部に宿るんだな(混乱)。今回のぶっちぎりハイライトはやはり夫に宿ったエイリアンに孕まされた女性博士のセルフ開腹手術。ブラックジャックかよ……というかブラックジャックの百万倍ヤバイ。でも気持ちはようわかる。嫌すぎるよな。
さてエイリアンの始原を示唆するようなこの映画だが、結局はあのバケモノは兵器として人為的に(どっかの異星人によって)作られたってことなんだろか。火を手に入れたプロメテウスが破滅するように、手に余る凶悪な「道具」を得た異星人も滅びたと。この間読んだ「遺伝」の本で、科学者の稀なる探求心が権力に結び付き暴走した事例をいくつも見た。旺盛な知識欲は時としてとんでもない禁忌に触れてしまう、神話の時代から言われ続けてきたことだ。しかしこの最強最凶の生き物、寄生する他の生体がいないと繁殖できない。食いつくしてしまったら卵のまま眠るだけ?とすると、餌をどこからか呼び込まなくてはならない。ラストで生き残りの女性は「この星は死の星、発信源を探すな」とメッセージを残すけれども、結局はこれ自体が引き寄せるトリガーとなるんよね(一作目に繋がる)。もしかして知らず知らず生き物の「意図」に操られてるんじゃないか……としみじみ最後まで怖い映画であった。
個人的には「コヴェナント」より面白かった。怖さはいい勝負かな?ともあれご視聴は計画的に(何をだ)。

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