2016年3月26日
2023年9月13日
「暴力の人類史」上下 スティーブン・ピンカー
例によって物凄くぶ厚い。図書館で借りたのだが、上下各二週間で読み切るのは中々キツかった。上巻に比べ下巻の予約は簡単に取れたのも、読み切った人があまりいなかったせいなのではないかと推測。
内容は、人類が如何にして「暴力」を減らす努力をしてきたか、その結果どのくらい減ったか、今も続くその努力はどのようなものかという話。戦争が起こる要因として、貧困(食物、物資などの欠乏)・不安(報復されるのではないか)・名誉の問題、というのが興味深かった。意外に、心の問題が大きいのだ。
先人が積み上げた膨大な研究調査結果のデータ…
2月に読んだ本
2016年3月8日
2023年9月13日
※いつものことながら、今回は特にネタバレ注意! 「殺人鬼ゾディアック 犯罪史上最悪の猟奇事件、その隠された真実 ゲーリー・L・スチュワート、スーザン・ムスタファ 高月園子訳
もしも自分の親が稀代の凶悪犯だったら?
とうてい想像がつかない。たとえその親の顔を一切見たことがなく、育てられた覚えもなくても、同じDNA配列を持つという紛れも無い事実を、どう考えて生きていけばいいのだろうか。
ゾディアック=ヴァンの最初の結婚はまだ14歳のジュディ、何度引き離されても逃げ出し遠い地で一緒に暮らしていたが、次第に二人の仲は冷え、子供が生まれてからはさらに酷い状態に。つ…
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