2016年9月2日
2023年9月12日
夏休みが終わり、久々に朝から誰もいない時間が! てことでやっと観ました。関東大震災の日=防災の日、でもあったので、いろんなところで防災訓練やっててそういう意味でもタイムリー。
さて感想はこの一言に尽きる。
面白かったー!!!むちゃくちゃ面白かったー!!!
ゴジラを映画館で観ていた世代としては、冒頭ですでにワクワクできる。そうそう、田舎の映画館だと、最初に東映まんがまつりで、最後に東宝のゴジラだったんだよねえ。あの音楽が流れ始めると、館内の空気が一斉にピーンと張りつめたもんだった。最初に軽く原因不明の事故みたいなのがあって、「何かの生物なのでは…」という説が一笑に付される流れも同じ。細かいとこだけど、セリフがかなり早口で長いのもイメージ通り。当時幼かった私には、何いってんだかさっぱりだったが、大人たちが右往左往して色々言い合ってるだけで緊張感半端なくて結構怖かったもんだ。戦闘シーン少ないとかいう意見も散見するけど、人間の精一杯の努力が一瞬でぶち壊される絶望感は半端なく、もうじゅうぶんですやめたげてください…と言いたくなる。さすがヱヴァの監督、破壊力抜群である。
何より、ありがちなヌルイ人情話とか安い恋愛フラグとか、いっっっっさい無かったのがほんっとうに素晴らしい。部外者が訳も分からず無謀なことやって大迷惑かけるとかいう無駄にイラっとするエピソードもなく、ひたすら皆がそれぞれの能力を発揮しながら頑張るというスタイルがいい。とくに、政治家がちゃんと政治家の仕事してる姿を、ここまでキッチリ描いた(パニック)映画って今までなかったんじゃないだろうか? 政治家というと大体、私利私欲に走る奴とか権力をふりかざす奴とか、わかりやすい悪役が出てくるパターン多いけど、実際これだけの国難来たらそんなことやってる暇ないよね。
「国を守る」って大変なんだなあ…と、映画の中にも出てきた言葉を呟いてみる。
キャスティングもよかった。長谷川さんや竹之内さんは言うに及ばず、よもや石原さとみさんを「オトコマエ」だとか「カッコいい…!」と評する日が来るとは(笑)「使えるカードは自分のものだろうが親のものだろうが他人のものだろうが、委細構わず最大限に利用する」カヨコさんを、ここまで嫌味なく魅力たっぷりに演じられる女優はあんまりいないんじゃないだろうか。それにしても、他の登場人物も主役級がゴロゴロいて、えらい贅沢な使われ方だった。たぶんこれ、観るたびに新たな発見が!てやつだ。何回も観に行く人が多いのも頷ける(私もたぶん4DXとか行っちゃうと思う)。
東映も頑張ってるし、今年は日本映画復活の年となるか?!
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